リリさんの映画レビュー・感想・評価

リリ

リリ

映画(110)
ドラマ(0)
アニメ(1)

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

幻の空間に生きる住人の設定はおもしろいと思ったけど、廃工場に閉じ込められ、言語の発達が遅れるほど人から遠ざけられ、満足な衣食住も与えられずに、それでもなお天真爛漫で、身体だけこの世界で唯一成長していく>>続きを読む

星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

 
前作は見てないのですが、前作で政略結婚の価値観に反発し、ニューヨークへ行き自由結婚した主人公が子どもを授かったその後の話。
今作は女性は王家を継げない(=男性が継がなきゃいけない)っていう価値観が
>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


見ている間に映画の中でトゥルーマン・ショーを見ている視聴者と、トゥルーマン・ショーという映画を楽しんでいる自分とが重なって、自分もトゥルーマンの人生を消費しているような不思議な感覚になりました

>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

彼女は施設にいたころの記憶を本当になくしているのか、はたまた本当は覚えているのか、物語の中盤でそれは明らかになるのだが、私がさらに驚いたのは育ての両親が彼女の幼い時から凶暴性に気付いていたと明かされた>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

近現代的価値観において、多くの人は一生一緒にいたいと思うくらい愛する相手と結婚する。
しかし、出会ったときには二人の中で一致していた未来への希望が時間が経ち年を重ねて、置かれる環境、生き方に対する希望
>>続きを読む

レイチェル: 黒人と名乗った女性(2018年製作の映画)

4.0

黒人女性が「彼女は黒人が生きる上で受ける差別や苦難を乗り越えてきていない」
「故に彼女は黒人ではない」と批判しているのをみて、
アメリカで黒人として生きる人々はその差別を受けることや苦難を味わされるこ
>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

映像は洗練されていて楽しいけど、男同士の高校時代の酷い嫌がらせを、いじめてた男の現在の妻の身体使って復讐しようする話を、どう考えても面白いとは思えない
妻や生まれてきた子どもは完全に巻き添い
こういう
>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

2.0

1日しか記憶が持たないことをるいに伝えるために主人公が作ったDVDの中で主人公とるいが出会う回想シーンを撮ってましたが、るい役のムロツヨシさんが胸を自分で弄るみたいなシーンがあってドン引きしました
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

朝日新聞の望月記者の作品からインスピレーションを経た映画ということで、政府vs新聞記者という内容を予想していたが、全然そうではなかった。
政府側の官僚と、新聞記者がタッグを組んで、政府の隠しておきたい
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

テルコとマモちゃんの関係が異常で不健全なことは傍目から見れば明らかなのだけど、当事者になると割り切れない感情、少しわかる。

親友の葉子が仲原くんにしていることはひどいとわかるのに守が自分にしているこ
>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

恐怖とは恐怖そのものだ。
途中途中に挟まれる少年少女の青春らしいシーンがさわやかでピュアで、少し笑えて、怖さを和らげてくれたから普段ホラー映画見ない私でも見れた。
恐怖を克服する勇気をくれた。見てよか
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

このサイトのレビューを見てて、今の日本ではこの映画を「ゲイの恋愛映画」としてではなく、「愛を描いた美しい映画」として受け入れている人がたくさんいるんだということに、私は驚いた。
もし数年でも前にこの映
>>続きを読む

昼顔(2017年製作の映画)

3.5

去年はマスコミがいくつもの夫婦の不倫問題を取り上げていた。
初めこそ衝撃を受けたが、連日ニュースになるたび不倫とはこんなに世の中にありふれた行為なのかと、私の中で他人の不倫に対する関心は薄れて、嫌悪感
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

弱い私は、あんな極限状態の恐怖の中ではゾンビに噛まれて自分もゾンビになっちゃった方が楽だと思ってしまった。現実の世界でゾンビに追いかけられて死ぬことはないけど、大多数の中の少数であっても、自分から自分>>続きを読む