このレビューはネタバレを含みます
作品における登場人物のキャラクター性に一切のブレがなく、その演技の表現力に感嘆した。
この物語における一連のドラマが、なぜ起こったのかという理由付けが全て、演技、演出で表現されていて、リアルであった。>>続きを読む
対比表現が印象的な作品だった。その最たるものは、イニシェリン島の壮大さと、そこに住まう人間の矮小さである。
島という閉ざされた社会での友人との絶縁が、ドラマチックに描かれている。
話しかけられたら指を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自分の現状に若干の後悔や息苦しさを覚えている人間の、あの時あの選択がもしもこうだったら、という世界をマルチバースで表現している。
しかし他の世界線の自分にも、後悔や息苦しさがある。結局は現状の課題を乗>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
お洒落な構図が多く印象深かった。音楽が効果的に使われていて、それぞれのシーンに対応する意味のある楽曲は、映画の面白さを倍増させる要素の一つだと思った。
序盤では、資本主義社会で生きる我々現代人は皆平等>>続きを読む
