ラストシーンがとても印象的でした。
Ars longa, vita brevis.
肉体は消えても、彼の音楽は彼を想う人たちの心にいつまでも残り続ける。
良くも悪くもアメリカ的な映画。
「広島長崎の惨状を描いていない」との意見もありますが、オッペンハイマーの自伝映画だからなのでしょう。それでも、さらりと表現された広島長崎の原爆投下の件は胸がざわつき、鼓>>続きを読む
映画の中の物語なのだが、思わず僕とパートナーの喧嘩と重ね合わせてしまうほど、夫婦喧嘩がリアルだった。
前半はとにかく情報量が多くて、どこからどこまでが現実なのか、どこからどこまでが空想なのか非常に混乱しましたが、全てがボーの頭の中での空想の物語なんだろうと思えば腑に落ちました。ボーとその母親。「親の子>>続きを読む
とても良い映画でした。
正に原題の「Poor Things」そのもの。
皆、ある意味で哀れなるものたちでした。
誰ひとりとして救われていません。
このレビューはネタバレを含みます
冒頭の詩人ウィリアム・ブレイクの言葉「鳥には巣、クモには網、人間には友情」が鑑賞後に胸に沁みます。
二人の最期は追手に奪われたのではなく、穏やかな最期だったと思います。(思いたい。)
音楽がとても>>続きを読む
「A24ホラー史上最高興収を記録!」との触れ込みで期待を持って鑑賞したのだが、ホラー映画によくある結末で、それ程でもなかった。
個人的な所感だが、ドアの開閉音や流れる音楽など、音響の角が立ち過ぎてい>>続きを読む
とても美しい映画
平穏な日常を過ごせることが、こんなにも尊い事なんだと改めて感じました。
平山が仕事に向かう車中で流す音楽の選曲が素晴らしい。早速プレイリストを組んだ。
センチュリーシネマで「A24の知られざる映画たちpresemted by U-NEXT」大島依提亜さん&SYOさんトークイベントに参加。
トークイベント前に観た「エターナル・ドーター」は、前情報が全>>続きを読む
評価が賛否分かれるこの映画。僕には刺さるものがあった。順風満帆に人生を過ごしてきた人にはわからないのかもしれない。
ウェス・アンダーソン作品は数々観てきたが、どの作品も間違いなく面白い。
まるでぶっ飛んだアート作品のようだ。
コンテンポラリーダンスのシーンが特に印象に残った。
コロニア・ディグニダの事件がこの映画の題材になっていることを知り、カルトや洗脳から逃れることは非常に難しいことなんだなと改めて思い知らされました。救いようのないストーリーだが、映画を観終えて改めて思い>>続きを読む
3時間弱、ハラハラドキドキしっぱなし。
ドラマチックなことが起こるわけでもなく、淡々と進むストーリー。救いようのない物語。観終えてやり切れなさが残った。静かな衝撃作とは言い得て妙。
賛否両論あるが、リアル世代の僕的には劇中の各シーンに原作へのオマージュが込められているなど、とても面白かったと思う。何をおいても一番はカッコよかったこと。そしてライダーキックの凄まじい威力。