トラウマになるくらいのリアルな描写と展開。映画でこれだから、ほんとはもっと何倍も凄まじくて生還してもPTSDになるの当たり前だよな。数あるベトナム戦争映画の中でも、ダントツに有名なのはダテじゃない。ウ>>続きを読む
カラフルな色合いと空の青さがきれいで印象的だったけど。ラストに至るまで1ミリも同情できず、そらそうだろという展開。モーテル支配人のウィレム・デフォーの苦しい表情がなんとも言えず渋かった。
サイレントとかトーキーという前情報で食わず嫌いしてたの後悔。もっと早く見ておきたかったくらい素敵な作品だった。
映画への、映画人への愛溢れる内容で、展開はベタそのものだけど、シンプルで誰もが楽しめて最>>続きを読む
ノーラン監督作品でアラスカが舞台でアル・パチーノとロビン・ウィリアムスの共演なのに、なんだろうこの消化不良感は。サスペンスから早々に転換した展開なのか、ラストの物足りなさなのか。全体的にもったいないと>>続きを読む
映像も音楽も内容もかつての英雄/HEROを思わせるのだが、いかんせん俳優陣の存在感が薄い。せっかくのチャン・イーモウ作品なのに惜しい。もう少し説得力のあるスターが演じていればなと思ってしまう。
なんじゃこれ系の作品で、最後までヒネリ続けて終わりも?な感じ。
独特な感性なのか、現代社会への強烈な皮肉なのかわかりにくいけど、きっと後者なんだろうか。同監督の哀れなるものたちも見てみたくはなったけど>>続きを読む
ずっと避けてきたけど、ついに見てしまった。思ったとおりキツイし辛い。肉体的な苦痛はもちろんだけどそれより精神的な拷問で信仰をも削いでいくさまが苦しかった。なんてことだ。こんなことあってはならないけど、>>続きを読む
素晴らしかった。ベタな展開といえばそれまでだけど、それを上回る説得力はショーン・コネリーの存在感と主役の子の渾身の演技だと思う。バスタのお兄ちゃん役もハマってるし、心があったかくなる。天賦の才があるか>>続きを読む
何ともいじらしい全然進展しない二人の関係が、赤を基調とした色彩と印象に残る音楽とともに流れていく不思議な感覚。さすがの名演で魅せる主演2人。ラストのカンボジアのシーンはなんとも言えない寂寥感がすごかっ>>続きを読む
アメイジングエイミー再び!と思わせるほどのロザムンド・パイクのサイコキャラ。徹頭徹尾胸くそ悪いのがサイコーにおもしろい。ラストは誰もが気分爽快になるだろう展開でオチもよかった。現代社会の闇だね。
リドリー・スコット監督作品らしく鮮烈で美しい映像で綴るナポレオン物語。ラストに行けば行くほど、実はジョセフィーヌに捧げた一生だったことがわかる。あとフランスに。まぁこの映画ではだけど。それほどジョセフ>>続きを読む
小気味よく進む5つのショートストーリー。最初はいい感じ?と思ってみてたけど、次第になんだかよく分からなくなった。それにしても運転手はみんなよくタバコ吸うなというのが一番の感想。映像は素敵だった。
結局何が何だったのかよく分からないまま終わってしまった印象。病院から子を抱えて出て行くシーンは神秘的というか神々しいまでの雰囲気はあった。想像するしかないけど、この設定が生み出す週末感は救いがなくて辛>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ホラーじゃなくなっちゃった笑。ツリーがこんなに頑張る子だとは、タイムループでの成長ってすごい。亡き母との別れを選ぶところはよかったけど、その後の無駄なわちゃわちゃしたラストが余計だったかな。
タイムループものあるある要素満載で、振り返ってみると設定変えれば似たような映画がいくつも思い浮かぶ。けど、見てる間はハラハラしながら楽しめた。この手の映画に出てくる意識高いけど頭弱い女性キャラが愛らし>>続きを読む
夫婦、親子の心の葛藤、交流を描くための架空の話をわかりやすく、わかりづらく見せるための仕掛けがマルチバース設定なのかな。冗長気味で悪ノリが過ぎる中盤を超えると見どころあります。ラストは分かってても泣け>>続きを読む
A24ど真ん中としか言いようのない作品。解像度の高い映像も、国中の子どもにインタビューしていく展開も、ハイセンス過ぎて早々にお腹いっぱいに。ジェシーの拗らせ方、特に親のいない子の設定でごっこ遊びを迫る>>続きを読む
言われなければコーエン兄弟作品とはわからないかも。だけどすれ違いや勘違いから生まれるドラマや題名のとおりシンプルな展開など、その後のファーゴやノーカントリーを思わせるような雰囲気もあった。一番びっくり>>続きを読む
