こじまさんの映画レビュー・感想・評価

こじま

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顔を捨てた男(2023年製作の映画)

3.9

アーロンシンバーグ×セバスチャンスタンがコラボした本作はボディホラーの趣があるスリラー
前半は外見によって人の態度が変わることを嫌というほど見せてくるのに、イケメンのセバスチャン顔になってからアイデン
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スーパーマン(2025年製作の映画)

4.3

ジェームズガン版スーパーマン…
楽しい!面白い!娯楽映画ってこうじゃなくっちゃ
個性的なキャラクター、迫力あるアクション、王道のドラマ、コメディ、そしてガン映画のお約束
ドナー版をリスペクトしつつ、バ
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ハルビン(2024年製作の映画)

3.6

伊藤博文を暗殺した安重根についての物語
伊藤博文はリリーフランキーが演じている
韓国からの視点だとこうなるのか
日本の描写がイップマンのそれだね…

プロスペローの本(1991年製作の映画)

4.1

ピーターグリーナウェイがシェイクスピアの戯曲テンペストを映画化
遂にここまで来たかと言いたくなる圧倒的レベルの衣装、セットなどの美術が魅力
全24冊の本もオーバーラップした映像(アナログハイビジョン)
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数に溺れて(1988年製作の映画)

3.9

ピーターグリーナウェイお得意の生と死の物語
どのシーンを見ても人や物がいちいち美しく配置されているし、小物がお洒落
横移動するカメラワークやシンメトリーな構図も相変わらず美しい

唇によだれ(1959年製作の映画)

3.7

カイエ派(右岸派)のジャックドニオルヴァルクローズのドラマ
遺産相続のために集められた男女が泥沼の争いを繰り広げるかと思いきや軽快に進む恋愛ドラマに発展していく…
舞台となる城館が美しいのもポイント

修道女(1966年製作の映画)

3.5

カイエ派(右岸派)のジャックリヴェット監督作
ただただ辛い笑

三重スパイ(2003年製作の映画)

3.5

晩年の右岸派エリックロメールが描くサスペンスドラマ
なるほど、ロメールが歴史ものかつサスペンスを描くとこうなるのか…
正直やっぱり得意分野の方が好きかも笑

気のいい女たち(1960年製作の映画)

4.0

クロードシャブロルのドラマ
同僚である4人の女性を中心に描かれる本作
それぞれの悩みや葛藤を描いて終わるかと思いきや…
やってくれたなシャブロル…

いとこ同志(1959年製作の映画)

4.0

カイエ派(右岸派)クロードシャブロルのドラマ
要領の良いポール、不器用なシャルル、2人と三角関係のフロランス…この登場人物だけでもうヌーヴェルヴァーグしてる
モノクロの映像がシャルルの悲壮感をより強く
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夜と霧(1955年製作の映画)

3.5

アランレネのドキュメンタリー
実際のホロコーストに関する写真を映しながら段々と進んでいく
事実だからこそ重くのし掛かる

薔薇のスタビスキー(1973年製作の映画)

3.6

アランレネ×ベルモンドの史実もの
こういうドラマも卒なくこなすレネ凄い

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.9

左岸派アランレネの目眩く映像とストーリーが魅力のドラマ
信用できない語り手がいることと時間軸をぐちゃぐちゃにした構成のせいで何が現実か分からない(注意深く見ると分かるらしいが)
モノクロな映像が作風と
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逃げ去る恋(1978年製作の映画)

3.7

遂にアントワーヌシリーズの完結編となる5作目
半分、過去作の振り返りだけど、過去のキャラクターが成長して出てくるのはグッとくるものがある

家庭(1970年製作の映画)

3.9

アントワーヌシリーズ4作目
少年時代からすっかり大人になったジャンピエールレオが今回も主人公ドワネルを演じる
まさかの日本人かよ笑

夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

3.8

トリュフォーのアントワーヌシリーズの3作目
職を転々とするけど上手くいかない
そして最後についに…

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

3.9

トリュフォーが男女の三角関係を描いたドラマ
モノクロの映像はもちろん、ラストの衝撃も魅力的な映画

ピアニストを撃て(1960年製作の映画)

3.8

トリュフォーのドラマ
ピアニストの主人公がギャングの抗争に巻き込まれていく
モノクロと相性が良い物語になっている

サムライ(1967年製作の映画)

