たけ利治さんの映画レビュー・感想・評価

たけ利治

たけ利治

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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.1

ちょっと、期待している内容とは違ったかな。

言うほど音の中に手がかりが入ってるという感じはしなかったのだが、自分の想像力が足りなかったのかなぁ…

予告などで散々ハードルが上がってたというのも
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デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)

3.7

不思議な映画だった。

舞台は日本なんだけど、韓国映画のテイストと、よしもとばななの原作が加わる事で、フワフワと無国籍な感じが生まれている。

タイトルからついつい変(ホラー)な含みを想像しがち
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.6

もう解散したが、あのコント名手のコンビ名はここから来ていたのか。

客観的に見ればただの痛い男の話だが、主人公の行動のあまりにも「なりふり構わず」なところに、滑稽に思える反面思わずホロッと来てしまっ
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ウォリアーズ(1979年製作の映画)

3.5

散り散りになった不良グループの少年たちが、警察や追手から逃れてニューヨークの街をひたすら逃げるギャング映画。

追手たちのビジュアルが三者三様で、個性的で程よくダサくて面白い。

特に、野球ユニ
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君の名は 第三部(1954年製作の映画)

3.3

シリーズ最終作。ここまで見ると、何で真知子がそこまで後島に固執するのかわからなくなってきた。

ひとかけらのロマンスには色んな代償がある、そんな事を全編通して教えてくれるメロドラマ。

前作にも
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君の名は 第二部(1953年製作の映画)

3.3

舞台は北海道へ。

第一部よりも、濱口のダメ夫ぶりに磨きがかかっている。映画史に残る「悪意のない悪役」がここに爆誕した。

色々あるけど、「結局全部濱口が悪い」
物語の流れだからこんな事言うのも
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君の名は 第一部(1953年製作の映画)

3.4

新海誠じゃない方の「君の名は」。

ひと言でまとめると、「身も心もボロボロになって、それでもロマンス求めますか?」

濱口のダメ夫ぶりに終始イライラ。時間が過ぎればそのうち熱りも冷めるだろうに、
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.8

大人も子どもも楽しめる、ジブリ映画の系譜を受け継ぐお仕事映画。

絵柄的にはこっちの方が低年齢向けだけれども、その分子どもにも取っ付きがよさそう。これこそ次世代に繋げるべき作品。

ライバルのマツキの
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.3

アオヤマ君、君は本当に小学生か(笑)

圧倒的なツッコミ役の不在。森見登美彦の原作のクセが強すぎるんよー。

わりと序盤のシーンだけど、お姉さんがペンギンを出し始めた辺りから理解が追いつかなかった感は
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.6

「恋は盲目」というメッセージがふんだんに込められた媚薬のような作品。

物語とか、登場人物とか、色んなものに狂気がほとばしってるのに、とびきり甘い音楽と演出で美しく見えてしまうマジック。

この最
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.1

カーチェイス、ビルの屋上を跨ぐマラソン、ヘリの攻防とど迫力のアクションが満載でお腹いっぱい。

あれだけメチャクチャやっても、イーサンが一向に死ぬ気配がない。もう「イーサンを1番境地に立たせたヤツ優勝
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.0

凄く面白かった。静寂の中でこうやって緩急つけてハラハラさせてくれる感じは、最近何かと話題の『恐怖の報酬』と繋がるところがある。

この怖さは劇場の音響で、自分も登場人物のつもりになってこそ味わえるもの
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サスペリア(2018年製作の映画)

2.5

高尚すぎてついていけなかったという感じ。オリジナルと似ても似つかない内容だし、かなり観る人を選ぶ作品かも…。

なんとなく『エクソシスト』っぽい雰囲気。ホラー描写は凄みがあって、監督の趣味が感じられる
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.7

終始魔法にかかりっぱなしの2時間。ディズニーの本気を感じた。

約50年ぶりの新作というのもあり、熱量が半端じゃない。

「メリーポピンズは説明をしない」ていう台詞が大好き。不思議な出来事は理屈なし
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.1

