最後のレオンのセリフが本当に切なくて苦しい。不器用者同士の愛に胸を打たれた。
他人の人生に自分を投影することで、他人の人生を負い、痛みを知ることができるというのは、そんなような気もするし、そうじゃない気もするという感じ…。尾行(哲学的尾行)をすることで、麦ちゃんはアイデンティテ>>続きを読む
自分が浸かるぬるい幸せが幸せであればあるほど、ふと目を覚ましてしまった時、その隔たりに耐えられなくなったりする。
なぜ島田が石田を助けるに至ったか描写が無く、それ故に最後綺麗に終わりすぎてしまったという印象が強い。川井さんもそういう性格だと片付けてしまっていいのか?と思ってしまうし、モヤモヤの残る映画だった。
始まりから終わりまで意味のない暴力が続く。救いがないというか、オチもないので、尻切れ蜻蛉感が強い。ただ、キャスト陣、とりわけ柳楽優弥の演技が良かった。作中ほとんど喋らないのに、圧倒的な存在感と狂気感が>>続きを読む