すずめのちゅんさんの映画レビュー・感想・評価

すずめのちゅん

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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

3.4

おい日本語版タイトル!ブラジルの皆さんに失礼やろ!!
ただ原題、もはやベビーシッターしてねぇ!!

あいも変わらず人間のHPは無限で動物の命は儚い。
スケールは大きくなったが面白さのキレは前作超えなら
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

3.7

やってることがだいたい《ハングオーバー》ですが、視聴後感は爽やか。
しかしデビュー作から動物虐待に走るラショー、なんの恨みか。

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.0

そりゃフィリップ・ラショーにさせると下ネタ割合が増加するけど……いや、原作もや!これぞリスペクトや!!
ちゃんとハイペースでもっこりしとる!!

MAMA(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

カメラワークがあざとい。
そのあざとさが嫌な感じのホラーを終始出すことに徹している。
と思いきや終盤、突然訪れる80年代B級感!
急に溢れ出る既視感!

あと監督、MAMAのデザイン後年《IT》で使い
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.8

きちんとわかるように書かれていて、とても真摯に作られています。
2つの異なる場面においてのテーマが一貫しているのも………………ですね。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.2

もうコリン・ファレルに嫌われ者の役させるの辞めてあげて!!
って思ってたけどそれは間違いでパードリックが嫌われているわけではなく、登場人物の大半がみんな嫌いなんだとわかる。
優しさとはなにか、争いとは
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

伝記ものでまあここまでできたな、という挑戦作。
話の本筋やテーマをずらすことなく、ほぼ時系列の入れ替えだけである種のミステリーが生み出される技術はまさにノーラン。
一方で表現は極端にわかりやすく、扱う
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ガープの世界(1982年製作の映画)

4.2

奇妙なヒューマンドラマ。
劇中劇はかなりショッキングだが現実もそんなに負けてない。

常識はあるが衝動的で、家族想いがために複雑な感情に揺られるロビン・ウィリアムズの演技は適役でしょう。

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.0

若い頃のブラピって芸術の域に達してるよね。
物語、青春、家族、景色、何もかもが美しく、そのなかにはまるブラピの美しさ。
もっと他にも深みのたくさんある映画だが、ひとつ、タイトルとてもいいよね。

脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

2.4

《インサイド・ヘッド2》公開を前に実写を(違)。

脳内会議が混乱を極めていることの表現なのは理解できるが、とにかくうるさい。
それだけならまだしも感情を抑えることの表現なのは理解できるが真木よう子の
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もうひとりの息子(2012年製作の映画)

3.4

とてつもなく根深いところに焦点をあてた作品ではあるが、奥までは踏み込まずに表面的なところで映画が終わったなという感想。
家族の心情、葛藤、距離感はとてもうまく表していると思います。

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.5

さすがクセが強すぎる。
なくても展開に問題のないシーンや間が《The・日本》って感じ。
なのにヒップ・ホップ、マフィアの内部抗争、多種多様の人種・言語の取り合わせがいとおかし。
犬はいい味出してるけど
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ロボット2.0(2018年製作の映画)

4.0

ヤバい!
監督前作を経て何を求められてるのか理解した!
スマホによる爆死、圧死、窒息死、これこそワケわからん!
さらに前作を超える数のラジニカーント!
前作では欲望のまま奪う、破壊するだけだった2.0
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ロボット(2010年製作の映画)

3.0

『ワケわからんが面白い』のキャッチコピーを作り、あまつさえ山ちゃんにCMのナレーションをさせた日本の配給元はいったい何を考えてるんだ……
ストーリーはワケわからんどころかとてつもなくシンプル。
ラジニ
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.9

役作り、カメラワーク、演出、そのすべての高まりが臨場感溢れる試合へと昇華していく。
ストーリーラインも丁寧で、多くを深堀りせずにキャラクターの背景や心情を伝える工夫をしている。
一方で対戦相手や事件の
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映画しまじろう「ミラクルじまの なないろカーネーション」(2024年製作の映画)

3.0

ゲスト声優の大切さ。
JO1の人気ってすごいなと思いました。
演技もふつうに溶け込んでたし。
むしろ劇場でははじめてにゃっきいの新しい声で、違和感を払拭できてない自分がまだそこにいました。黙祷。

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ペット・セメタリー2(1992年製作の映画)

2.0

嘘やろ……監督前作と同じ……!?
『呪われた地に死者を埋めると邪悪になって帰ってくる』という土地情報以外なにもかもちがうやん!?
監督の他の作品一覧みてると、むしろ原作という禊を終えたいま、『やりたい
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バービー(2023年製作の映画)

3.9

開始5分で「これ子どもに見せたくないな」ってなる子ども向け玩具の映画化。
序盤から続くかっるーい感じの中にもメッセージ性が盛り込まれてるし、色々とメタい。
キャスティング神がかってない?

