「桜花抄」のモノローグ、ひとつひとつの言葉選び、温度感、エロい……。そして「秒速5センチメートル」辛すぎる。一度隔たってしまった2人は、世界と時間が持つ一方的な速度で引き剥がされ、二度と交わることはな>>続きを読む
寝てしまった…
アスナが他のキャラに振り回されすぎだと思った、あと世界観やそれぞれのキャラクターのストーリーが脚本の中で収まりきってない感。でも、「喪失をどう抱えて生きていくか」というのは『秒速5セン>>続きを読む
メールの受信に8年かかるという圧倒的な距離《distance》であっても、彼と彼女は繋がっている。新海誠の関心はいつだって男女が「どう惹かれ合うか」ではなく「どう引き裂かれるか」にあり、隔たりを越える>>続きを読む
どれだけ彼女のそばにいても、(おそらく恋人と別れたであろう)彼女の涙を拭うことはできない。「距離」の存在が既に印象的。
原作と展開を変えつつも原作にあるしんどさを再現できているのがいい。面白さの要因が映像的な部分ではなくほぼ役者の芝居頼りなのがもったいない。
多面的な物語と終盤トットちゃんが駆け出すシーンの見せ方が凄すぎる
とにかくかっこいい画面のつるべ打ちで一本作ってやろうという気概がタフ
内容が薄いといえば薄いのかもしれないけど安定の作画と早見沙織の声、ちゃんとした下調べに基づいていることがわかるウイスキー周りの描写含めて期待を裏切らない良作だった。終わり方ずるいわ。
このレビューはネタバレを含みます
記者の子が部長に血と砂がついた朝鮮飴を差し出したシーンの時点で「あぁもう多分この映画がどう終わろうと俺好きだわ」って思ったんだけど、その後さらにもうひと山あり、そこがあまりに地獄すぎて最高だった。学問>>続きを読む
今泉力哉の原液。ゆるい会話から、時々ギョッとするほど緊張感がある場面がポンと放り込まれたり、ラストの残酷さは既知の今泉作品というより、初期濱口作品の手触りに近くて驚いた。
小学生で見た時より怖かった。たらい回しにされたあげく全く役に立たない病院、医者への不信感。徹底的にイジメられるカラス神父、お母さん、リンダ。登場人物が全員限界を迎えている中で行われる悪魔祓いシークエン>>続きを読む
2018年の再上映以来の再見。
マーージで面白い、ずっと面白い。悪魔。元々良くない状況がさらに悪化していく地獄絵図を堪能する究極のエンタメ。
「どうやって撮ってんだよこれ」の連続。オチのドライさにも痺>>続きを読む
こういう言い方は良くないかもしれないけど本当に予告編から受ける優等生的な面白さがそのまま本編でもずっと発揮されていて見ていて非常に「ちょうど良かった」。安心して見ていられた。エレメント・シティの設定及>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
大人と子供の断絶、息苦しい教室と家、世界からの解放。ディスコミュニケーションの怖さ。小学生の中に芽生える複雑な気持ち。いろんな要素が積み重ねられて奏でられる人間ドラマに痺れた。簡単に子供に寄り添わせな>>続きを読む