SFとしての説得力はわからないけれど、いわゆるファンタジーとしての説得力は十分に。
伏線も鮮やか、見せ方も鮮やか。
正直に申しまして観賞中、何度も涙してしまいました。
なんといっても子どもが欲しく>>続きを読む
何年ぶりだろう、二度目の観賞。
こういうジム・キャリーは好き。
最後まで物語に入り込めなかったものの、特に嫌いなところもない、ほっこりする映画です。
船のシーンが最も幻想的で美しく、物語の空気を理想的に反映していたと思った。
基本的な物語の構造はわかりやすく、欲深さや資本主義に対する批判的な視線を感じない人はいないと思うし、そういう単純なメタファ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
カトリーヌ・ドヌーヴの為のロマンス。
「終電車」というタイトルながら、終電車そのものには、当時の状況を語る要素、程度にしか触れられない。
そうした世界観が水面下で物語の根幹を支えている様は、感情を表面>>続きを読む
人生をかけてものをつくることに対しての祝福と幸福。
セリフの美しさはジブリ作品の中でも飛び抜けている。全てのシーンが美しいと思う。
原作よりも遥かに(原作も好きです)、物語の構造が美しく整えられていて>>続きを読む
映像、台詞、脚本、どれをとってもこれほど美しいロマンスは観たことがありません。
自分が観てきた恋愛映画の暫定ベストを挙げるなら今はコレ。
死に取り憑かれた主人公と、自然を愛する余命幾許かのヒロイン。重いテーマながらも、死を身近にし、自然なものとして受け入れ、残された二人の時間を懸命に生き抜く姿がとても美しい映画。
"余命モノ"と言っても>>続きを読む
くだらない殺し合いを観ながら笑っている自分の姿まで含めて、実に映画的だった。映画でしかあり得なかった。本当に信頼している監督です。
このレビューはネタバレを含みます
「許してあげる、あなたが好きよ」。
アンナが"外側"の人間であり、嫌いだった自分自身をも許して好きになれたことを象徴する場面、自然と涙が出てきた。
派手ではないし、一人の少女のあり触れた成長、愛の物語>>続きを読む
多様な生き方や在り方、そしてそれを描いた映画や作品の存在が、人々の心や想像力を豊かにしていく、という基本的、根本的なことを改めて強く思い出させられた。
魂の解放、自由への求道、ボブ・ディランの歌が胸を>>続きを読む