galvezさんの映画レビュー・感想・評価

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セブン(1995年製作の映画)

4.2

バディフィルムの最高峰。結論に成長とか学び、みたいなことが無いのが唯一無二。

市子(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

考察しつつ、情報の整理が求められる作品だが、脳が疲れたあたりでラストの市子の独白。やられた。

関心領域(2023年製作の映画)

4.2

ホロコーストをこの切り口で伝えることの意味。
凄惨な事実を見せ込まれるのではなく、鋭利なフィルムから強制的に想像をさせられる。
逃げることは許されぬ105分。

トラペジウム(2024年製作の映画)

3.8

怪作。
「アニメ×アイドル」の見方が染み付いてしまったら、本質的なことを捉えるのが難しくなるであろうつくりのフィルム。ようやるわ。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

西洋的な価値観をアジアの人間が生きる姿が鮮やかで、個性的な仕上がりだった。
ラスト、3人それぞれ纏う空気を非常に繊細に捉えていて圧巻。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

音楽と編集と言うフィクション・脚色により生々しく史実を浮かび上がらせる。
オッペンハイマーと言う男の感情のシフトが俺たちを揺さぶり、様々な恐怖で心が彩られた。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

すごいフィルムクオリティ。更にあのちゃんの声に潜む知性が大きく寄与して目が離せないSFに仕上がっている。

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.9

男子ふたりのブロマンスと思って観ると、また違った読後感に浸れます。

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.6

没入・共感からは程遠く、友人に対してそんな感情を抱けるのか、なんて、理屈をこねつつ観ていた。もしかしたら男性では感じ得ないものなのかもしれない。
多分、おれには今も昔も「ソウルメイト」はいない。

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

5.0

感情の動線を絞って、エンタメとして最高にフェアな作りにしつつ、試合にも集中させる映像構築、更にはとんでもない仕掛けまで用意されていた。
これは最高純度の「体験」だ。

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

実に品の良い後日談。会話の端々に時を経たからこそ噴き出す感情と、時を経たからこそ踏み込まない線。時間経過をリッチに昇華した素晴らしい会話劇。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ奇怪かつドラマチックな世界観の中で繰り広げられる冒険譚。細部に神宿りすぎて噴射力が半端ない、まさに「モンスター」フィルム。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.8

観念的でキュートな会話劇と可愛くも美しいロケーション。
嘘みたいな出会いからのリアリティ溢れる約束。
夜を全力で楽しむために別れをセットする、知的で素敵な2人をずっと眺めていたいと思った。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.3

ロケーションが圧倒的。原作で感じた北海道を大きく体感出来るのが嬉しい。
笑いの部分は無理してない分、冒険活劇として集中してワクワク出来る。アイヌの文化、食なども実写でより興味深く。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

「眼差し」の映画だった。
我々と共に演者を見つめ続けたオーディエンスの眼差しに高揚し、ラスト、宮本大が演奏中に開いたその眼に完全にやられた。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

劇場の選択肢がある人は出来ればデカい画面で見よう!ゴジラがデカくてうるさくて最高です!

お話は丁寧にモノを配置して、思った通りに回収してくれるクセ無しシナリオ。ぜってーそうなるよな!の連打が気持ちい
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

「あージブリ映画観たなぁ」と言う謎の満足感に満たされる。
どうかまた、映画作ってください。

怪物(2023年製作の映画)

4.5

静謐なジェットコースタームービー。
脚本、演出、芝居、その全てが上質なのは言うまでも無いが、その外の宣伝まで含めた本作のパッケージひっくるめて、かつて体験した事の無い映画体験だった。

大阪古着日和(2023年製作の映画)

3.7

YouTubeのゆるーいノリの延長線。スクリーンに映る森田に一抹のエモさ。これがいい加減よ。