いちおう青春群像劇なんだが、人物一人ひとりを追いすぎることなくどこか視点がドライなところがある。

恐らくこういうのが高校生のリアルなんだろうが映画部の主人公たちに向けられる周りの視線はあまりにも
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

吹雪の吹き付ける雪山の絶望感は、『アラビアのロレンス』の砂漠を思い起こさせるようだ。

ミステリーだが犯人を突き止める痛快さはなく、非常にヘヴィーな内容。

だが、だからこそ考えさせられる作品。
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.3

現代のありとあらゆるソーシャルメディアを駆使して、サスペンスを展開していくアイディアが素晴らしいし、立て続けのどんでん返しでずっと最後まで食いつきながら観られた。

親父さんの行動にどんどん歯止めが
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フロントランナー(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

予告で散々煽られていた大統領候補の不祥事、一体どんな重大犯罪かと思いきやまさかの不倫。

モラル的にはダメだが犯罪でないし何をそこまで、と思う気持ちはあるものの、その行動の代償はあまりに重い。

近年
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.9

知られざる作家・サリンジャーの苦悩。

これを観てしまったが最後、『ライ麦畑』を以前のような気軽なテンションでは読めなくなりそうだ。

戦場のシーンが10〜15分ほどしかないのに全編を覆ってしまうほ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.9

恥ずかしながらロッキーシリーズは初鑑賞だが、試合シーンの臨場感がハンパなくて充分楽しめた。

ただでさえ怪物ガタイのドラゴと一戦交わした時の絶望感といったら・・・。

映画の所々で主人公を奮い立たせる
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ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~(2018年製作の映画)

3.6

前半は彼女の神懸かった歌声に、後半はあまりに惨めな転落ぶりに悲しくなって、ある意味2回泣ける映画だと思う。

従来の音楽映画のようにハッピーな気持ちで劇場を出られるものではないが、これもスターのひとつ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.4

奇抜なメイクじゃないガガ様はちょっと新鮮。

オリジナル版は未視聴ながら、想像を上回るビターな内容にびっくり。ただのシンデレラ・ストーリーには非ず。

ライブシーンは必見。バンドサウンドやアンプラグド
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.5

大泉洋のクセのある演技と、高畑充希の可愛さを存分に楽しめる作品。

前半のコミカルな部分はよかったけど、後半ちょっと感動話に偏りすぎかな?

せっかく稀有な実話が題材なのだから、もうちょっと鹿野さんの
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運命は踊る(2017年製作の映画)

3.4

記録。意味深なカットが多くて面白かった。全編通して特にこれといった盛り上がりがなく、淡々としている。集中力がなければ寝てしまうかも。

フェノミナ(1985年製作の映画)

3.6

新文芸坐オールナイト上映にて鑑賞。

蛆虫含む、虫の描写のエグさはこの時代も健在。

サスペリア(1977年製作の映画)

3.8

新文芸坐オールナイト上映にて鑑賞。

蛆虫の描写がエグいことエグいこと。抗体がなかったり、集合恐怖症の人はちょっと観るのは控えた方がいいかもしれません。

ホラーなんだけど、映像がやたら綺麗で、
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サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.7

新文芸坐オールナイト上映にて鑑賞。
タイトルは『サスペリア2』だけど、これはただの日本公開時の興行側の戦略で無印とは全く関係ないらしい(笑)

個人的には、現実を飛び越えたSFホラーよりも、こうい
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.6

新文芸坐のオールナイト上映で鑑賞。いじめ描写は確かにエグいけれど、現実感がない。あんまり心が痛むようなやつも苦手なのでこれはこれでよかったかも。

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.0

記録。新文芸坐のオールナイト上映で鑑賞。4本立ての中で、これが1番面白かったかも。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.3

記録。ただもう怖くてグロくて、理不尽。後年のエンターテイメント化されたホラー作品とはまた一味違った怖さ。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

記録。レディ・バード役の女の子にクセがだいぶあって、好きになれるかどうかで好みがわかれるかも。自分的にはそこまで好きにはなれなかったなぁ。

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