人の体温、心情が画像からガンガン伝わってくる。どちらかと云うと曖昧でサラリとして、デタッチメントな人間関係を描く映画が多いと感じる今の時代にあって、「辰巳」心の中まで入り込んでくる。激しい表現の向こう>>続きを読む
映画を観終えて3日が経った。
下記に記した感想は、直後のもの。それから少しずつ人に話したり、自分の中で考えるうちに、イマジネーションが膨らんできた。何も無いと思っていた空間や台詞や行為の余白、この孤独>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アキ・カウリスマキ監督の映画を「何も起こらない」と云う人がいる。いやいや、充分に彼女の心の中に、彼の心の中にさざ波がたっている。さらに、それは確実に彼らの人生を変えるものへと成長する。
シンプルな日常>>続きを読む
年末に予告をみた時から観たかったのね、これ。単純に面白そうって云うのと私は団地マニアだから。でも、劇場に入ってから「しまった！」と後悔。今、観るタイミングではなかったかもと思った。破壊的な画像や人々が>>続きを読む
ストップモーションアニメの可愛さにつられ鑑賞。もともとムーミンが大好きでしたが、ちょっと期待し過ぎたかな。細かいことはさておき、全体的な物語のスピードと云うかリズムに違和感。次から次へとひたすらあらす>>続きを読む
私にはない真の力強さと明るさがここに描かれている。在日2世の監督が、亡くなった母がどんな時代を生き抜いて、何を思ってきたのかを知りたくて、同世代の彼女達をカメラで追ったと言う。道理でカメラを通した視線>>続きを読む
