Yuさんの映画レビュー・感想・評価

Yu

Yu

映画(48)
ドラマ(0)
アニメ(0)

人魚姫(2016年製作の映画)

2.0

潔いほどのB級映画だが、最後は綺麗なハッピーエンドで終わるので謎の爽快感がある。

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.6

やるせない気分になる映画。
主要な登場人物3人は個々人を切り取って見れば「良い人」に見える。故に視聴者は無意識に彼らの幸福を願ってしまうが、ふとした瞬間に、彼らが望むほんのささやかな幸福さえ許さないよ
>>続きを読む

メソッド(2017年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

役にのめり込むジェハがヨンウに恋愛的な感情を抱くのは分かるが、ヨンウがジェハに惹かれる理由が不明確だったので感情移入しづらかった。とはいえ、劇中劇のシチュエーションが現実とリンクするシーンは見応えがあ>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい映画。
原作未読で視聴したが、誰が犯人なのか分からない不穏な状態が続くのがスリリングでワクワクする。役者が皆演技が上手く、理不尽な暴力への怒り、大切な人を信じられなかった自分への怒り、裏切り
>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

とにかく原作が素晴らしい作品。
基本的に原作に忠実な内容だったが、正親の存在が抹消されているのが気になった。また、最後の判決のシーンは有罪だったことが強調されており、被告人の生育環境が量刑に考慮された
>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

3.0

全体的に荒唐無稽で馬鹿馬鹿しいのに、最後には良い話だったなとじんわり思う作品。それ以外の感想がない。

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

幼少期に観た時は荒唐無稽で何が言いたいのか分からない作品だと思ったが、大人になってから観るとメッセージ性に関係なく不思議な世界観とニヒルな音楽が楽しい、と思う。
(序盤に拾った金でチョコレートを買った
>>続きを読む

白髪妖魔伝(2014年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

ファン・ビンビンを見たいがために視聴。
ストーリー展開は陳腐そのものだが、戦闘シーンの殺陣はそれなりに見応えがある。
個人的には「白髪になるタイミング、そこ!?」と思った。

アクアマン(2018年製作の映画)

3.0

ストーリーに関してはシンプルで特筆すべき点がない。ワクワクしたりハラハラするようなシーンがなく、始終頭を空にして視聴できる。
CGを多用しており映像は綺麗。日本語吹替版は声優陣が豪華。ヒロインが赤毛に
>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

こういう犯罪は引き際が難しいんだよな…と思いながら視聴。あらすじの時点で展開が想像できる分かりやすいストーリーだが、最後はとても綺麗に終わった。考え得る最悪の事態にならなかったことへの安堵もあり、鑑賞>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

繊細なシーンが絶妙なバランスで積み重ねられている作品。ストーリーがとにかく面白い。
自己犠牲的かつ無報酬の献身はいつか仲原くんのように枯渇して限界が来るものだが、あそこまで没頭できる主人公のタフさに敬
>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

絶対にやってはいけないことを衝動のまま実行する背徳感と快感が味わえる作品。
主演2人のスキャンダルは忘れてフラットな気持ちで鑑賞したが、それ以前にストーリーに対して役者の演技力が追い付いていないという
>>続きを読む

陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001年製作の映画)

3.6

とにかく野村萬斎がかっこいい映画。
立ち上がり方から屋内での走り方まで、所作の一つ一つが洗練されていて美しい。まさに嵌り役。
映像技術の問題で演出がややチープな部分もあるが、ストーリーも十分に面白い。
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

音楽も映像もストーリーも、全てが儚くて美しい作品。
季節の移ろいのようにごく自然に惹かれ合い、別れを迎えるのが切ない。家族を始めとして周囲の人たちが始終肯定的なのも良かった。父の言葉が沁みる。
生々し
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

よくこんな恐ろしい映画を思い付いて作ったな、という作品。
とにかく恐い。その恐ろしさというのも、命が危険に晒されることへの怯えと言うより、得体の知れないもの・理解不能なものを本能的に避けようとする嫌悪
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.3

あっという間に2時間が経つ、心安らぐ作品。
美しい女優、風景、音楽だけでも十分に癒されるが、すずの繊細さに寄り添う周囲の優しさが染みる。始終仲睦まじい姉妹たちに心が温かくなった。

ガール・イン・ザ・ミラー(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

思春期の少女の危うい美しさが楽しめる作品。
私はマリアは二重人格でアイラムは別人格であると考えて鑑賞していたが、おとなしいマリアと比べるとアイラムは苛烈で衝動的なのが思春期の女の子らしくて良かった。た
>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

