鈴木ドミノさんの映画レビュー・感想・評価

鈴木ドミノ

鈴木ドミノ

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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ケビン役の俳優の筋肉量がものすごい。この映画のためにかなり過酷なワークアウトをしたのが伺える。レスリングシーンもキレがあり、物語内容に先んじてその役作りの真摯さに感動する。

ブルーザー・ブロディやリ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

鑑賞直後はぼんやりした印象だったのだが、森達也氏の解説を読んだりBlackHoleの特集動画を観たりして、やっとこさ映画の輪郭が理解できた気がする。(プロメテウスの火を”非常に弱い人間”が作っていたと>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5

文句なしに面白いんだけど、黒人に対するステレオタイプがテーマの作品は既に名作がたくさんあるので、個人的にはこの作品に対して力を入れて観ることができなかった。

当然、「人種とステレオタイプ」というテー
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フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

3.0

映画の本筋とは関係ないのだけど、カリフォルニアの銃乱射事件の犯人が車でフューチャーファンク(マクロス82-99)を聴いていたのが印象的だった。自分も2014年ごろにマクロスをSoundCloudでよく>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

概ねあらすじ通りのストーリーだったが、そもそも島に漂着してからがメインだと思っていたので、物語の構成自体に裏切られたと思った。(むしろ島に漂着するまでが観客に見せたかった部分なのでは?と思った。)>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

随所でかかる劇伴がすごい良い。不規則かつゆったりとしたリズムは自然の有機性を思い浮かぶ。しかし同時に無機的な響きもする。OSTが出たら欲しい。

基本的に19世紀のような時代設定なのにSF的なテクノロ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

超名作なのに28歳にして初めて観た。

職場に2日間も行けず、明日(というより今日2月2日)こそ会社に行かなくてはと思っていたのに寝れずに最後まで観てしまった。

家から出れずとも小さな機械を通じて素
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

2.5

中盤〜後半にかけてもう一捻りあったら、良かったのになと思いました。

これを言ったらおしまいだけど、人肉が美味しいわけないので、そもそも映画として突っ走り気味な感じが終始ある。

コメディーに対してう
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

力に吸い寄せられて狂った人。だがしかし力を持つ人々も狂ってる。人間はみんな狂ってるのだとしたら、それは富や財産を持っているか否か関係ない平等性があると思った。

本作はサスペンスのようにも思えるが、人
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.5

夏に観たのにレビューしてなかった。

汗だく状態でミッドタウンで路上喫煙かましたら警備員さんにめちゃ叱られた。(すいませんでした。)

映画館を出たら空が青かった。

神はあらゆる不条理(社会的、経済
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.0

期待してたほどオモローではなかった記憶。

私がイエローモンキーだからでしょうか。

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.5

観たのにレビューしてなかった。

大友克洋の許可は取ったのだろうか。

登場人物が全員マイノリティだった記憶。

お元気クリニック 立って貰います(1988年製作の映画)

3.5

自分も突き抜けて生きていきたい。

突き抜けて突き抜けて。。。

長州力の名言に「墓に糞ぶっかけてやる!」というのがあるが、お元気クリニックは十字架に射精してたので長州を超えた。人間の想像力って無限大
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(2023年製作の映画)

3.5

たけしの映画ってあと何本観れるんだろう。

たけしフォーエバー。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.0

面白いけどフィンチャーはこの映画を本当に撮りたかったのかちょいと疑問でした。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

デニーロがガキ使の罰ゲームみたいな感じでディカプリオのケツをしばき倒すシーンを観れたので、2,000円のチケット代の元が取れました。

スコセッシの映画ってあと何本観れるんだろう。

権力者に流される
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ユー・ピープル ~僕らはこんなに違うけど~(2023年製作の映画)

4.0

映画なので誇張している部分も多いのだろうけど、アメリカにおける異人種間のコミュニケーションの難しさ(めんどくささ)半端ない。

"マジョリティがマイノリティに理解を示す"ことで逆に相手を傷つける可能性
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.5

90年代の東海岸ヒップホップを聴いてきたので、モーガンフリーマンとマイケルケインがヤンキースとメッツのキャップを被ってニューヨークをブラついている感じにグッときた。

