TakashiHongoさんの映画レビュー・感想・評価

TakashiHongo

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

ガーディアンズよ、ひとまずありがとう!
僕の人生と共に歩んでくれてありがとう!

ガーディアンズがロケットの危機を救うために頑張る過程で、家族としてみんなの関係性を先に進める話。

偶然にもガーディア
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.8

vol.3に至る閑話として最高。これもクリスマスに毎年観たい。

失意のどん底のクイルを励ますためにドラックスとマンティスがクリスマスプレゼントを用意する話。

ジェームズ・ガンの作品は倫理的にどうな
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.9

まさかマトリックス観ててそんなこと言われて終わるとは思わなかったのでびっくりした。

ゲームデザイナーの男が自分が作ったマトリックスというゲームが実は現実の出来事だったんじゃないかと疑っていた矢先にモ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.1

観終わった後に、自分なりの答えと、他の人の考察や解説を比較しながら、紐解く作業をしばらくしがめるので楽しい。ピロピロとしたスルメでもしがみながら映画をしがむのがおススメ。

映画用の調教馬を飼育する牧
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.6

またのタイトルを「ソー:ラブ&サンダー&ガンズ&ローゼス」。ひと通りヒット曲が流れた後、
あと流すとしたら「November Rain」しか無いだろうなと思ってたら意外なタイミングで流れたので「そこか
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.2

ループモノの傑作ラブコメ。作品のテーマに対してループという要素がちゃんと意味のあるものになっているのが素晴らしい。

大して楽しくない彼女の友人の結婚式が行われる一日を延々ループし続ける男が、あること
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サマリタン(2022年製作の映画)

3.4

今のスタローンはイーストウッドと同じでどんな役をやっても過去に演じた役を包み込んだ役になるので存在感の妙な説得力がすごい。しかもスーパーヒーローだし。

スーパーパワーを持つ双子がヒーローとヴィランに
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カーター(2022年製作の映画)

3.5

ハードコア・ヘンリーと同じステージクリア型シームレス編集アクション映画、ハードコア・カーター。

目覚めた時に記憶を失っていた男が、目覚めた直後から謎の刺客に狙われるが、耳の中から聞こえる謎の女性の声
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プレデター2(1990年製作の映画)

3.4

1990年(劇中は1997年)に行われた第二回プレデター祭。今回の獲物はロス市民。吹き替えの豪華さが垂涎モノ。

熱帯のような暑さの異常気象が続くLAでは、軍隊のような装備を持ったギャングと警察の銃撃
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.6

冒頭で答えを見せながらも、どのジャンルに着地するか分からない手腕はさすがのジェームズ・ワン。監督の持ち味である、独特のアクション設計と縦横奥行きを生かした変なカメラワークは今回も大好物だった。

養子
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.2

タイトルがどデカく出てくる映画は大体当たり。

第一回の1987年から数年おき、または数十年ごとに行われる伝統の祭の最新作、過去一の盛り上がりを見せた。第五回プレデター御人柱大祭となる今回のターゲット
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.9

ストイックな第二次大戦モノかと思いきや、「ナチスがやっていた極秘実験モノ」にジャンルシフトしていく際の転がり方がとても気持ち良い作品。

ノルマンディー上陸作戦時に内陸の村の教会に建てられた通信施設の
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

「ナメてた相手が実は殺人マシーンでした」(©︎ギンティ小林)モノの皮を被ったミッドライフクライシス映画。

家族との関係も冷え切ったうだつの上がらない中年男性が自宅に泥棒が入ったことをきっかけにブチギ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

ダンケルクとは違ったアプローチの時空間圧縮戦争映画だった。

伝令の命令を受けた若い兵士が命懸けで最前線に命令書を届けに行く話。

実時間ではなく、実距離でもないワンカット風のシームレス編集で作られた
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.0

多少無理があっても監督の好きなものがコレでもかと詰め込まれてるモノに弱い。前作関係ねェモノでもある。ドラテクゾンビ映画。

前作から4年後、ゾンビだらけで崩壊した朝鮮半島に残された大量のドルを目当てに
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

致命的なツッコミどころと、それ以上に言いたいテーマがせめぎ合った結果、辛くもツッコミどころが勝利してしまった。

1984年、何でも願いを叶えるアイテムを巡ってワンダーウーマンと強欲な悪役が攻防を繰り
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

ナメてた相手が無口なニコラス・ケイジでした。

田舎道で車がパンクしたニコラス・ケイジが修理代を稼ぐために廃墟のアミューズメント施設を夜通し掃除してたら施設のキャラクターたちが動き出しおかしなことが起
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呪詛(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

観終わったあとにとても嫌ァな気持ちになると同時に、この映画観た人全員に「おつかれさまでした!」と言いたくなる台湾洒落怖ホラー。

入ってはいけない呪われた場所に関わってしまった女性が自分の娘が呪われて
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ビッグバグ(2022年製作の映画)