4.0

ジャンピエールメルヴィル×アランドロンのサスペンス
ウォルターヒルに影響を与え、さらにそこからエドガーライトが影響を受けたハードボイルドな演出が魅力

ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.9

ジャンルノワールのコメディドラマ
登場人物達の思惑や片想いが絡み合い、ラストの唐突な幕切れに繋がっていく…

美女と野獣(1946年製作の映画)

3.7

ジャンコクトーのファンタジー
題材は有名
モノクロなのに煌びやかな映像が目を引く
野獣の造形も作風と合ってる

都会のひと部屋(1982年製作の映画)

3.7

左岸派ジャックドゥミの社会派ミュージカル
労働闘争や社会に翻弄される2人の恋愛ドラマ
ファンタジックな物語やカラフルな絵づくりが得意なドゥミがそれをあえて抑えて魅せる物語も乙なものです

ロバと王女(1970年製作の映画)

3.8

左岸派のジャックドゥミ映画の中で1番見やすいかも
カトリーヌドヌーヴでミュージカルとくれば相性◯
ラストの世界観をブチ破る演出もドゥミ節ってことで笑

アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

3.7

ヌーヴェルヴァーグの祖母、アニエスヴァルダが過去作を振り返るドキュメンタリー
この人間性だからこその作風

アニエスの浜辺(2008年製作の映画)

3.8

左岸派アニエスヴァルダが自作を振り返るドキュメンタリー
ポワントクールトに出てきた祭りちゃんと続いてるし、そのままでちょっと感動する
ジャックドゥミとの息子娘その映画のそんなところに出てたのね

落穂拾い(2000年製作の映画)

3.7

ガラクタで作品を作るルイポンスね
アニエスヴァルダのドキュメンタリーは心地良い

冬の旅(1985年製作の映画)

3.8

左岸派アニエスヴァルダのドラマ
自由奔放に生きるモナが死ぬ直前までを描く
自らの意思を貫いたことは悲劇ではないのかな

創造物(1966年製作の映画)

3.8

アニエスヴァルダの良い意味で癖のある変な映画(ファンタジーミステリーサスペンス)
モノクロに構図の良い撮影が堪らないし、赤いやピンクに切り替わるシーンも強く印象に残る
分かりやすく意味もある笑

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

左岸派アニエスヴェルダのドラマ
不倫する夫フランソワがエミリーを訪ねて彼女がドアを開けたところからカットを7回も切り換えてお互いの顔を行き来する演出が自由だ
妻のテレーズに起こる事やその後の展開はキツ
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.9

アニエスヴァルダのドラマ
冒頭のタロットカードで占ってもらうシーンはカラーで美しく描き、不安に駆られている本編ではモノクロを使って効果的に演出している
ラストの着地まで色々な人と交流するクレオを演じる
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.8

左岸派アニエスヴァルダ長編デビューのドラマ
漁村で起こる出来事と並行してある夫婦の関係を描く
この夫婦のシーンはベルイマンリスペクト的な構図が見られる
祭りのシーンが印象的

お早よう(1959年製作の映画)

3.9

小津安二郎が描く新興住宅地の人々を描くドラマ
細かいカット割、ローアングルと小津節を楽しめる
この何気ない日常を淡々と描くのが本当に上手い

晩春(1949年製作の映画)

4.5

小津安二郎が描く父と娘の物語
笠智衆演じる父とその娘を演じる原節子の演技が見事
最初は結婚に後ろ向きだった紀子に父が話をするシーン…こんなにグッと来ることも中々ない…

早春(1956年製作の映画)

3.9

小津安二郎が描く夫婦の物語
半世紀以上前の映画なのに現代にも通用する普遍性が小津映画の凄さというか醍醐味だね

鬼婆(1964年製作の映画)

4.2

もう冒頭から引き込まれるし、タイトルのフォントが格好良い
限られた登場人物にモノクロの映像、じっくりと見せる演出が本格派
ラストの展開に唐突な幕切れも堪らないよ…
ウィレムデフォーは本作をお気に入りの
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ザ・ハース/生贄の町(1980年製作の映画)

3.5

乗り物が意思をもって人を襲う映画…
クリスティーン
地獄のデビルトラック
ザ・カー
殺人ブルドーザー…などなど
そして本作、主役は霊柩車だ笑
オカルト的な展開は良いんだけど、もっと暴れ回る霊柩車が見た
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