ぶちさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.5

「形だけだ」という言葉が強く残る。

神も自然も、沈黙の先に何を見出すかはその時代と人間次第なんだな。

スキンレスナイト ―デジタルレストア版―(1991年製作の映画)

3.5

90年代のザラッとした映像や音質の色気がすごく良かった。
産まれた世代が違うため乗り切れない部分もちょっとあったけど、すごく誠実な映画だと思った。

エンドロールの役名がおもしろかった。

ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.7

大ッッッッ好物!
スパイダーバース然り、このCGテイストと思春期の親和性の高さよ。

スパイダーバース以上にラフすぎる、イメージボードそのままみたいな画面がグリッグリ動くし、AC部的な下手ウマ落書きデ
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.5

喜怒哀楽あんな全身で表現できたら気持ち良いだろうな。

浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

妙におもしろかった!
ここぞという時にハズシまくる旦那が最高。

ラストシーンかなり好き。

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

5.0

最っっっ高だった!
フェスを取り巻く環境やアーティストたちの思惑、観客らにもそれぞれの人生がある。
フェスって群像劇だ。

ニーナ・シモンのステージに圧倒されたしMy Girlもめちゃくちゃ良かったな
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.8

良すぎる……。
すべてがパンチライン。
学生の時に観ていたら抜け出せなかったと思う。
自分の価値を求め生きるためにヒトは歌うのかな。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

じっとりとした余韻。
不器用な父親と無邪気になりきれないソフィ、みんな抱きしめたくなった。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.8

そういう時期の気まずさ愚かさ居心地の悪さ。ネガティブな感情の機微の解像度が恐ろしく高い。
泳ぐシーンで胸がキュッとなった。

マグノリア(1999年製作の映画)

4.9

3時間があっという間。
こんな展開いつもなら即考察や解説調べに行ってしまうけど、これは観て自分が感じたことを全てにしたいかも。
大好きでした。

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.4

咀嚼するのにかなり時間がかかりそう。
表面だけ見ればかなり気持ちの悪い話なんだけど。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.2

想像以上に変な映画だったけどかなり好きなやつだった。
後半の電話越しの怒鳴りあい面白すぎる。
 
主人公のアブなさとかラストの覚醒にちょっとだけ西村賢太の風味を感じた。

ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ちゃんと楽しいオリジンもの。
話のテンポよすぎて一度力を手放したアダムが秒で復活したので「いや情緒…」となった。半日寝ただけやん。

兎たちの暴走(2020年製作の映画)

3.0

瑞々しい空気感が良かった。友人たちの関係性の脆さとかもっとがっつり青春ものとして観たかったかもしれない。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

ひとりの人間の営みと創作物が絡んでゆく感じはフレンチディスパッチのほうが好みだったけど、ウェス・アンダーソンからしか得られない多幸感たっぷりな養分は健在です。

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.8

作品のもつ情念とパワーに何度も押し潰されそうになる。
レスリー・チャンの化け物的美しさ。
こういうのもっと沢山映画館で観たい。

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

こどもの情緒の不安定さがそのまま展開の最悪さに繋がっていくし、容赦なく無事じゃない方向へ進んでいくのでずっと怖い。
ハデな演出一切無しであんなに満足度高いラストにできるのめちゃスゴいと思う。おもしろか
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.2

ひたすらに愛おしくてロマンチックなラブストーリー……、、、
仕事後の疲れた身体に「良い……」と染み渡りました。
あと劇伴がかなり好み。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

海外の間違った日本観大好物なので楽しめた。
こういうのは映画館で観なくちゃね。

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

4.9

めっちゃめちゃに良い………。
マイベストの仲間入りかもしれない。
ショービジネスの世界で生きてきた演出家の回顧と後悔と開き直りのミュージカル。

コンディション悪いときはぜったい観れないけど、後半の混
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

3.6

ぶっ飛び映画と思いきや結構硬派な面白さ。

キャスト最高。

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.1

めちゃめちゃ面白い。

ブルーノの妙に美学を感じるイカれ具合がとても薄気味悪くて最高。こういう人、いそうと思わせる嫌さよ。

そんな数観たわけじゃないけどヒッチコック、ほんとハズれない…。

ロープ(1948年製作の映画)

3.9

シンプルながらどの場面も撮り方に一癖あって楽しい。
ロープを隠すシーンとか小気味よいし、次第に夜空に変わる窓の景色とかワンシチュエーションを活かした遊びがたくさんで目が飽きない。

気持ちの良いこって
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.7

ふと何気なく見た映画や聴いた音楽、読んだ詩が人生を助けてくれるみたいな、そんな力を信じたくなる映画。
映画館のスタッフみんなキャラが立っていて良い。

波紋(2023年製作の映画)

4.0

冒頭のギリギリな家庭のシーンですぐに心掴まれた。
ヘレディタリーとかアメリカン・ビューティーにも通づる地獄みたいな食卓シーンホント好きなんですよね…。
極上のブラックコメディでかなり好きなやつでした。

怪物(2023年製作の映画)

4.0

感情振り回されました。観終わってまだ登場人物たちのことを考えてしまう。

来る(2018年製作の映画)

4.5

面白すぎてなんで映画館で見なかったんだろと後悔した。

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.7

音楽パートの素晴らしさだけでもうお釣りが来る。

地下道を歩く人とか、モブのさりげない仕草にも生活が感じられる演出が細かくてシンプルな画なんだけどずっと目が離せなかった。

お話はいつものまるちゃんと
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ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり(2021年製作の映画)

3.8

かなり面白かった。
ものづくりって楽しい!という気持ちと、独りでものづくりなんかするもんじゃねえ…というド鬱な感情がダブルで来る。
完全に同世代なのでグサグサに刺さった。
靴下と歌う世界の仕組みの歌が
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アドベンチャーランドへようこそ(2009年製作の映画)

4.5

人生ベスト級映画なスーパーバッドの監督だったのでずっと観たかったやつ。
エンドロールに入る瞬間心地よさと切なさで胸がいっぱいになる。