田畑さんの映画レビュー・感想・評価

田畑

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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最後の実際の映像で、2人の母親が抱き合うところは印象的でした。
彼の防衛本能が高かったこと、孤児施設に引き取ってもらえたこと、慈悲深く裕福な養親に見つけてもらったこと、全ての幸運が重なって起こった奇跡
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これはよかったなあ。はたからみたら娘を亡くして頭のイカれちゃった母親にしか見えないかもしれないけれど、母親の愛ってそもそも狂気に近いからなあ。
娘への愛を前にした母親、科学的好奇心を前にしたエンジニア
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怒り(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

綾野剛と妻夫木聡のカップルの真実がつらくて泣いた。犯人が結局人格異常のキチガイなだけだったのが少し物足りないけれど、この映画がフォーカスするところはそれではない。人を信じるのは難しいことです。

葛城事件(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

結婚したがっている女性がずっと謎でした。
犯人のように、高い自己顕示欲と自己実現欲はあるのにそれを達成するに足る努力をする度胸はなくて、それでもなんとか一発逆転したい、俺はこんなところで腐っていたくな
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「癒しの力を持つ」の意味がガチのキュア能力だとは思わなかったのでびっくりしてしまいました。最後までジョンの不思議はわかりませんでした。

凶悪(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

リリーフランキーの怪演。
記者は、事件を明らかにしていくことで自身の家庭の問題から目を背ける免罪符にしているように見えました。
最終シーン、木村も須藤も刑が確定したにもかかわらず発した「まだ事件は終わ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.8

見ていて本当に気分が悪く、やるせなさや悔しさや無力感にドッと襲われる。そこまでに視聴者の内面に鋭くメスを入れることができるということは作品として完成度が高いのだなと思う。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.0

主人公の選択が、「なんで?」と思わせることばかりで困惑する。いつも夢想に耽っているよくわからない子がそのまま大人になって子供を持ったような感じで、危なっかしさやもどかしさを感じさせる。ドキュメンタリー>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.2

トムハンクスの、無垢で純真な心を持ったおっちょこちょいだけど愛されるおじさん、の演技がすごい。中東?東ヨーロッパ?の言語系の人の英語を表現するのが素晴らしく上手い。展開のテンポがよく、みんながどんどん>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

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配達員?システムエンジニア?の主人公が飛行機事故で無人島に漂着、4年の歳月を経て生還するが、元の日常は変わっていて...という話。
飛行機事故に遭う前は熱血仕事マンで、とにかく時間を急ぐイヤな上司だっ
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

顔ファン向けの映画になってきたなあという印象。特に灰原の数々の所作は灰原ファンを沸かせたことだろう。かわいかった。
しかしながらあくまでミステリー作品として、事件の深度はさほど高くなかったように感じる
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A.I.(2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

未来におけるロボットと人間の関係性を描いた作品。特に「愛」そのものについての価値を問うようなもの。
終盤ではロボット側の視点がメインで、最終シーンあたりではSFのファンタジー的色彩が強い構成となってい
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

展開は、よくある。ありがち。まあそうなるだろうなと安易に想像できる。しかしながら随所に差し込まれる小気味のいいミュージックが物語の展開の足取りを軽くするかのように作用しており、オシャレな印象を受ける。>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

後半つれて展開の連続、しかしながら単なる大どんでん返しという印象でもなく、「まあそうだよな」と納得できる。素晴らしい。

ゆれる(2006年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

香川照之の怪演がすごい。最後の最後まで分からなかった。ただただ陰鬱で湿っぽく後味が悪い、それだけを誇示したいような邦画もある中で、良い映画だった。
ただ、あんなに跡がつくような強い力で引っ掻いたのなら
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

ハラハラするシーンの連続で見ていて飽きない。主人公の明快な発想とグルたちの滑稽さに目を張る。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ドキュメンタリーを見るという心構えで見たほうが退屈しないのでは。現実にあったこととしては奇怪だが、映画としては展開が遅く、何かが進んだと思えば現実的な問題(情況証拠に過ぎないなど)により頓挫、といった>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

5.0

とにかく可愛らしい。平沢進のサイケデリックな音楽性と、テンポよく時代を変遷し1人の女優の生涯を描くという構成のマッチの具合が素晴らしく、1人の人間の恋模様の切なさや儚さを感じると同時にどんどんと展開し>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.0

ストーリー性が少なく、とにかく映像としての荘厳さを重視しているという点でキューブリックらしさが感じられる。映画館の大画面と音響で見てこそ価値があるような映画に思える。

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