chilmさんの映画レビュー・感想・評価

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カメラになった男 写真家 中平卓馬(2003年製作の映画)

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ショートHOPEの箱、赤いボールペン。断片でもって、断片から世界を再び構築しようとする姿

最後のブリジット・フォンテーヌの曲もよかった

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.4

平山さんが毎朝買う缶コーヒーを自動販売機に追加している人もいるわけで、人々の仕事や優しさの重なりのようなものがある意味 社会の木漏れ日的なのだと思った

青空娘(1957年製作の映画)

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いまだったら 恥ずかしくてバカみたいに見えちゃうことも、この時代の明るさや真っ直ぐさにかかると全然鼻につかない。むしろ清々しささえある。銀ブラシーンがよかったな

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.4

なぜグザヴィエ・ドランはこんなにも人をチャーミングに映せるのだろう。まるで恋がはじまるほんの数秒前みたいな表情がスローモーションの中ではじけるカットを久しぶりにみてクラクラしてしまった。

音楽がカッ
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.0

世界が拡張する瞬間、新しい感情に気づいた瞬間のときめきと同時に想起されるいまの生活が変わっていってしまうことへの恐れ。

コペンハーゲンにいくとき、叔父さんとさよならするときの顔が印象的だった。もうこ
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

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いつもそこにいてくれて、お話しできる相手がいるというのは、忘れがちだけどとても幸せなことだな。

今日もあの人いるかな?とちょっと覗いて、目が合って、にっこり笑って、挨拶をする。たまに長くお話しすると
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女体(じょたい)(1969年製作の映画)

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時代が創り出した産物という表現にぎくりとする。会話の端々に戦中という言葉がでるところも。

戦後20年を経て、欲望のままに生きる女性がスクリーンに出てきたことにおもしろさがあった。お洋服がとてもかわい
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

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天使たちの囁き声を聴くには、イヤホンをつけて鑑賞するのがいい (パンが効いていてかなりいい効果している)

人間ならば真冬にコーヒースタンドで熱いコーヒーを飲めば、思わず笑みがこぼれてしまう。人間は恋
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.2

「こんな時間にメールが送れて幸せです。」とか「メール本当に待っています。」とか、いまじゃとても言えない。

新幹線の音、1996年から変わってないんだ。私が生まれた頃のコミュニケーションはこんなにも淡
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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メモ:
私結構、世界好きなんです
嫌なこともたくさんあるけどそれも含めて。っていうほど悟れてるわけじゃないですけど。全部ひっくるめて好きなんです。
だから世界をおとしめたくないっていう気持ちがあります
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