3.1

昔所属してたクロムモリブデンという劇団の芝居観てるようだった。トランス、ナンセンス、バイオレンス&エロス、プラスフランスジョーク。ジャン・ピエール・ジュネの9年ぶりの新作。

ロボットが人類に反乱した
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エイリアン4(1997年製作の映画)

4.2

やっぱ全エイリアンシリーズで一番好き。色々あって十何年ぶりに観直した。

前作から200年ぶりにクローン培養されて復活したリプリーだったが、宇宙海賊やエイリアンを軍事に利用しようとする輩に巻き込まれて
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

全てを失った敗北者であるからこその自由。
そもそも自由ってなんだ、敗北ってなんだ。

リーマンショックの影響で職も住む家も住む街も無くしてしまった夫に先立たれた高齢女性がボロいバンで生活しながら全米各
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

うーん、評価が難しい。
マ・ドンソクの張り手、エプロン姿、バブバブ姿が見られたので満足だけど。

創造主みたいな存在のアリシェムの命令によって、人類を守るために地球に派遣されたエターナルズの面々がアリ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

サム・ライミ映画として観ると大満足。ドクターストレンジって冷静で知的なヒーローの佇まいだけど、ずっとトラブルメーカーですやん。

マルチバースからやってきた少女を助けるために、協力を求めるためワンダの
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

問題提起だったり考えさせる映画をSF不条理スリラーのフォーマットでやるのはメチャクチャ好き。
ラストシーンの意味を考えた時に身の毛がよだった。

下の階の人間は上の階の人間が食べた残飯しか食べられず、
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

2.9

不気味の谷を登ったり降りたりする不思議SF。ジェニファー・コネリーが突然どこにでも現れるビックリホラーの側面もある。

捨てられていた女性サイボーグを修理してみたら戦闘のエキスパートサイボーグだったと
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フィンチ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ハリウッド終末の孤独旅シリーズ、今度の主役はトム・ハンクス!終末世界で何かを遺す作品は割とどれも好き。

太陽フレアの影響で文明が滅んだポストアポカリプス世界で発明家と犬とロボと人型ロボが新天地を求め
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捜査官X(2011年製作の映画)

3.8

ナメてた相手が実はドニー・イェンでした。
四方山先生のツイートで気になったので鑑賞。

平和な村に家族と暮らしていた紙職人のドニー・イェンが強盗を偶然にも倒してしまったことで金城武演じる捜査官に凄腕の
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

上林という悪役をクリエイトできただけで勝利。
だがそれはつまり僕が前作見終わった後に期待したこんどこそ21世紀に合わせたアップデートをしてくれよ、というところからズレたところに着地したということ。
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

昭和の東映任侠モノの再現を現代の価値観に合わせてアップデートする事なくやり切ったのはスゴいことだけど。。。

ヤクザと癒着しながらも街のバランスを取る不良刑事に対して監視役として派遣されてきた若い刑事
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

楽しい楽しいゴア描写!
それはフィクションの醍醐味!
笑ってちょうだい今日もまた。
そして
ジェームズ・ガンはやっぱパンクの人。

アメリカの極悪な犯罪者のみで構成された部隊がクーデターで反米になって
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フリーソロ(2018年製作の映画)

4.0

今後「命懸け」という言葉を簡単に使うのは控えようとすら思わせるほどの命懸けの男が観られた。絶対やりたくない。

アレックス・オノルドというクライマーがヨセミテのエル・キャピタンという高さ約1000mの
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

Three is a magic number!
Yes it is!it’s a magic number!
3という数字は完璧な組み合わせを作れる魔法の数字です。
MCU27作目、3の倍数!

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アダム&アダム(2022年製作の映画)

4.0

父の息子でもあり、幼い息子の父親でもあり、さらに自己肯定感の低いままおじさんになってしまった人でもある人が観るとかなりグッとくる映画。つまり私はかなりグッと来た。

ある目的で過去にタイムトラベルして
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

1.5

タマにはヒドい映画を観ることも大事。なのか?

凄腕の殺し屋が派手に殺りすぎたのでほとぼりが冷めるまで大阪で一般人として暮らす話。

久々にツッコミ出したらキリがない映画を観た。思い出せば出すほど点数
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

タランティーノの長編初監督作。
20年ぶりくらいに観直し。
オープニングでの今から宝石強盗をするというのにタラがするライク・ア・ヴァージンの話は本当にクズすぎて最高。

素性を知らないまま集められた宝
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

ポン・ジュノの最高傑作。
前半はヤドカリ一家物語、
後半は弱い者たちが夕暮れさらに弱い者たちを叩くトレイントレイン物語。

貧困の一家が金持ちの一家を騙して寄生する話。

歳を取ると映画のテーマやシー
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