英国紳士にとって傘はカフスやタイピンのように身嗜みの一つとして携えるものであり雨中にて差し開くものではない、という話を聞いたことがあるが、ここまで画面を映えさせるとは思わなかった。
原作未読なので、あるいは的はずれな感想かもしれないのだが、2代目アントマンとピム博士との娘の父親像を対比させるうえであまりにも2代目の意思が揺らぎ過ぎていて周りの人物のセリフでどうにかシルエットを保っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
インターネット接続がそれなりに普遍化した昨今、ネットワークからのウルトロン排除ってどう撮っても描写しても違和感は拭えないし難しいよね
荒廃しても、交配して成された新世界を構築しても、一つの恣意的な神が複数の意識を生み出すから、例え神が倒されても新しい神が祀られ綻びは閉じる
後半、ちょっと尺が足りない感も否めないものの、劇中での少年が積み重ねた年月と蓋を見ない・見られなかったものとの乖離が詰め込まれていたように思う。