二人の関係不和は何も子供の問題だけじゃないし、たった5日で何かが変わる訳じゃなし。でも多くの人々を振り回して、あの結末はいかにも映画らしくて良いんじゃないか。(2014-2-12)
なぜこんな中身のない映画を撮ろうと思ったか、監督に小一時間問い詰めたい。(2014-2-12)
人の心の深淵は、深遠。ザビーナの論理は己の身を持って体現していたというのは興味深い。性的衝動によって己を破壊し、己を知り、己を再生させた逞しさ。(2014-1-30)
キューバには行ってみたくなる。ただそれだけ。(2014-1-29)
バスティーユが陥落したとの一報でヴェルサイユが騒然となるとこがピーク。(2014-1-28)
美輪さんの半生を描いた作品というより、美輪さんが生きてきた日本の文化史を紐解く作品。主人公でもあり、時代の背景でもある「美輪さん」の存在の仕方が面白い。
個人的にはもう半分グロテスクな領域に片足突っ>>続きを読む
第二次世界大戦中に制作された映画だという枕詞を聞くと、この映画が当時の人々にとって、どれだけ美しい作品だったかと想像されるが、戦争がリアルタイムでない人間にとって、この映画は特別に鮮烈な映画でもなく。>>続きを読む
フランキーは強引な求愛にほだされたようにしか見えない。(2014-1-08)
少女だけにフォーカスした映画ならもっと良かった。少女の母親のワンシーンが鮮烈で、どういうバックボーンで育ったかがすぐに把握できる。思春期の終わりがラストシーンで描かれてて、あのシーンだけでこの映画を見>>続きを読む
サンドラ・ブロックは果たしてそんなにいい女なのか。(2014-1-06)
三谷映画は、役者が嬉々として楽しんでるという意味での「オーシャンズ11」だと認識すれば一層楽しい。中井貴一が目に見えないラブちゃんと戯れてるとこなんて最高。全編通して喜劇として突っ走れず、冗長になって>>続きを読む
勧善懲悪ものかと思いきや、虚構と真実やら善と悪が入り混じった魅惑の世界。何もかも嘘と本当。バカバカしいだなんて斜に構える方がくだらない。エンターテインメントに徹した映画らしい映画。(2013-12-2>>続きを読む
モラトリアム真っ只中のくすぶってる若者たちの為の映画かと思えば、とんでもないリア充映画だった。若くて可愛くてちょっと小難しいとこもあるけど、そんな私を理解して!って両手広げて言われてる感じ。華がなけり>>続きを読む
少々拗らせてる少年が、人を好きになった途端に普通の男になっていったのが興味深い。病気の彼女との初恋。よくある設定、よくある話になりがちなところをラノベチックにならなかったのは、何故なのか。死を受け入れ>>続きを読む
よくある青春映画の"その先"を描こうとしたのが良かった。高校時代が人生のハイライトであってはいけない。子供は生まれてくる環境を選べないし、正しく導かれないと簡単にドロップアウトしてしまう。でも考える力>>続きを読む
大槻ケンヂが「色男映画」というジャンル物と評してて成る程唸る。(2013-10-21)
話の筋は壮大で面白いのに、算哲がどれだけの労力をかけて成し得た偉業か伝わりにくい。偉い人が大して偉く見えない。重厚な歴史ロマンというよりは、ヒューマンストーリー的な。(2013-10-20)