冷蔵庫とプリンターさんの映画レビュー・感想・評価

冷蔵庫とプリンター

冷蔵庫とプリンター

ひとりぼっちの青春(1969年製作の映画)

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アメリカ映画史上、類を見ない陰鬱さ。
人生にうんざりする。
見る人は選ぶだろうが、人生という過酷なレースに否応なく参加させられている一人としてそれなりに感慨深いものがある。あと原題良い。

テトリス(2023年製作の映画)

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テトリスの販売権争いに焦点を当てたビジネス映画。NIKEのマイケルジョーダンとの契約を描いた『Air』的な、成功するとわかってる大博打ディールを安全圏から眺める快楽みたいなものがこの系統にはあると思う>>続きを読む

ハタリ!(1962年製作の映画)

5.0

面白すぎる。野生動物捕まえに行く→寓居へ戻ってわちゃわちゃ→野生動物捕まえに行くのリピートしかしないのに常に面白いのがすごい。『赤ちゃん教育』の超強化版という感じ。

シングルス(1992年製作の映画)

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キャストが良いから全体としてもそんなに悪くないのだが、やや詰め込みすぎの感がある。TVシリーズなら跳ねてた可能性あるんじゃないだろうか?フレンズと競合するが。てかこういうシットコムありそう。

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

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個人的に印象深いのは第3話になってしまうが、やはりリリーグラッドストーン、これは今となっては当たり前に思えることだが、深みのある表情が他の豪華女優陣に全く引けを取らない。馬連れてきたところのクリステン>>続きを読む

月光の囁き(1999年製作の映画)

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原作未読だが、今作の特筆すべき点としては、一方的に描かれがちな思春期の青年の歪んだ性欲の発露を、受け手側(普通の恋をしたいという願望とサディズムの萌芽の間で葛藤する少女)との関係性に重きを置きつつ描い>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

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カルトホラーの殿堂入り(公式にはそんなもの存在しないが)間違いなしの傑作。表情筋が筋痙攣を起こしたかのような最恐スマイルのエンディングが素晴らしい。

魅惑の巴里(1957年製作の映画)

5.0

正直、お尻丸出し宮廷ドレスというアイデアだけで満点付けたいくらいだが、ここは三人の無名女優の三者三様の魅力を十二分に引き出して見せたジョージ・キューカーの手腕を褒めるべきか。
幕ごとに異なる相貌を見せ
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あなたと私の合言葉 さようなら、今日は(1959年製作の映画)

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小津風の家族ドラマをハリウッドクラシック的にアップテンポにまとめた佳作。

徳川セックス禁止令 色情大名(1972年製作の映画)

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フレンチ文芸エロスと東映エロ時代劇の魔合体。情緒ぶっ壊れ。序盤の爺が滝のような汗を流しながら鼓を打つシーンこそ微笑ましいが、切腹シーンなどは、少し場違いに感じられるようなフランス映画っぽい劇伴もあいま>>続きを読む