公開当時は早過ぎたかもだけど、完全に現代が追いついてきてる。時代を先取りしたハリウッドによるAI脅威論で、しかも現実味があるやつ。前半の展開は良かったけど、結局この手の映画にありがちな倫理・哲学オチで>>続きを読む
デ・ニーロとディカプリオ主演のスコセッシ作品が悪いわけない。後半以降はともするとサスペンス調でありきたりな展開になりそうだけど、あくまでもギャングもの仕立てにハードボイルドに描いていたのはさすが。たぶ>>続きを読む
カズオ・イシグロ脚本のリメイク版を見てから気になって原作を後追いで。びっくりするほどリメイクがまんまだった。ショックなくらい。原作のほうがより生々しくて感情の逃げ場がないような切迫感があった。リメイク>>続きを読む
カイルみたいなやつを親友って呼ぶんだろう。酔い潰れて送ったときに読みかけの本発見するとこベタすぎやろー笑。アナ・ケンドリックならではの妙な説得力もよかった。この頃のゴードン・レヴィット最高だな。
あらすじのとおり、道中での人間ドラマが展開されるわけだが、セリフで表現されない感情の起伏とか、どうしようもできない状況などが次々とやってきてやるせない気持ちになった。最後はあれしかなかったんだろう。ジ>>続きを読む
中年スケベおやじがとてつもなく気色悪い。それに気付かず背伸びして憧れて調子乗っていくヒロインが痛ましい。
キャリー・マリガンはすでに完成していて、泣きの演技も完璧。それだけにこんな役やってほしくなかっ>>続きを読む
キャストといい、設定といい、時代を感じないわけにはいかないけど、テーマは現代にも当てはまる普遍的なストーリーで好きだった。エディ・マーフィーのアドリブみたいな変装の場面、今ではできないんだろうな。娼婦>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
さすがカズオ・イシグロと唸らされる終盤の展開。ビル・ナイ演じるウィリアムズがバーでハリスに打ち明けて以降、吹っ切れたように輝いていく姿が印象的。スティーブ・ジョブズのスピーチにあったように、毎日今日が>>続きを読む
回を追うごとに壮大になっていくワイスピもついに大団円に向かっていく流れか!なんてことも感じたけど、この映画の魂である車やレースなど前時代的でも、だからこそできるこもあるっていう矜持も感じられた。そんな>>続きを読む
ボーン・アイデンティティの視点を変えた感じ?安定のウィル・スミスだったけど、全体的に画面も内容も暗めで、シリアスさを演出したかったのかな。逆に共演が息子じゃなかったことにびっくりした。
ロードムービーしながらのご都合主義のスパイアクション・コメディだけど、なんか許せちゃうのはマーク・ウォールバーグの家族への愛がホンモノっぽく伝わるからかな。いい家族で羨ましい。微笑ましいエンディングも>>続きを読む
さすがのイーストウッド作品。一番盛り上がるであろう場面が端折られてると感じてしまったがどうなんだろう?ラストに繋がることでもあるしちょっと腑に落ちないなぁ。余談だけど、このメンツからするとモーガン・フ>>続きを読む
マコーレ・カルキンの面目躍如たる真っ当なコメディ・ドラマだった。ネットもスマホもない最後の時代も感じて、なんだか懐かしくもあり羨ましくもあった。公開当時からしたら新自由主義への警鐘とも見れ、意外に示唆>>続きを読む
やっぱおもしろい!公開当時には半分バカにしながら見てたような気がして、後悔。エンタテイメントとしてこれ以上ないくらい詰め込まれていて、完璧!元気もらえるし曲もいいし、正義は勝つし、誰も悪くないし。今の>>続きを読む
ラストがとてつもなく消化不良。好きな連載漫画が急に打ち切りになった感じ。
オールユーニードイズキルと似た設定で、結局何回もトライしてきたことひっくり返すのも良かったのに。キャスト含めて全般的に惜しい作>>続きを読む
懐かしー!このB級感は素晴らしい。ジュリエット・ルイスのキレっぷりがいいのと、何をやらしてもハーヴェイ・カイテルは渋過ぎる。
中年男の懲りない哀しさと、いくつになっても変わらない女の残酷なまでの素直さ。村上春樹の短編にあった、女はここぞというときに決定的な嘘をつく、みたいなフレーズがあったのを思い出した。必ずしもマンハッタン>>続きを読む
バーフバリ、RRRの原点?みたいな位置付けなのかな。今をときめく現代風で若かりしラーム・チャランがカッコいい。ヒロインが大丈夫なの?と思うほどインドものにしてはセクシーだった笑。