「扉を閉じていたがために名もなきだれかが死んでしまった」。ベルと車と生身の世界に詩的なものは皆無。
いっしょに歌わず、遊ばず、話さず、触れず、でもいつか戦うかも、というモンタージュ。
たしかマミーあたりのインタビューで、ドランが「初期は母を罰しようとしていたけど、最近はちがう」、母を応援しようとしたとかそういうことを言っていた(うろ覚え)。今回は愛ゆえの愚鈍さではなく、不可知ゆえの>>続きを読む
強烈にカラフルなライトを当てて闇を照らすような映画。アメリカっていまこんな感じよねきっととと。
『アンダーグラウンド』の終わり方がとても好きで、黒猫のような陽気さが恋しかったので、尊いぶん鬱陶かった。またいつか見返す。
カラスが背景にぶつかるなど、セットの箱庭感がよい感じ。こちらもころころひとが死ぬけど、しゃみせんのかっこよさが勝つ。