けいすぃーさんの映画レビュー・感想・評価

けいすぃー

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オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

感動する、良い話。
よくあるよくできたアメリカハートフルドラマ

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.3

非常に爽快。試みとして面白い映画。特にハッピーエンドでもなく、等身大の様子が良い。
大人になっても忘れたくないことで、「アイスの味と〇〇さんとLINEとか電話してるとき」と答えた少年が良過ぎた。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

最初はポリコレ系大衆映画かと思って油断したが、文学的ドキュメンタリーだった。

PMSやパニック障がい、その他の問題を抱える人を理解するためにも意味のある映画だし、作品そのものも十分なクオリティだった
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ドリー・ベルを覚えているかい?(1981年製作の映画)

4.2

なんとも良い読後感。大人になるときのほろ苦さと、昔あった国の何気ない生活が詰まっている。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.1

素直になれなかった人たちが、少しずつ素直になっていく。
どんどん複雑化する関係性に最初は混乱するが、コミカルに回収されていくのが軽快。
しかし主人公の2人は本当に素直な関係性になり切れていたのか、少し
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バーニング 劇場版 4K(2018年製作の映画)

4.5

村上春樹の小説『納屋を焼く』も非常に好きだったが、それを見事に映画に昇華させた作品。
原作のミステリアスな空気感や徐々に積み重なる異常さが映画的に再現されるのはものすごい技術。

ストレンジ・リトル・キャット(2013年製作の映画)

3.8

なんだかよく分からない映画ではあるが、ゆえの余韻が強い。
家族が集まる楽しい時間のようで、常に不穏な空気が漂う。
撮影技法はとても面白かった。固定カメラの外から声が聞こえて来て、ショット内の人物は必ず
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

美しい作品。琴線に触れた。
強烈なラストの長回しに、我々は人生を観た。

"スタンダード"な映画作りとはかけ離れたような面白さがあり、むしろ小説のような繊細さ、ドキュメンタリーのようなリアリティを感じ
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

4.2

ファンタジーであり、ドキュメンタリー。
あえて御涙頂戴な演出をせず、淡々と描いているところに好感を持つ。自分だったら何を選ぶか、人生を振り返るキッカケになるような作品。非常に素敵な世界観。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.6

面白く、サクサク観られる。こういう作品はたまに観たくなる。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.6

素晴らしい作品。
事件そのものは本当に痛ましく、思うことがたくさんある。しかしあえて映画としての『福田村事件』の感想について述べて、点数をつけたいと思う。
登場人物の属性や関係性の描き方に過不足がなく
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.2

歌声だけで感動することは今まであまりなかったが、真に迫ってくるような、上手く魅せていたし、とても良かった。
要所要所ツッコミたくなるようなところはあれど、それをロマンスで包んでくるのが岩井俊二だなと。
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.9

なんか良いなぁっていう作品。技術云々ではなく、感覚に訴えかけてくる。点数よりも好き度は高い。巡り会えて良かった作品。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.1

子供たちの演技が素晴らしいので、それだけでも見応え十分。言葉に出来ないことを間や目線、カメラワークなどさまざまな部分で演出している。演技と相まってこの映画の主題を引き立てている。なにせこの映画の主題は>>続きを読む

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

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素晴らしい学校だ。映画をを通して、子どものころの真っ直ぐな興味、友達と喧嘩したときの自責の念や喉のからさなどを思い出した。

この学校ではただ哲学を教えるだけでなく、哲学から得られるメソドロジーが教育
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

4.3

とっても良かった。天使が人となり、目の前のすべてのことに感動している様子にじんとした。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.1

ずっと気になっていたのが期間限定でアマプラに登場していたので鑑賞。
まず音楽が素晴らしい。心象風景を鮮やかに表し、作画と相まって独特の世界観を作っている。絵のタッチや枚数の少なさから、今の感覚だと時折
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世界のはしっこ、ちいさな教室(2021年製作の映画)

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教育とは子供を金や宗教、親などの社会的権力から解放するものだと大学時代のフランス共和国思想の授業で学んだのを思い出した。教育は人の可能性を拡張し新たな視点を与えるが、教育を受ける前にその価値を認識する>>続きを読む

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

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僕は今日レジで前に並ぶ中年男性の顎を殴打するという選択を取らなかったし、明日も恐らく通過する急行列車に向けてホームから自分の脚を投げ出すという選択を取らないだろう。しかし、人がいつトラックで歩道に乗り>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.4

映像を観るという行為は、それ自体に意味を孕んでいる。映画であえて描かなくても表現できるものはあるという美学をみた。
ポスターのコピーはマジで蛇足なので、読まない方が良い。観る予定の人はまっさらな状態で
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不在の出来事(2023年製作の映画)

3.4

人がいない間の部屋も、呼吸を止めない。自然のリズムを感じる面白い作品だった。
風や水の動きを捉える監督のこだわりを強く感じたし、最後の覗き穴の光は見事だった。
しかし、「映像」としての美しさはいうこと
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ハーフタイム(2023年製作の映画)

3.7

まず、自主制作でありながら違和感なく観られてしまう映像のクオリティに驚いた。そして俳優陣の演技もさることながら、その表情の引き出し方も素晴らしかった。
テーマとしての社会性は強く、エンディングへの組み
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じゃ、また。(2023年製作の映画)

3.8

前半は自分が寝てたのかと思うくらい目まぐるしく状況が変わり、よく分からなかったが、後半にかけてどんどん物語に引き込まれた。
恐らく監督が過去に実際に撮ってお蔵入りになった映像を供養するような形をとって
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ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

4.5

オードリーヘプバーンが尊い映画。この多幸感はすごい。何も考察がいらなくて心が動く作品てすごいなぁ。

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

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早朝、そして夜。住むように旅をするわくわくと安らぎを見せてくれた。気持ちが良すぎて何度も寝てしまい、何度も戻った。

SAYONARA AMERICA(2021年製作の映画)

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有楽町のI'm a showにて鑑賞。音響がとても良く、細野晴臣の音楽の魅力を存分に楽しめた。
さよならアメリカ、さよならニッポン。

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