2.5

観たことを後悔するか悩む絶妙なラインの作品。
出演者は皆演技が上手だし、キャラクター設定も面白いのだが、コメディ映画にしては少しテンポが悪いと感じた。また、ストーリー展開も特筆すべき点がなく、想像の域
>>続きを読む

白河夜船(2015年製作の映画)

3.8

タイトルの通り夢うつつの幻想的な作品。殆ど主人公の内面にフォーカスしているのに映像作品として成り立っているのがすごい。とても静かに時間が流れてゆくのが心地良かった。

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.0

華やかな画面は流石蜷川実花と言うべきだが、他の蜷川作品と比べるとやや物足りなさを感じる。やや間延びした描写やストーリーの単調さが原因か。また、(俳優の演技の巧拙ではなく演出の問題で)太宰に人誑し・女誑>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.1

さっぱりしたハートフルストーリーの作品。おじさん2人が子供のようにはしゃいだりする姿が微笑ましい。
順風満帆な人生が一転したことでどんどん偏屈で臆病になっていったフィリップが、破天荒だけれどフラットな
>>続きを読む

ヘラクレス(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー映画の中でも特に好きな作品。
主要キャラクターが全員魅力的。特にハデスが活き活きと描かれているのが作品に深みを出していると感じる。コミカルな描写が多々ある反面、ヴィランズにありがちな慢心によ
>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

児童虐待をテーマとした映画の中では比較的観やすい作品。
残酷な話であるにもかかわらず、嫌悪感を催す描写が少ないことに驚かされる。身勝手な母親はどこか憎めない、狡い人物として描かれている。
孤立させられ
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.5

アクション映画の金字塔。M:Iシリーズには外れがない。
テンポの良い展開に加え、主人公は絶対に失敗しないだろうという期待が働くため、安心してワクワクしながら観ることができる。

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

人外生物の魅力と不気味さが見事に表現されている作品。
お伽噺の人魚姫を嘲笑うかの如く生々しい描写(人魚が残忍な方法で人間を捕食する、男性が人魚に生殖器を求める等)があることに好感が持てる。
話の起伏は
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

1.2

異能力バトルはチープな演出でTHE・B級映画という感じだが、序盤の主人公の無自覚モラハラ描写に嫌にリアリティがあって拘りを感じた。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

家族という集合体の存在意義を問う作品。
恋愛感情や血縁によらない人間関係は、カネや労働力だけが目当てという訳ではなく、愛着や情といった絆でも結ばれている。しかし彼らの関係は社会制度として保護されている
>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.2

自己実現の意義を考えさせられる作品。これが実話だというから更に面白い。
この時代において相当ハードルが高かったであろう性別適合手術に理解ある妻ゲルダの献身が心に染みる。恋愛対象・配偶者としての愛は諦め
>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

4.5

エンタメとしての完成度が非常に高い作品。
起承転結がはっきりしており、約束されたハッピーエンドに達成感が得られる。
日本ではロボットと人間の絆物語として紹介される一方、アメリカではヒーローものとしてマ
>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

言わずと知れた名作の一つだが、評判に違わず面白かった。
胸糞悪い人間も良い人間も等しく死ぬところにリアリティがある。
徹底的なバッドエンディングからしか得られない趣深さがあると考えさせられる作品。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.9

毒々しい極彩色の画面に魅了される作品。
ストーリーの面白さが原作で保証されている分、映像の美しさに没頭できる。

ソルト(2010年製作の映画)

2.9

つまらないというほどではないが、ストーリー展開が単調で、アクションも演出の派手さに欠けるため、他のアクション・スパイ映画と比べると見劣りしてしまうと感じた。

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

1.0

THE・B級映画というべき作品。
出演者の容姿しか見どころがない。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

1.8

ストーリーだけに言及すればお世辞にも面白いとは言えないが、アニメ作品ならではの美しい映像が続くので最後まで観ることができた。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

2.3

清々しいほどのおねショタ。
ショタは賢いが生意気ではないので、全体を通してストレスなく観ることができる。
ストーリーは比較的平坦。映像は綺麗。

楊貴妃 レディ・オブ・ザ・ダイナスティ(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

美しいファン・ビンビンを観るための作品。
ストーリー展開はやや凡庸だが、ファン・ビンビンが美しすぎてずっと画面を観ていられる。
楊貴妃が死ぬシーンは、情緒的に描こうとしたのかもしれないが失敗している印
>>続きを読む

>|