富司さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

富司

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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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色づかいが鮮やかで特徴的でした。どこを切り取っても絵になる…
全編音楽のみ、普通のセリフなしで全て歌唱で進行しているのも楽しい。
カトリーヌ・ドヌーヴがとにかく美しくて可愛らしくて見とれてしまった。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

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ハロルドの自殺ごっこは「死にたい」という気持ちではなく、ただ自分に注目を向けて欲しいという承認欲求の表れのようなものだ。モードが表れて、彼を見て笑い刺激的な物事を教えてくれて、彼には死ぬ理由がなくなっ>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

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うまく言えないけど「レズビアンの映画」じゃないところが良い!
原題が「アデルの人生-第1章と第2章-」なだけあって 二人が出会って別れて次の恋が始まる、『一つの恋愛』を切り取った感じ。
この映画が大好
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンに蝶衣が微笑むのがゾッとするほど美しい。

蝶衣が「男として生を受け」って改めて言い直したのは、修行時代『自分を女だと思え』って言われてから性別を混同するようになっていたのが やっと振り切
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

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互いに互いにを手放せない。けれど、もう今まで通りにはいかない。
切に求め合っている2人だからこそ苦しくてどうしようもなくて痛かった。
ロランスはもう自分を偽ることは出来ないし、フレッドの幸せもどうした>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

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本当に美しい映画を観た。
親子の関係なんて歳をとるほどにどんどん変わっていって、理想の関係になれることなく終わってしまうのではないか。
「治るよ。治る、治る。治るさ。」と眠るとみに優しく呼びかける声が
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.3

自分の思春期とユベールは痛いほど似ていて、彼と一緒に泣いてしまいたかった。
ユベールの言葉ひとつひとつがヒリヒリとしていて脆い。彼は20歳でなければこの作品を作れなかった。17歳でなければこの言葉は書>>続きを読む

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