いつかニューヨークに行きたい。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.0

観終わった後に友達とラインでやりとりして大分整理できた。

本作ではエディプスコンプレックスを描こうとしたのに、やりきれなかったのは何故か?というモヤモヤが残っている。シンプルにいうと「なぜマヒトは父
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

2.0

アメリカ版巨人の星という印象。

ウィルスミス演じる父親はだいぶモラハラ気質で、外から観たら面白いんだけど、当事者である家族からしたらたまったもんじゃないなと思った。(テレビの大家族ものが笑えるのは当
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.0

選手選考ミーティングの時の栗山監督が会社のめちゃくちゃ仕事のできる人に重なる。おそらくプロ野球の監督以外の職業だったとしても成功するんだろうなあ。

あとはダルビッシュがとにかくかっこいい。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.0

1&2を観た数日後に観た。1番記憶が薄い。

流石になにか話の展開捻ってくるかな?と思ったら、やってることは今までと一緒すぎて逆にビビった。

ジョナサン、もうちょっと世渡り上手になるべし

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

ジョン・ウィック1を観た後にそのまま観たんだけど、3部作で1番好きかもしれない。

冒頭でキアヌ・リーブスが愛車を取り戻すシーンで、そもそもロシアンマフィアと抗争するきっかけになった大事な車をめちゃく
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

2週間前にジョン・ウィックって観たことないな〜と思って3作一気に観たのだが、あまり内容を覚えていなくて困った。

殺し屋専用のホテル(非武装地帯)というアイデアが良かった。

少しキングスマンっぽい?

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.5

2週間くらい前に観たんだけど、間違いなく今年ベスト。

泣き過ぎて死ぬかと思った。

人生は不条理で辛いことばかりなのになぜ神は人間を造ったのだろうか。スコセッシの「沈黙」を思い出す。

途中のday
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THE COCKPIT(2014年製作の映画)

4.0

早稲田松竹で「ケイコ 目を澄ませて」と二本立て上映。

半ば鑑賞を諦めていた作品なので、ついにこの日が来たかという感じで観ていた。

特に刺さったシーンが2点

・ビートの骨子ができた段階でOMSBが
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.0

記録のために投稿。

途中寝てしまった笑

ジョージオーウェルの動物農場を思い出した。

動物に対して無理やり感情を読み解こうとする自分は傲慢だろうか?

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

アカデミー賞総なめだけあって映像は凄かった。しかし個人的にはまらなかったのは、今作が「母と娘」の親子関係がテーマの作品だからだろうか。

合掌した手を十字に重ねて拡げる、所謂「女性器」を作って遊ぶシー
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

2.5

一作目が奇跡的に面白かった分どうしても劣って見えてしまった…

ストーリー的にも1時間30分かけてやるお話ではないと感じた。30分〜45分くらいの尺だとちょうど良いかも。

今作もちさととまひろの日常
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.5

日常パート、特にちさととまひろの自宅内でのシーンをずっと観ていたいものすごい癒しがある。(とくに高石あかりさんの魅力が神がかっている。)

エンディングクレジットでソファの上でくつろぐ二人を固定カメラ
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.5

なんだか最近孤独に感じることが多く、空虚さに胸をひしゃげられるような日々なのですが、たまたまAmazonプライムで今作が配信しており観ました。(スカーフェイスが好きなのにカリートの道はまだ観れていなか>>続きを読む

わがままなヴァカンス(2019年製作の映画)

3.0

フランス映画みたいなフランス映画


「ソフィアは自由だと?」

「そうでしょ」

「自由でいるのは大変なのよ。時には仕事よりキツい。」

「だから彼女は疲れている。」

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

旧エヴァに共通するテーマ性があり、エヴァンゲリオンから庵野作品に入った自分としては大いに楽しめた。

世界の不条理性に対する抗い方として、世界自体の変革(=人類補完)を企図するゲンドウと、「他者という
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

最高すぎた。RZAとドクの夢の共演。映画館で観たかった。

こういうイコライザー的な映画って無条件で好きになってしまう、

冒頭とラストにMoodのkarmaの元ネタであるDon't Let Me B
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不良番長 口から出まかせ(1970年製作の映画)

3.5

日本語ラップ史に残るクラシック、「口から出まかせ」の元ネタ映画

梅宮辰夫が主人公だけど、マシンガンセクハラの山城新伍が際立っていた。

「ゲハハ!おっぱい丸焼きにしたるで!」

女性の乳房をガスバー
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