次元の弾は百発百中。敵の弾は全く当たらない。この枷というべき設定を遵守した上でどれだけ面白いアクションシーンを描けるか。描けていたと思います。
ハードボイルドで色気があって、アニメ的でありながらも合理>>続きを読む
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最後にすべてをかっさらうフォースグレイド。
終わりよければすべてよしなスケボー版ニューシネマパラダイス演出が光る。
親の立場から考えてみたら、発狂してしまうエピソードの連続かもしれないが、通過儀礼なの>>続きを読む
本作単体での評価が難しい。前作以上のスペクタクルシーンの連続だが、いかんせん砂漠がメインになるため、画替わりがないため、次第に慣れてしまい、冗長に感じられる。
リーアム・ニーソンといい、デンゼル・ワシントンといい、ライアン・ゴズリングといい演技派俳優がこぞってアクション映画に出演してくれて、眼福。オリジナル作品未鑑賞。
任侠映画のようなシンプルなプロット。>>続きを読む
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・原作既読。
・ピンクカラー、「ゾクっとミステリー体験」コピーを用いた宣伝が奏功。
・実際はジャンプスケアを多用したビクッとホラー体験。ジャンプスケアに恐怖する観客のリアクションの大きさが一番の恐怖体>>続きを読む
こっくりさんのような降霊儀式をまるでマリファナやコカインをやるようなノリで描いて見せるという切り口が面白い。当然、オーバードーズをするとしっぺ返しがあるわけで。終わり方、好きです。
あっという間にエンドロールを迎えた。
芋生と杉田、対照的な2人の映画少年・少女にふりかかる障害が
心に沁みる。
東出も好演。コムアイもグッジョブ!
若松監督はワンマンであり、人たらしである一方、
なん>>続きを読む
イコライザーのマッコールさんばりに無双状態のマ・ドンソク。イコライザー・ザファイナルがホラーならば、本作はコメディ。どんな輩が束になってかかってきてもマ・ドンソクが一網打尽に叩きつぶしてしまうのだから>>続きを読む
およそ20年にわたる言ってみれば王道の友情物語。
それをいかに退屈することなく、興味を惹きつけながら見せ切るか。
そのために、構成に工夫がされている。
そして功を奏している。
だが、観終わった後、その>>続きを読む
なるほど、悪魔祓いは「デスノート」の原型だったのか。
主人公のキャラクターが魅力的で充分面白いが、
悪魔の名前を知る苦労が少し足りないか、ラッセル・クロウだけに。
掘り出し物。パラレルワールドへと繋がる「どこでもドア(鏡)」を発見した男女4人の社会人の物語。社会人ゆえ、どこでもドアの使い方が賢く、そして残酷であることがミソ。
登場人物、誰もが魅力的。小林啓一監督にはこれからもずっと青春映画を撮ってもらいたい。
おいおい、なんにも起こらないじゃないか。
なのに、見飽きないし、目が離せない。
こういう映画を観て楽しめるオトナになったんだと
ちょっと自分をドヤれる。
そんないい塩梅に仕上げている監督の手腕がお見事>>続きを読む
前情報なしで観に行ったら見事にカマされました。
「バービー」のB面的な映画の傑作。
ロケーションの圧倒的なリアリティと自然の厳しさが制作発表時に懸念されたコスプレ感を完全に払拭。みんな吐く息は白いわ、鳥肌立ってるわで本気度が伝わります。予告編以上のアクションシーンはないが、文句なく面>>続きを読む
原作未読。
これでもかと使い倒す「紅」の五段活用に涙腺決壊!
「天然コケッコー」を彷彿とさせる思春期の学校生活描写!!
「青春も延長できたらいいのに」名コピー!!!
「ドント・ブリーズ」などアメリカの低予算一軒家ホラー映画に対する斎藤工監督なりのアンサーなのではないか。
特大ブーメランが鮮やかに決まる。
大好きな作品!
エンドロールの「製作」にサプライズが!
