多くの思考展開における緒(いとぐち)で満たされた、余韻や余白、語らないことの意味、語れないことの大切さを教えてくれる時間だった。簡単に三つほど。
①移動が思考(にとどまらず生き方そのものについてにす>>続きを読む
良い群像劇。
ところどころ、映像による解説が多かったり、よくわからんSEやBGMがあったりしちゃって、邦画感が抜けきらなかったけど、そこが僕の好みに寄ってくれれば、ラブ・アクチュアリーに匹敵する僕に>>続きを読む
結婚されたのをきっかけに視聴。
思ってたより良い映像作品だったけれど、濡れ場をここまで作らなくても表現したかった心理描写は可能じゃないかと感じた。
身体感覚を重視するか精神性を重視するかで大きく二>>続きを読む
ロリコンやショタコンが娯楽として消費されることが当たり前の中で、思想良心の自由や私人間での契約の自由がある一方で、表現の自由や公共の福祉とのバランスって難しいなあと。
男性側だとリアルに想像すること>>続きを読む
どちらも正しいとすると、憎しみと復讐の連鎖の断ち切りのきっかけってなんなんだろうなぁって思わされる。そんなことを無音のエンドロールで考えていた。
映像としては、最後の砂嵐のシーンがとんでもなかった。>>続きを読む
博士の人物像が定まり切ってきない(いくつかの自己矛盾を感じる)のは、記憶障害に起因するのかそれとも原作や脚本の作り込みの限界に起因するのか。そこだけが懸念だった。
一方で、「役に立たないからこそ面白>>続きを読む
とても震える映画だった。
真実を取り戻す瞬間にグッとくる。
命を題材としているので、エモさに関しては僅差で今年一番になってしまう。やっぱり映画館で見るのは大事なんだなあ。
足るを知る。生きるを楽しむ。人生はフルーツのように、歳をとるほどに熟れていく。
こういう生活を始めるための、すべては布石なのかもしれない。繰り返し何度も見たい(のに、劇場でしか見られない。)
展開を知らないという初回だけに許された体験では、パラサイトする側の家族(とりわけソンガンホ演じる父親)に心情移入を、半ば無理やりさせられるため、大局的に映画を見る余裕が全くなかった。ただただ精神をのっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最も印象的だったのは、フェード現象が生じるシーン。ブレーキが赤に染まり消えていく様子は危険と裏腹の美しさがある。
ストーリーにも震えた。ケン・マイルズが本当に喜んだ瞬間は、フェラーリのバンディーニに>>続きを読む
なぜワンカットなのか。舞台も題材もストーリーも全てはそこに集約される。没入が異常だった。
多くは語らず、顔にも出さないが、その抱える苦しみを察することができるかどうか。
最後の最後で吐露されたランボーの心の傷は、この映画がベトナム帰還兵の鎮魂を目的にしていることを視聴者に教えてくれる。>>続きを読む
大画面大音量の環境で見ないと勿体無い。
そこそこの環境でもいい。家に備えたい。
孤独と、その爆発。
孤独じゃない僕たちは、孤独な彼らが爆発しないことで平穏の中にいる。
Dead or Love
ではなく
Dead and Love
4.6→5.0
劇場体験がこの映画を満点にさせたから
扱っているテーマである「茶道」と、圧倒的な大御所である「樹木希林」とで何とかなっている映画なんだけど、その両輪がともに強いため、少し高めのスコア。
演出全般は、とくに感動するところもなく、期待してい>>続きを読む
こういう映画、嫌いじゃないよ
だいぶ笑わせてもらいましたぜ
UNDERTALEと同じで
前情報なしで楽しむことが大事
2020/2/20 4.2→3.7
どうしても1917と比較してしまった。>>続きを読む
テンポ。想像力と創造力。
削って削って二時間、ドン。
僕は想像力がないから、子供の頃から今に至るまで、誰かに創造してもらわないと、「ゴジラ」みたいな怪獣の恐さを実感することができずにいて、貧乏な感>>続きを読む
映像美。僕には理解はできないけど、表現されている科学(僕にとってはロマン)のために費やされたエネルギー量を考えると、これができるのがノーランなんだなと唸らせる。
ストーリーは、そこまで多層構造ではな>>続きを読む
予想できなかったラストに初見時は驚いたけど、二回目に観ると撮り方の粗を探すみたいな感じでよくないね。
ホラー映画は一回目にガツンと楽しむのが正解な気がします。これ以上のホラー(演出的な意味)はビビり>>続きを読む
邦画のなかでは、かなり好き。
高校入試が終わって、あとちょっとで始まる高校生活の前に名古屋の映画館で見たのが初めて。それから10回くらい観てるけど、定期的に観たくなる。DVD持ってる。
気づいたと>>続きを読む
途中からストーリーはどうでもよくなってしまった。着てるものがカッコいい、紳士の所作もカッコいい、現場からは以上。
随所随所で出てくるガジェットがカッコよくて子供心をくすぐるんだ。この映画って対象年齢>>続きを読む
靴音と指先に、ここまでの「美」を感じさせられるとは。
不足気味なストーリーも、映像を洗練させるという大義のもとでは仕方ない。
監督の手がけた他の作品を見たくなる。
松岡さんの演技力「は」見事だなあ。
①まじか、そうくるかって
予想外に攻められて
胸にグッとくる表現、展開
②文脈や経過時間からして
まあそうだよね、そうなるよねって
期待の範囲に納まってる表現、>>続きを読む
は?ってなるシーンが多すぎる一方で、映画の始まりや緊迫の戦闘場面、そして肝を抜かれるシーンなどのスピールバーグですなあってところもあり、玉石混淆。ところどころ、ホントに「は?」ってシーンがあって、そん>>続きを読む
感性が育つタイミングで、「時計仕掛けのオレンジ」のような作品にぶん殴られたかった。もちろん、この歳で見ても十分なパンチ。
性的な表現が多いってだけで、この映画が15歳以下に見せられないのは、大きな機>>続きを読む
戦場における兵士の視点での映像において、極めて秀逸な作品。自分が戦場に存在するかのような臨場感。
それでいて、ただ銃撃戦で手に汗握らせるだけの映画でなく、一人一人の登場人物に心情移入してしまう。>>続きを読む