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.1

《シックス・センス》から観続けて幾年、ついにシャマラン監督を見つけられなかったことがただただ悔やまれる。
終末の名にふさわしく、監督探しの難易度はかなり上がっていたように感じる。
というよりいつもめっ
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トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)

4.0

この国の戦争は問題がとても根深いところにある。
だからこそハートフルなシーンはたはだ笑える以上のものであるし、徐々に埋まる溝を観たうえでの終盤は涙ものだ。
戦争を知らない村、トンマッコルの大人が兵士に
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.4

絵に描いたようなディストピア。
序盤だけ観ると時代と共に埋もれていくような展開に思えたが、夢と現実の区別ついてるの?ってレベルでサムが狂っているため個の狂気vs全体の狂気という類をみないストーリーがい
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

1.5

原作で大切にしていたテーマが失われて不出来なゾンビホラー映画に成り下がってしまった。
ところどころある「原作と同じでこう展開すると思っただろ?残念、違う展開になりまーす」みたいな思わせぶりからのオリジ
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炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

1.2

キャラクターの心情を一番理解していないのはたぶん監督。
父親の行動が娘を守るという想いから離れたものが多いし、娘はなんでそこで感情的になるん?みたいな場面でファイアーしまくる。
両者ともそんな抑制でき
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彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

4.0

無人島生活を送る男性と引きこもりの女声の交流。
こんな荒唐無稽な設定を笑いあり感動ありに仕上げられるのはすごい。
ちょっとだけ伏線があるのだけれど、その回収シーンに胸が熱くなります。

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.7

ストーリーは明るく、音楽は軽快で、それ以上に目を引くのは色彩の鮮やかさ。
やっぱりミュージカルはウキウキできるほうが好き。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

仲の良い妹以外の兄弟を煩わしく感じる表情や、見捨てて二人で逃げようとするシーン。

ヨナスと共に過ごすうえで、忌み嫌っていた両親と同じことをするシーン。

主人公のゼインを取り巻く不幸な境遇、両親を訴
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.0

内容がないようにみえて実はとんでもなく難解なうえ、場面展開が唐突すぎて油断してると一瞬で置いてかれる。

権力者とはなんだったのか。
なにも考える必要はない、どれもサボテンと同じである。

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

幸せって主観だ。
だからこそこの話はとても残酷で、不幸があっても家族がひとつであるから子どもたちにとってだけはハッピーエンドなのかもしれない。
そうとも取れる、それが当たり前の日常に感じられる撮影がで
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

AIと人間。
壮大な設定とオバカ映画並みの爆発に次ぐ爆発。
近未来感と作中の半数以上を占める田園風景。
相反する2つが混ざりきってないからこそ生まれる独特な世界観はオンリーワンだけどナンバーワンじゃな
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.1

最近は色んなテーマを入れ込もうとする風潮のなか、ただストレートに愛を伝える作品に仕上がっていることにただ感謝です。映像の美しさも相まって、二人が触れ合うシーンはもう最高潮!
これはピクサー復活してくれ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

これぞ王道!
多い専門用語や登場人物も飽きさせない語りや印象的なカメラワークでつなぎ、キレイな場面展開で飽きさせなくのめり込ませる手法は素晴らしいの一言に尽きます。

魅力的なお宝も数多く存在するなか
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ブギーマン(2023年製作の映画)

2.7

死亡フラグを踏み続ける姉と何度襲われても死なない妹により、かなり長い間良質なホラー演出が続くのをよしとするかがポイント。
スティーブン・キング原作、と書いてあるから許される部分はけっこう多いぞ。
私は
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

2.8

表現方法はアニメならではな面白さを感じます。
ストーリーもまあいいかも。

欠点として、キャラクター及び配役に難を感じます。
主人公が感じる魅力が一切共感できないとまで言っていいほど、特に女性キャラク
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

ソロとチューイ以外のキャラクターの行動原理が理解できなくて、自分にはまだ早いのかと思ってしまう今日このごろ。
事前に聞いていたのでよくわかったが、たしかにハン・ソロの仕草や動きがまさに本人で、映像の迫
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.6

映画史に残る欠陥兵器、デス・スターを伏線にしたことはこの映画の功績だと思う。
新たなる希望にシームレスに繋がる終わりもこの映画の存在を考えると好きな人多そう。
ただし自身は続編ではない単体映画なのに別
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