電子レンジ地べたさんの映画レビュー・感想・評価

電子レンジ地べた

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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.0

鈴鹿くん、声だけ聞くとすごく朴訥としていてびっくりした。ベビーフェイスが想像以上に補正かけてたらしい。

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

十数人分の飲み下せない悔恨や葛藤を直に浴びたポアロの、迷子のように不安げな表情が印象的だった。
人間には善と悪しかないと断言していたポアロがアンバランスな天秤を得たことは、彼にとって良い経験だったので
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.4

自分の人生を力尽くで繋ぎ直そうとする主人公の生命力が好き。ホラー映画の主人公は内からこんこんと溢れるバイタリティがあっていいですね。
ヤケを起こしたツリーの笑顔が清々しくて爆笑すると共に、なぜか(わか
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ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

夢を見た後は、目を覚まさなければならないね。
夜の底で発光する街明かり、陽光の下を行き交う人々の髪が日差しを反射する大通り、市場のむせ返る熱気と売り子の溌剌とした声。
床屋で髪を切ることもふらっと入っ
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犬王(2021年製作の映画)

5.0

時代の流れに翻弄された二人の表現者の話。色彩とアヴちゃんの歌声が美しい。
音に乗るのは生命の躍動、魂の歓喜に他ならない。
600年越しのセッションを、何にも縛られず心ゆくまま楽しむ二人に泣けてしまった
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あぶない刑事(1987年製作の映画)

5.0

大男バディものからしか摂れない栄養をジュルジュル啜ったので大満足。想像の十倍は好き勝手暴れ過ぎてて笑ったけどまあロマンですわな。
舘ひろしがも〜〜〜〜〜〜最高すぎ。普通に誑かされたいんですが。
昭和後
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.2

大悪魔VSジジイwithイケメン!スクーターに跨る聖職者にアンバランスなおかしみを感じるのは万国共通なんだね。
真面目な人ほど後悔に苦しめられ、そのクソデカ重荷を背から下ろして指輪ほどの小ささに収めら
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.1

大人がみ〜〜〜〜〜〜〜〜んなクソ!最悪!富と名声を手に入れたら最後はやっぱり永遠なのか。外道がヨォ〜〜〜〜。
全てを破壊し尽くすことでしか果たせない復讐があり、悲しいけれどそれは彼ら彼女らの心が救われ
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.4

タイトルとクレジットの出方がスタイリッシュだった Fukaseくんの圧倒的存在感
実際の人物をモデルにしたとしても、作品がヒットしたこと自体に天狗にならない辺りに山城の繊細な性格が出ていて好き

ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

あの虹色の光のように、彼ら家族にどうか光が差し込むよう願うしかできない。
何もかもがままならなくて、中盤までカタルシスという概念が存在しない。辛い。
さおりの折り合いの付け方が切なく、また高潔だった。
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.3

WOWOWが無料公開してたので。ありがとうWOWOW。
クリーチャーや原生生物のデザインがとにかく最高。あの荒涼とした風景の中にカラフルな植物がニョッキリと生えてるのはダリの絵を思い出した。

前半の
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

4.0

子どもの頃に金曜ロードショーで見たはずだけど終わり方が全く違っていたのであれはMIB2だったかもしれん。ウィルスミス頭小さすぎスタイル良すぎ。衣装が好き。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

サヴィルロウ11番地の仕立屋はなぜ世界一なのか。英国紳士はいかにしてジェントルマンになったか。
自らの手で敵を葬る勇気と、骸の上に立つ気概が彼らの品格を底上げしているように感じた。
「今夜ばかりはロー
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マーリンが死んだので星1です
キングスマンって単体じゃないんだ続編ある〜〜〜🎶🎶て思ってた私を返してください
ハリー生きてた信じてた😭😭😭😭で糠喜びさせたところにマーリン吹っ飛ばして楽しいか?おい マ
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キングスマン(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

折目正しい紳士には逆らっちゃいかんと相場が決まっておる。英国紳士は人類の浪漫だと遺伝子に刻み込んでくる映画。
コリンも良いけどマークストロングも捨て難い。というか普通にエグジーのパラシュート引っ張るシ
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

5.0

かぶれたところを掻き毟っても、余計に皮膚が爛れる訳でして。
トイレでモリーを説得してるシーン、格好良すぎてにやけてしまった。金の為なら恋人を道具にすることにも哀れな男を演じることにも躊躇が無いの最悪で
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

上映後席を立ったら背中湿ってて笑った、ガチ試合観てたみたいな緊張と昂り 音楽の使い方、使いどころ(使わなどころ)が効果的過ぎる
エアーが充填されたボールを弾いた時の乾いた音やリズミカルな速攻にユニフォ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

犬を殺すな…犬を…殺すな……

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.5

全編ほぼ手持ちだったので途中画面酔いするなど
会話のテンポや掛け合いが妙にリアルで自分のこれまでの人生で聞いたことのある・見たことのある会話のような錯覚があった。そのせいか後半の展開も、自分だってこう
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メメント(2000年製作の映画)

5.0

一度見たことはあったけど、細かい展開は忘れていたのでちゃんとメモ取りながら見た。
鑑賞後、レニーの言っていた「記憶は信じられない」を思い出して(いや本当にな…)となるなど。あんなに振り回されているにも
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