次に暴力事件を起こしたらアウト!という枷のある主人公がいかにして最後かちこみに行くのか。
彼の覚悟や決心がわかりづらく、勿体無い。
割と根幹に関わる部分なのでちゃんと描くべきかと。
ヒロイン与田のキャ>>続きを読む
泣き面に蜂、弱り目に祟り目、戦後にゴジラ。
企画の着想が大好きです。
これまでのゴジラと比べて恐らく小ぶりだと思うのですが、デカけりゃいいってものじゃない。
人間目線で描かれる本作のゴジラは本能的な怖>>続きを読む
明日も明後日もブルーな月曜日がやってくる。
待望のNETFLIXでの配信。必見映画。
「恋はデジャヴ」「ハッピーデスデイ」のタイムループもの。
一番うまいのは、タイムループ=同じようなことをして無為に>>続きを読む
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皮肉にも便利なはずのデジタルツールによって
不安や不信感が加速していくサスペンス。
二転三転する構成は前作越え。
丁寧に練られたフリ(伏線)とオチが素晴らしい。
しかし、結局、犯人の目的は何だったの>>続きを読む
塩田明彦監督最新作。
主人公にとっての劇的な出会いを地震で表現するという野心的な演出からまず掴まれる。
また主人公の心象表現として、彼女の自宅の襖の空き具合で表現するのも面白い。
(中盤、その襖は開>>続きを読む
近年、石井裕也監督作品が心に突き刺さってばかりで辛い。
しかし、その痛みはやがて刺激へと変わり、生きる活力に繋がるから不思議だ。
「月」といい、本作といい、根底にあるのは石井監督の「人間をナメるな」と>>続きを読む
俺たちのロバート・ロドリゲスの構想20年作品。
「スパイキッズ(01)」の公開後、「レジェンドオブメキシコ(04)」公開前くらいに構想したということか。
女性占い師との逃避行までのくだりが往年のロドリ>>続きを読む
これはB級アクション映画ではない。上質なA級ホラー映画だ。
「ジョン・ウィック」のように強い主人公には強い敵をぶつけるというのが続編の常套手段。
しかし、「イコライザー」の世界には主人公より強い人間は>>続きを読む
ジョン・ウィックは何しに日本へ?
キアヌが大好きなラーメンはドニー・イェンが代わりに食べているし、大阪パートの登場人物が誰も幸せにならない結末にそう思わずにはいられない。
合気道や柔術、柔道の技が本作>>続きを読む
犬神家の一族」ばりの遺産相続争いと思いきや、
後半はまるで雨穴さんのようなにわかには信じがたい因習をベースにしたおどろしいミステリー。
豪華キャストとロケーション・美術で説得力を持たせていました。
犯>>続きを読む
コカインをキメた熊が悪乗り全開の何でもアリの行動を取るわけでもなく、
いたって誠実な残虐動物描写。
怒らせた熊とシャブ中の熊はどう違うのか。
その違いがよくわからなかった。
仮に、コカインを蜂蜜に変え>>続きを読む
豚とトリュフを収穫しながらひっそりと隠遁生活をしているニコラス・ケイジ。
ある日、豚が何者かに誘拐され、激怒したケイジ。何を隠そう、彼は元・凄腕のシェフだったー。
ジョン・ウィックの既視感しかないスト>>続きを読む
主人公が気軽に外出し、生還する描写によって本作のトーンを提示しているように、テンポよく進むライトなゾンビ映画である。
大きな外からの圧力がないと、クソみたいな現状を変えることができない主人公が、日本の>>続きを読む
犯罪都市シリーズの魅力はマ・ドンソクの犯罪スレスレの体当たり捜査ではない。
それを観ている側が許容できるほどあぶない・イッちゃっている犯罪者だ。
近年、よりドラマを厚くするために犯罪者側のバックグラウ>>続きを読む
「大きな問題を解決するには、小さな問題をコツコツ解決することだ」
そんな趣旨の名ゼリフがやけに印象深く残っている。
映画の冒頭、「間違った劇場に入ってしまったか?」と不安になった。
しかし、そんな不安>>続きを読む
アマゾンプライムにて。
内戦が激化したソマリアから脱出する南北駐在員たちの奮闘を描く驚くべき実話。
アカデミー賞受賞作「アルゴ」や「ホテル・ムンバイ」と同じ路線の映画。
残念なことに上述の映画と一線を>>続きを読む
「この映画のポスター作った人天才でしょ!」
真っ先にポスターを褒めたい。2023年のポスター第1位。
劇中のとあるシーンをポスターに転用し、これほどまでに作品全体を表現したものに仕上げている。
作品>>続きを読む