ガリさんの映画レビュー・感想・評価

ガリ

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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【復讐の果て】
救いのなさ。韓国らしさ全開。
人智を超えたような監禁の発端は、実は小さな恨みの芽。
主人公の狂気と悲しげな笑みの切り替えが、恐ろしくも切ない物語そのものをよく表現している。

アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.6

【惑星映画の金字塔】
ようやく見た。いまさらだけど。隕石から地球を守る男たちの物語。
宇宙工学としては色々気になるところがてんこ盛りではあったが、ストーリーは概ね納得。最後のグレースとAJの笑顔の抱擁
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

【気分爽快、ゲームの世界】
要所要所でゲームのギミックや設定が出てきて、マリオ好きにはたまらない(であろう)ストーリーになっている。音楽もふんだんにマリオの世界に引き込んでくれるし、マリオカートのシー
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.7

【王道ディズニー。心地よいミュージカル】
ディズニーの中でも特にミュージカル要素が強い。アンダーザシーは流石の楽しさ。海の中という設定を最大に生かしたカラフルで自由なコミカルさが良い。
自由気ままな末
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

【私は怪物?】
思っていたより現実的で、身近なストーリー。とある学校での生徒と先生と親の物語。
本当に2023?と思うような始まり方。死んだ顔の教師陣に平成初期のような子供達。ただ、これはあくまでも母
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.3

【灰原哀の過去と壮大なストーリー】
久々にコナンシリーズを映画で見たが、過去一で面白かった。黒の組織も総出で、赤井さんも安室さんも見せ場あり、久々に見ても追いつける構成になっていて楽しめた。

名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.8

【灰原哀の過去に迫る】
黒鉄の潜水艦を見るにあたって鑑賞。しっかりと推理が入っていてアクション要素も少ない。見応えがあった。最後彼に頼るのは少し拍子抜けだったが総じて面白い。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.7

【今作も見応えあり】
アクションが爽快で楽しい。
見どころ満載の回の映画なので初見でも伝わるように表現しきれていたかは怪しいが、終始楽しくみれた。

パターソン(2016年製作の映画)

3.5

【日常の中の変化を捉える】
日常系。パターソンの変わりのない日常を描いているようで、客観的に見ているとそこには大きな変化があることがわかる。

奥さんの新しいもの好きな気質や、子供や日本人との出会いを
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

【醍醐味のドンデン返し】
よくできてるなぁと毎度思う。
ただ、今回は敵も味方も規模が大きすぎた。。
俳優が豪華だったので楽しくみれた。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.9

 【2.5次元の動きで描き切った】
イントロの、鉛筆画からキャラクターが動き出すところはゾクゾクした。20年の進化を見ているようだった。
直前に全話見直してからの鑑賞。
意外と原作を知らなくても楽しめ
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セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.5

【みんなハッピーな友情】
高校生の楽しい時の友情がそのままそこにあるような、人間関係だった。いつもは言いたいことを自由に、相手が辛いときには思いやり、助け合う。
ドラマらしいコミカルさとテンポで楽しく
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【日本に住むということ】
言葉と音楽と映像が端々まで美しい映画だった。

地震を見えないミミズの生物に例えて、天災を神の気まぐれとして描く。天災を描くという点では君の名はも天気の子も同じであったが、少
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

【色褪せないかっこよさ】
かっこいい。1作目からマーヴェリックの無鉄砲さが少し削れてなおカッコ良くなった。

映像技術の向上でひきの画がとても綺麗になっている。
冒頭のマッハ10のくだりは必要かは意見
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

【お腹が空いてくる】
フレンチレストランで働くカールキャスパーが、有名批評家の辛辣なレビューをきっかけに雇われ料理長をやめ、自分の好きなように料理を振る舞う物語。
現代的な設定を入れつつも、身ひとつ、
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.3

【ダンサーの魅惑に引きこまれる】
冒頭。テスのステージでゾクゾクした。
映画の演出だと分かっていても、超一流だと思わざるを得ない。ストーリーに大きな展開はないが、ミュージカルとしてかなりの完成度と感じ
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.8

【プライドと、偏見。】
そのまま。
ストーリーは少し追いつけないところがあったが、
舞踏会の優雅さや景色、色使いが心地よくて評価高め。

トップガン(1986年製作の映画)

3.8

【色褪せないかっこよさ】
トップハリウッドスターの所以をあらためて知ることになる映画だった。
戦争色を限りなく消しているのも良かった。あくまでも仮想敵との戦いであり、スポーツのようなドキドキ感を楽しめ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.3

【少年の感性がそのまま映像化】
13歳のスティーヴィーが徐々にグレていく過程がアメリカならではの表現で映像化されている。エモい。
心の変化や友情、嫉妬の感覚の捉え方がジュブナイル系ならではで、久しく味
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

【スピード感が心地よい】
新幹線の中でのゾンビという新しいジャンル。ちゃちな感じかと思ったが作り込まれていて、その迫力とスピード感がリアルな映像で楽しめた。出てくる主役たちも色々な想いや立ち位置を持っ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.3

【正義?とギャング】
財務省のネスが禁酒法により荒れに荒れていたシカゴに派遣され、アルカポネの悪事を暴く。
なぜ彼がこんなに家族や自分の身を顧みず本気になれたのか、相手がギャングと言えあんなにパカパカ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

【シンプルで色褪せないサイコホラー】
人の愚かさをどう表現するか、映画エンタメの一つの大きな命題である(と思っている)が、その試みの成功例の一つと思う。
サイコホラーという形で、限りなく抽象的かつシン
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.4

【死の循環】
もっと古い映画かと思ったら意外に2017年だった。
少しベタな展開だが、しっかりと最後は落としてきて、ちょうど良いボリュームと内容だった。

情婦(1957年製作の映画)

4.4

【極上のミステリー】
タイトルからは想像できないストーリー。
純然たる王道ミステリーだった。
ストーリー、表情、振る舞い、全てが引き込まれて満足のいく映画だった。300ページほどの小説の読後感のよう。
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

【歌の意味を教えてくれる】
Children of Deaf Adults (聴覚障害者を親に持つ耳の聞こえる子ども)の物語。
想像とは少し違い、障害者を理解しろとか、お涙頂戴とか、そういう類のもので
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運び屋(2018年製作の映画)

3.3

【監督の自叙伝を見せられてるのか?】
期待よりは下回った。大筋については面白かったが、クリントの個人的な考えや想いがかなり色濃く反映されていて、しかもそれが個人的にはあまり共感できるものではなかった。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

【淡々と自身を見つめさせる】
音が読む台本のように、物語は淡々と進む。登場人物たちは感情をほとんど出さない。逆に劇中で演じるときだけ人間に感情(を演じている)のが面白い。感情だけではなく、かなり色も制
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

【家族愛の形】
原作が相当好みだったので鑑賞。人間関係の複雑さと、親たちの個性の振れ幅を映画には落とし込むのは難しいだろうと不安に思う一方、155分という上映時間には少し期待していた。結果、期待以上だ
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.7

【満足感一位】
見終わった後に見て良かったと思い返す映画は数あるが、見ている最中に見れていることが幸せだと感じることのできる映画は多くない。本作は間違いなくその最たるものだった。
インド映画が長くても
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