音楽とか映像の画角とか、見せ方というかは全体的に好きだった。
けど、ちょっと演出過多かなと思う部分もあり。
俳優陣の演技を見るためだけに映画館に行っても良かったな、と。
コミカルなだけかと思いきや、ちゃんとした物語性もあった。
とはいえ、わけわからん話もあって、全体的には、ちょこちょこ笑える、くらいの感想。
銭湯には行きたくなる。
原作未読ではあるけど、朝井リョウの着眼点がやっぱりすごい。
想像もできない世界観で生きている人がいる、ということだけでも想像できる人間でいれますよう。
磯村勇斗もガッキーも名演で良かった。
明るい宇宙SFと聞いて観たけど、その通りで最後までおもしろかった。
火星で一人ぼっち、というめちゃくちゃ孤独な状況をこんなにポップに表現できるのに笑った。
『ゼロ・グラビティ』との緊迫感の差よ。
前半は結構おもしろいなーと思いましたが…
もうネタやん、みたいなシーンもあるし。
別に映画館に行くほどではなかったかな。
設定はおもしろい。
考えさせられるセリフもある。
けど、ちょっと「できすぎ感」が気になった。
すさまじいシーンに、ズン!と遭遇した感じ。
映像と音(無音含む)による表現力に衝撃を受けた。
前半ほとんど理解できないまま進んだけど、良い音響の映画館で観て良かった。
やっぱり整の主観と客観のバランスが好き。
人の辛さに寄り添う客観的事実の優しさよ。
汐路の演技、とても良かった。
原作が好きでとりあえず観たけど、想像以上に良い映画に仕上がってたと思う。
なんといっても、俳優陣の名演がすごい。
映画館で観て良かったと思える作品のひとつになった。