CineGorillaさんの映画レビュー・感想・評価

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とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.9

シンプルな物語を上手な構成と演出でハラハラさせつつ紡ぐ、社会の際にいる者同士がそっと寄り添うように過ごす5日間を描いた優しい映画。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

エログロに転びそうなところをアートに昇華しつつ、グッと来るところはグッときてエンタメにちゃんとなっている。
アメリやシザーハンズなど連想しつつも、描いているテーマも、その描き方も、もっと純度が高く、極
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

ただただ、生きている、それだけでいいんだ、と気づかせてくれる。
役所広司さんが素晴らしいね。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

俳優変われど、相変わらずのカウリスマキならではのテーマと世界観。
優しい眼差しで描かれる登場人物たちの冴えない日々と、ラジオから流れるウクライナの戦況、なぜ、もう一度映画を作ろうという思いに至ったか、
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.9

生きる上でそれぞれが何を選択するのか、そこには正解・不正解なく自身の生き方として描かれる、という出口が飛行機パニックもののクライマックスとしては新鮮だった。
で、イ・ビョンホンは、良い年の重ね方と良い
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

昔観た時は「ニキータ」の方が好きだなと思ったけど、改めて観ると、予算都合による工夫とともに、丁寧に作り込まれた良い映画だな、と。

スネーク・アイズ(1998年製作の映画)

3.4

デパルマならではの、序盤の長回しワンカットは今観てもなお圧巻。物語導入の語り口と有機的に掛け算になっている見事なカメラワーク。
ニコラス・ケイジは、この辺りぐらいまでは、良かった!

ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)

3.3

アル・パチーノとクリストファー・ウォーケン、この二人だけでずっと観ていられてしまうから素晴らしい。

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.1

最初からどうしようもない最低な男が、低空飛行し続けて、最後まで最低な物語。
でも、墜落はさせないところに、ショーン・ベイカーのマイキーへの優しい眼差しがあって微笑んで終われる映画。

ドミノ(2023年製作の映画)

3.3

ロバート・ロドリゲスならではの悪趣味なエッジーな感じが鳴りを潜めてしまい、なんだかクリストファー・ノーランのこじんまり版のように見えてしまった。
ベン・アフレックもなんだか勿体なく思えた映画だった。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

徹底的に細部に至るまでソリッドに作り込んだ、隙のない世界観はさすがデヴィッド・フィンチャー。
個人的には、物語的なのか映像的なのか、何かもう一仕掛けあっても良かったのに、と。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

CGの完成度が高かっただけに、ドラマの演出とお芝居が弱かったのがなおのこと残念。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

まだまだ健在、さすがの見応えある演出!!
力強く、惹きつけられ、お見事でした。

はこぶね(2022年製作の映画)

4.2

目が見えないからこそ、人の気持ちが見えてしまう男が、知らず知らずのうちに、人を変えていく物語。

人の内にあるものがどう外へ表れるか(もしくは、表れないか)を知り尽くしているかのような、卓越した洞察力
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

トム・クルーズのインポッシブルへの挑戦、今回も期待に応え、脱帽。唯一無二の存在。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

こんなに先鋭的でエンタメだったとは。想像の斜め上をいってた傑作だった。宮﨑さん、凄いね。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.6

考古学者の見果てぬ夢、“今”があるからこそ。ハリソン・フォードとインディ・ジョーンズの年輪を観るかのような映画。
それにしても、ハリソン・フォードは、その表情だけで伝わり良き。

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.6

取り止めのない話ながら、力のある良作。キャストのお芝居力と、絵に力があり、物語を運んでいく。広瀬すずさん、役柄とは少しズレていたのかもしれないけど、意外と、って言うとなんだけど、良い女優さんなんだなぁ>>続きを読む

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