てんむすさんの映画レビュー・感想・評価

てんむす

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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.4

なんだかロマンチックだった。もう少しふたりが直接的に関わるのかと思っていた。

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.7

事前知識なく観たけど、光州事件のことを知ってまったく印象が変わった。
一人の人間が狂うというのを見るのが一番リアリティを感じるのかもしれない。
そういう意味でフルメタル・ジャケットっぽくもある。
希望
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オアシス(2002年製作の映画)

4.3

愛を剥き出しにしたらこんな感じになるんだろうなという気がした。
ファンタジーなシーンが美しい。

the Future ザ・フューチャー(2011年製作の映画)

3.6

昔観て結構好きだった気がする。当時はまだ若かったけど、いまは映画の中のカップルの気持ちが分かるような気がする。

そこにいた男(2020年製作の映画)

3.2

この事件に少なからず関心を持ってしまうのって犯人がホス狂いでそれなりに可愛い女の子だったからこそかもしれないと思った。
最近、実際の事件の関連書を読んだので余計にそんなことを思った。
なので、この映画
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.8

ゴダールのSFって新鮮だな。
AIとかGPTが騒がれているいまこの映画を観ると思うことがいろいろあった。

「人間が確率の奴隷になったわけだ」

「α都市の理想とはーー
階級的集団社会なのだ
アリの組
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

3.7

エリナ・レーヴェンソンかわいい。
登場人物のよくわからない背景とか設定が面白い。
レンタルビデオ屋でかかるマイブラのOnly Shallow。

(2023年製作の映画)

3.9

ステレオタイプな行儀の良い時代劇へのつっこみ。
久々に北野バイオレンスが見れて嬉しい。アウトレイジ一作目のバイオレンスに似ていると思った。似たようなシーンもあるし。
いままで北野映画に出てきた俳優陣の
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天安門、恋人たち(2006年製作の映画)

3.6

邦題のイメージと違って、天安門事件が直接的に描かれることやメインで扱われることはないけど、その時代性みたいなものは感じた。とくに群像劇ではないが登場人物が多いので。そういう意味であながち変な邦題でもな>>続きを読む

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

3.5

ヒューマントラストシネマ有楽町にて。
ロウ・イエの新作ということで観てみた。最近の作品を観てなかったので知らなかったけど、初期の頃のような作風とはだいぶ違っていた。
前半はだいぶ眠くてほとんど意識が飛
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.9

PTアンダーソンの映画を久々に観た。
めちゃくちゃなところとかユーモアでそういえばこういう作風だったなというのを思い出した。なんだかよく分からないシーンなんだけどなんか好きという。ハマらない人にはハマ
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ピクニック(1936年製作の映画)

4.0

事情もあってか流れが変に早かったりするんだが、画が美しいので気にならずに観れてしまった。
少女の頃の一日の恋という感じで、儚いけどだからいつまでも忘れない記憶というか。
店の窓越しのブランコの画がとく
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フリーク・オルランド(1981年製作の映画)

4.0

前半は正直眠かったけど、キリストが出てきたあたりから面白くなった。
フリークシティのブサイク選手権みたいなのが可笑しい。
優勝者が通りかかった向精神薬の営業なのも。
全体的に風刺が効いている。
LBG
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

3.6

自分の知ってるタル・ベーラという感じだった。
やっぱりダンスシーンは良い。全体的に陰鬱。

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

4.0

とにかく飲む、とにかく投げる、とにかく壊す。
シュルレアリスムのようなシーン多め。
ついて回る三人組との対比が面白い。
パンのドレスのパンを食べたり。
花で飲む絵も美しい。
ベルリン、鏡、統計、鏡、綱
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サンタクロースの眼は青い 4Kデジタルリマスター版(1966年製作の映画)

3.6

金がなくてモテもしない若者がそのまま撮られていて良い。
ジャン・ピエール・レオの顔でもモテないのは悲しい。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.4

primeにて。
最初の方は久々にあのテーマソングと戦闘シーンを見て子供の頃の記憶が薄っすら蘇り期待が高まったのだが、話が進むにつれて攻殻機動隊を観ているような気分になった。
庵野が撮ったからこうなっ
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アウトサイダー(1981年製作の映画)

3.5

夫婦間のもつれだったり現実感のある生活についての話という意味では、タル・ベーラの一作目のファミリー・ネストと似ている。
時代背景とか当時のハンガリー社会の事情もあるのかもしれないけど、女の現実的な話が
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.5

怖い。
けど、思っていた通りのロシアという感じでもあった。
それが普通なのが異常なんだけどね。

ファミリー・ネスト(1977年製作の映画)

3.4

なかなか渋い社会派映画。
部屋が借りられないことで家族喧嘩、夫婦喧嘩が続く。同居する義父がめんどくさいやつで嫁が精神を病んでいく。
顔のアップでドキュメンタリー風の会話と語りがずっと続くので単調ではあ
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.0

実話を元にしてるのかなと調べてみたらやっぱり実際に起きた事件が基になっているらしい。
そして、この事件をもとに法律改正なんかもされたらしい。そこは健全というか希望を感じた。

絵に書いたような競争社会
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アメリカの影(1959年製作の映画)

3.6

この時代のNYの雰囲気が好き。
どこまで即興か分からないけど、荒いところが音楽でいうLo-Fiみたいで格好良い。
アート志向を感じる次男がなんか好き。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.5

エドワード・ヤンの映画を観る機会が全然なかったけどようやく観れた。一発目に観たこれがめちゃくちゃ良すぎてびっくりした。
群像劇らしく一日が濃密。
シリアスなシーンで暗闇とか逆光でほとんど表情が見えない
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.8

ロードムービーにありがちな良い人とばかり出会うというわけではないので、いろんな感情が出てくるんだがそこが良い。

老夫婦との握手のシーンでグッときた。
感情を出したり相手を気遣うような言葉が出てきたあ
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

まさに劇中に出てくるコオロギのような人生。
国単位で価値観が変わる激動の中で翻弄され続ける。
まわりの人間のほとんどが酷くて最終的に不幸になるが、所長との関係性はぐっときますね。
音楽だけでは何度も聴
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

3.8

感性が衰えないのがすごいし羨ましくもある。
311当時のリアルタイムでは文化左翼としか思ってなかったこともあるが、発言を振り返ると結構良いこと言ってるなと思ったり。
自然に関して話してる内容は同感だっ
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.5

西部劇であってもケリーライカートらしさが。
映像は美しい。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.8

SFの古典ということで鑑賞。
スチールの連続の映画は初めて見た気がする。
一瞬だけ動くシーンがあるけどロマンチックだな。
静止画を見たはずなのに、記憶では映像のように記憶されてる不思議。

サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

3.4

HelplessとEUREKAが好きだったのでようやくみてみた。
土着、母性、アルバート・アイラー。

カナリア(2004年製作の映画)

3.5

ゼロ年代前半の映画も独特な空気感があるな。
大人って身勝手ですね。宗教>子供だもんな。

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