かぜまるさんの映画レビュー・感想・評価

かぜまる

かぜまる

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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.4

強い女性たちのプライドバトル。ライバルとも生産的な関係を築く様子が清々しい。仕事に取り憑かれた魔女は最高の不幸を楽しんでる感じがする。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.6

ゴジラと過去の自分への復讐を果たす敷島と橘の絆が良かった。ストレートな良い映画だった。

神木隆之介はずっと好きだけど、苦悩に満ちた演技は美しさが勝ってしまっているので、もっと絶望的に苦しい顔がみたく
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

原子力爆弾を完成させ日本に投下することになってしまう米国の国際政治力学における立場や、結果的にそれに殉じてしまう科学者の立場を描いている。広島平和記念資料館や長崎原爆資料館に訪れると、そのような歴史的>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.7

アンディの表情がすごく印象的。常に遠くを見つめているのは、性格として人付き合いの悪いところはあるけれど、それだけではなくて目標のためにしたたかに生きる意志の強さを感じさせる。不条理に押し潰されない精神>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.9

喜怒哀楽に溢れて、ホームアローンのように騒々しく、気軽に観れるクリスマス映画。男同士の絆が良かった。'All I Want for Christmas Is You' は何回聴いても良い。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

5.0

殿堂入り。
虚栄のハウルを正気に戻すソフィーの知性。等身大で生きようと決めたソフィーの勇気が美しい。
カルシファーもマルクルもかわいい。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.8

真剣な人の姿は周りに良い影響を与える。

年をとったら現代的な仕事を周りと同じ水準でこなせるとは限らないけど、ずっと真剣に頭を使って生きてきた人はいつの時代も優れたリーダーになれると思う。


観てい
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.4

二人で共通の目標を持つって前向きに生活する上で大切だなと思わされた。子供を育てることに限らず。

緊張や不安に支配されて楽しめない日も度胸は忘れずに。

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.9

酸いも甘いも分かち合える人間関係を築いているのは主人公の赤裸々さゆえ。登場人物みんながずっと幸せそう。

とにかく'She' - Elvis Costello が本当に素晴らしい。ノッティングヒルの恋
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街の上で(2019年製作の映画)

4.5

『愛がなんだ』以来の今泉監督作品視聴だったが、ウェットな人間関係の描写が上手すぎると思う。
刹那主義的な若者のリアルな感じ。演者があまりに魅力的すぎるので、その世界に引きずりこまれて魅入ってしまった。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

家族の事情で人生を決められてきた華子は、恋敵(?):美希の自由さに憧れるが、彼女だって実家から十分な支援を受けれず大学をやめてしまった捨て身の状態で、自分で決めてきたわけはないと自負している。お互いに>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

宮崎駿の価値観そのものを表すものとして、この作品の本質になるのだろうが、大伯父様が閉じこもっていた隕石の中の世界がどのようなテーマを提示しているのか初見では理解できなかった。

疎開先で主人公:眞人は
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.3

クリエイターとして創造的であるための資格について考えさせられることになる作品。HUNTER×HUNTERの制約と誓約はみんな大好きなテーマだが、俗物である我々はどこまで捨てる覚悟を持てるのだろうか?会>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

世界を知ることで主人公が人間的に成長し、勇敢に知性や理性を獲得していき、世界を変えようとしていくストーリー。

どうしても自分の力では解決できないものがあると悟った先人たちが出てくる。そんな彼ら彼女ら
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

ふつうの日常のなかで営まれる思いやりの尊さを感じるあたたかい物語。

PMSやパニック障害、過去のトラウマによって、意思疎通が上手くできずに不器用になってしまう様子を、理屈っぽくなく等身大で描いていて
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