からちやまさんの映画レビュー・感想・評価

からちやま

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60セカンズ(2000年製作の映画)

3.5

車を盗み出す仲間たちのキャラクターがみんな立っていて面白い。
ニコラス演じる主人公の過去の経歴をもう少し掘り下げてほしかった。

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

質の良い同窓会、あるいは友人の凄く良い結婚式に呼んでもらったような気持ちになれる作品でした。

SEEDシリーズは小学生の頃にリアタイで観ておりました。
無印もDESTINYもずっと陰鬱な世界観な上に
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シスターフッド(2019年製作の映画)

3.2

兎丸さんを尊敬しており、久々に彼女の姿が観たくなり観賞。

インタビューシーンは共感できる要素があったりなかったり、するもののそれぞれの人物たちの生きづらさや悩みみたいなものは生の感情が伝わってきて見
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦を経て、徐々に復興していく東京に生きる人々の描き方が好きです。それ故に、銀座に上陸して破壊の限りを尽くすゴジラの姿に、いくつかシリーズを観てきておりますが初めて「恐怖」を覚えました。>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「親戚」という絶妙な距離感の関係性の中で一果と凪沙それぞれの苦悩の描き方が上手く、2人が苦悩と向き合った果てにある種お互いのよき理解者となっていく姿はよかった。

一果が元々バレエをやっていた点や広島
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

明日食べるものにも困るほどの金欠に陥ったことがあるので生活をしていく苦しさは共感できるところがあるものの、後から思うと少額の金額で狂わされてしまうような親子の倫理観が怖く、そして何より切なかった。>>続きを読む

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

娘のオバケ夢発言など伏線かなと思わせる内容があまり意味のないものだったり、かなり序盤から「多重人格では?」と展開が読めてしまう点が勿体無い。

個人的には屋敷でドアを開けてから射殺するまでのシーンと、
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何度もテレビ放映されているにも関わらずアラサーになるまで触れて来なかった作品の一つとして今回初鑑賞。

敵味方関係なく善悪で争っているのではなく、互いのイデオロギーで対立していく様はファーストガンダム
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

テレビシリーズ、外伝と経て今回ようやく観賞しました。

ヴァイオレットが苦労をしてきたからこそ、少佐との再会が嬉しくもあり、物語として当然なのかもしれませんがこれまでのエピソード(一件一件の依頼で出会
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DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

学生時代の作品と聞いて今よりも明らかに撮影技術は劣るだろうにきちんと本家のように創意工夫を凝らして作られていて圧倒されました。

本家同様結局はウルトラマンが解決してしまうため隊長と隊員のひとりが実は
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ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)(1985年製作の映画)

4.0

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武田鉄矢さんの『少年期』がもともと好きで楽曲に惹かれて鑑賞。

冒頭でスネ夫たちが特撮のようなプラモ撮影→宇宙をも巻き込むような戦闘への運びによく出来ている作品だと感じました。

終盤、スモールライト
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ギャグが面白いとのことで観たけれどそちらはあまり刺さらず、ロードムービーっぽさの要素は好みでした。

敵の目的がふんわりとしていてオトナ帝国とかわくわく温泉を観たあとだとスケールダウン感は否めないです
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クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シン・ゴジラに通ずるものがあると勧められて鑑賞。

原恵一さんの手がける初期のクレヨンしんちゃんの映画作品は作品世界観にややシリアスさが感じられてその緊迫感が好きだと感じました。

この映画では特に巨
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紅の豚(1992年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

男としての格好良さとか美学、ロマンみたいなものが詰まっていると思います。「なぜ豚になってしまったのか」までは語らない良さもそこに通ずるかと。

一方で現在の映画に慣れてしまったあとに観ると説明不足でそ
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リング(1998年製作の映画)

3.2

タイトルだけ聞いたことあるもののちゃんとは観たことなかったので鑑賞。

私の中で貞子のイメージが一人歩きしすぎていてパニックホラー系統の作品かと思っていたのですが、サスペンスドラマ仕立てでドラマパート
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

メンズノンノの夏映画特集にて紹介されており気になって鑑賞。

他の方がレビューに書いている通り聾唖を聾唖として描かない点が好きです。
途中で主人公とのズレみたいなものは生じるものの、一貫してヒロインが
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.0

長いこと観ようと思っていたもののなかなか観る機会を逃しまくっていたスターウォーズ。今年こそは挑戦しようと思い鑑賞しました。

主人公がきちんと目的を持って戦いに参加する→そこで起こるドラマが主人公の成
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 原点回帰の正統派路線な宮崎駿ファンタジー作品といった印象で好みは分かれそうですが『ラピュタ』〜『ハウルの動く城』の頃の雰囲気が好きな層には刺さると思います。

 ステルス要素や炎魔法を灯りとして扱う
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭からの1時間弱は『2001年宇宙の旅』みたいな小難しいSF作品か?という印象を抱きながら観ておりました。ただ、終盤へ向かうにつれて地球に残された娘・息子との家族愛に帰結していく点が個人的には好印象>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

浅野忠信さんが雑誌で勧めていたこともあり夏に清涼感を求めて視聴。

ひとこと言い表すならば"タイトルに釣られてしまった"のですが、思春期特有の鬱屈としたモヤモヤが爆発していて個人的には好みでした。
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

恋愛でもそうだけれど執着心が拗れに拗れると人は暴走していき、それは友情にも同じことが言えるのかもしれないと学んだ作品でした。

コルムの「残された時間で何をするか」という考え方は共感できる一方で、主要
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幻魔大戦(1983年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

セル画時代のアニメーションが好きで、知人から薦められたので教養として鑑賞。

冒頭から設定周りの説明がやや不十分で、分かりにくさを感じるまま展開が進んでいく。
(当時は今ほど世界観設定をあまり見せない
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マイルス、グウェン、ピーターそれぞれの視点で「家族」をどう捉えているかに魅了され、そして感動しっぱなしの2時間弱でした。

特にマイルスに関してはやや若さ故の向こう見ずなところはあるけれど、前作から見
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

続編の公開が始まったとのことで気になっておりその前に予習。とはいえ今作が初めて観るスパイダーマンでした。

アップテンポに進むストーリーと戦闘が好印象。
マイルズが成長していく過程を綿密に描いていて共
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

CPH4の説明がやや不十分に感じて、終盤はチート能力的な描写が目立ちました。

かなり大暴れした出来事なのだから世間ではどのように捉えられていたのか、等の主人公とその周り以外の反応もほしかったところ。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画制作を通して、作り続ける姿勢やモチベーションに気づきを与えてくれる作品で、まさに劇中にあるセリフのように「共感」や「映画の中に自分を見つけることのできる」作品でした。

目の前の仕事や創作活動に対
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返しの作り方と対話シーンの描写は上手い。

共感できる人物の不在や、主人公がサラリーマンを襲ってお咎めなしな点が気になってしまった。

キネマの神様(2021年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くもストーリーラインの起伏が少ない夫婦モノ映画。
感情移入できる登場人物がほとんどいないためやや置いてけぼりな印象でした。

(小説は未読なのもありますが)個人的には映画撮影のアレコレで苦悩す
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