トナカイさんの映画レビュー・感想・評価

トナカイ

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

前半のメタバースに侵食され始める日常はカオス過ぎて追っ掛けるのに必死かつアカデミー賞これで大丈夫か、、と一瞬不安をよぎったものの、途中から理解が追いつき後半にかけては感情を揺さぶられ気付いたらボロボロ>>続きを読む

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.3

ヒロインの憂い顔も、人との関わりがぶっきらぼうな男も、寂寥感ある雪景色の鉄道旅行も(果て感)、全部が愛おしかった。
他の方も言ってたが、学生の頃のヨーロッパ貧乏旅行を彷彿とさせて、90年代の背景も相ま
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.0

当事者の目線で語られる故郷を離れざるを得なかった少年とその家族の話。
長兄に自身の事を伝えてからある場所に連れてこられたシーンに、感情が揺らいだ。

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

初めて映画館で観た時、終幕で嗚咽を必死に堪えながら泣いた。

落ち着いてから、何がそこにまで自分に響いたのかを見つめ直してみると、大切な人を失った悲しみ、それを背負って生き続ける(踊り続ける)残された
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.8

当時観た人にとってはより斬新さが味わえたんだろうなと思う。
話はシンプルなはずなのに、エレクトロミュージックと節々で挿入されるへたうまアニメーション、輪廻転生で繰り返される展開と妙な中毒性を与えられて
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

話のコンセプトが関心をそそられるうえに、滑稽な展開を淡々とイギリス英語で語るさまも観ていて心地よい。背景のクラシック音楽も引き立つ。
森林で銘々が電子音楽に没頭するシーンが大好き。

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.1

ラザロのどんな時でも無垢で献身的なさまは時に気の毒に感じるほどに強く愛おしかった。思いがけず心に残る作品。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

貧富の差を視覚的に分かりやすく示していたり悪いことをしているのにどこか憎めないキャラクターの様子を眺めるのは楽しかった。ギャグあり緊張感ありで次の展開が気になる進み方。
終盤のモールスの下りは映画とは
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ハンナ(2011年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

『つぐない』のジョーライト監督とシアーシャローナンの再タッグに加え全編音楽をケミカルブラザーズが手掛けるといったファンにとっては垂涎物の布陣は言うまでもなし。(敵役のケイトブランシェットも神経質そうな>>続きを読む

GF*BF(2012年製作の映画)

4.0

忠良のほのんのり翳りを帯びた表情が好き。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.1

フェルディナンのアメリカ人モノマネが雑で笑う。思い出した時に見たくなる思い出の映画。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.5

知人にこの映画の話をしたら「あ~あのレズ映画ね!」と言われてとてもイラッとした。一面としては確かにそうなのかもしれないがそれ以上に色々な思いが詰み込まれた、大切な人と観たい映画。

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

映像・音楽・登場人物はいずれも特徴的で好き。メイク女からの求愛を拒絶したあたりからストーリーが狂ってくるのでそこが評価の下がる要因かとも思うがこれはこれで好き。最初のあんちゃんにもうひとつ役どころが欲>>続きを読む

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.5

目隠し生活を強いられた人たちのお話。ルーマニアは悪くない。

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.3

非常に見やすいストーリーライン。終盤の村のシーンはいわずもがな、その後の線路のシーンはギャン泣きした。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.4

セックスしたら死ぬまで付いてくるという童貞には優しい化け物からひたすら逃げるお話。友達何人かで茶化しながら見るのが◎

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.9

沈黙の時間がひたすら怖い、という演出が好き。最初は自己中なガキたちに家宅侵入されたおじいちゃん可哀そうと思っていたのに気づいたらガキ側を応援する構図。オチはややパッとしない。

シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ(2014年製作の映画)

3.8

これ観てから砂糖の入った食料をかなり避けるようになりました。ありがとうお母さん。

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.1

凄惨な映像が続くが見なければならない現実。決して遠い世界の話ではない同じ時間に起きた事実。見て見ぬふりはもうできない。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

じわじわ系クラシカルホラー、少女のクリック音が特徴的、終盤はホラー映画にありがちなある種のおバカ要素もあり楽しい。