郷馬健太郎さんの映画レビュー・感想・評価

郷馬健太郎

郷馬健太郎

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ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

4.5

アクション映画ではあるが、
政府の悪徳官僚との対峙のシーンは
マークウォールバークの佇まいだけで、怒りが伝わってくる。

いるだけで存在感が伝わる役者はよく聞くが
この映画のマークウォールバークは別格
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ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003年製作の映画)

4.8

好きな戦争映画の一つ。

ブルースウィルスの銃捌きはもちろんのこと、
何よりダイハードとは違った男の孤高の雰囲気を感じた。

感情の波こそないが、細かい感情が伝わってきた。

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

アントワーンフークア監督の「サウスポー」が好きで、見たいとは思っていて、やっと鑑賞。

デンゼルワシントンが社会派俳優と言われる理由も分かるし、何よりイーサン・ホークとのコンビネーションは伝統芸能だっ
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.6

戦争が生み出した狂気は、同族である仲間を血に染めてしまった。
戦争は理性を失い、正気さえ失ってしまう。

戦争などの描写がないが、どれほど日本人が
朝鮮人を迫害していき無惨な事をしてきたか
それは井浦
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.8

ライアンゴスリングの中でもダントツで好きな作品。多くは語らないが、セリフのない表情が感情を物語っておりとても魅了された。

物語が進むにつれて、入り込んでしまい
最後の息子が父親のバイクで走り出すシー
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.5

完璧主義者のスタンリーキューブリックの狂気が垣間見えた作品。
スクリーンの向こうにどうやって伝えるか、
伝え方にも個性が見えて、本物の戦争の狂気が
様々な表現で見えた。

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

ブラッドピットも制作に参加している作品。

映画で使われる海の描写は癒しなどを意味していると考えており、
この作品の海の描写は癒しや励まし、そして優しさなど色々な暖かさを感じた。

ときおり見せる無音
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

誰がジョーカーになるのではなく、周りの環境が
誰をジョーカーにするのか、

序盤は階段を上がるシーンが多かったが、
最後の階段を降るシーンは悪に堕ちる描写。
そこで踊っていたダンスはダークサイドそのも
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.7

ボーダーラインのような麻薬カルテルの実態を
描いており、そこで伝わると緊張感と恐怖はストレートに伝わった。

場所と役者、BGMがうまく合わさっており、
恐怖感と緊張感が終始切れなかった。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

5.0

岡田准一さんのアクションももちろんだけど、

ファブルの演技は演じているより、成り切っているようにしか見えなかった。

コメディ映画だけど、役者さんがコメディと受け止めて演技するじゃなく、本物めざして
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.8

ファンジョンミンの「黒金星と呼ばれた男」
を鑑賞して、ファンジョンミンにも興味を持ち
青龍映画祭において、主演男優賞を受賞した
この作品を見させていただき、
とにかく鳥肌がたった。

この映画における
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楽園の夜(2019年製作の映画)

4.7

韓国版の北野作品を見ているようで
雰囲気と背景が恐怖を助長するような演出があり、とても見入ってしまった。

特に役者の「無言の表情。」
無言で伝わってきたものは、
セリフで伝わらない。

勉強になりま
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.8

ガンフー、ガンフー、カーアクションなどの
アクションで感情が伝わってきて、とても見ていて怒りや哀愁、必死さが伝わってきて見ていてとても魅了された。

キアヌリーブスだけでなく、他の役者さんとの
掛け合
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.7

ロバートデニーロ、アルパチーノ、ジョーペシの豪華なキャスト陣で作られたロバートデニーロの
新たな傑作。

周りに振り回されて自分の幸せを見失ってしまうロバートデニーロの哀愁の演技。

怒り狂ってる暴君
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カジノ(1995年製作の映画)

4.8

すごいの一言。マーティンスコセッシが
デニーロやジョーペシをよく起用するのがわかる作品。

デニーロのカジノのボスのキャラクターはまさに"貫禄"と"実力"を合わせた"KING"

そしてジョーペシのキ
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海辺の金魚(2021年製作の映画)

4.8

ラジオで鹿児島の話をして下さる小川紗良さんの
作品が気になり、阿久根が舞台になっているこの作品を鑑賞させて頂きました。

ネグレストをテームにしてるだけあり、
葛藤、喜び、哀愁が主人公の小川未祐さんは
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.8

マーティンスコセッシ作品。

コメディの中にある狂気を
社会病質性(サイコパシー)のルパート・パプキン役を演じているロバートデニーロの演技も光っており、本当に傑作。

タクシードライバーとは違って狂気
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

怪物とは何なのか。

3人の視点で物語が進む。
自分たちの日常に潜む怪物は何なのか

家族か、友人か、第三者か、そして自分自身か

そして、怪物は意外と見方を変えれば、良き物に変わるかもしれない。と教
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エゴイスト(2023年製作の映画)

5.0

「エゴイスト」は自己中心的な人を指す。

浩輔は、求められていないのに龍太を助けたいという自分の身勝手(自己中心的)な思いやりが先走った為に
龍太とその母親を殺したと思っていたが
2人はその身勝手な愛
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.5

戦争映画だけあって、流石の戦場のリアルさ。
そして、1人の小さな兵士の物語にこんな感情移入するとは。

無垢で純粋な少年たちの心を弄んだ大人たちが何よりの戦争犯罪者。

異端の鳥(2019年製作の映画)

4.6

最後の少年が名前を思い出して書き出すシーン。

そしてバリーペッパーの演技も素晴らしかった。
プライベートライアンの記憶も蘇った。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.5

カメラワークと背景と音楽で 
重厚感が伝わってくる。

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

4.3

戦争のはらわたを見て、続けて鑑賞。

男の映画といったらサムペキンパー監督と思わせるくらい、マックイーンのアウトローな役の存在感。
そしてガンアクション、カーアクション。

男は見た方がいい作品。

大脱走(1963年製作の映画)

5.0

バイク好きが高じて鑑賞。

トムクルーズやジャッキーチェンもそうだが
主演のマックイーンも

度胸があり、不器用に、失敗を恐れず
果敢に攻める。

本当の男のカッコ良さが詰まっているような
作品。

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.5

ファンジョンミンの善と悪の共存の演技が素晴らしい。

イソンミンの無愛想に見えるが、メガネの奥にある感情には見惚れてしまった。

最後のシーンは、自然と涙が出た。

散り椿(2018年製作の映画)

5.0

岡田准一の殺陣だけではなく、演技は惚れる。

よくインタビューでもおっしゃっているが、
「感情が動かせるのが芝居」

まさに動かされた。

切腹(1962年製作の映画)

5.0

武士道の批判を描いているが、映し出されているのは武士のかっこよさと渋さ。

橋本忍さん、すごい。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.8

タランティーノ作品の中で一番好きな作品。

個人的にブラピのトレーナーのシーンはクセになる。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

やはり、クリスチャンベイルはすごかった。

サーキット中の表情は、まさに車を降りている時は別物。

サーキットレーサーさながらの表情には見惚れてしまい、やはり本物のようだった。

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