星屑さんの映画レビュー・感想・評価

星屑

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カラーパープル(2023年製作の映画)

4.5

目を背けたくなるくらいのどん底の人生からの大逆転劇!!
冒頭からミュージカル全開で、歌と踊り演出も素晴らしい。
けれど何よりストーリーが素晴らしい。
ミュージカル好きにも、クリスチャンにも、映画好きに
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

面接が始まったあたりからめちゃくちゃ面白くなって、シンプルなストーリーながら、最後までずっと楽しめた。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ドルビーシネマでの鑑賞。
ちょうど嵐で船が難破したりパニック要素も多く、迫力と没入感が素晴らしかった。
オリジナル曲が追加され、アニメーション映画やミュージカルでおなじみの曲が沢山カットされていて、別
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

久々に面白い映画を観た。
あの頃の自分と重ねて切ない気分になる。恋も友達も母との関係も進学も家族のことも将来のことも、簡単じゃない。
うまく行かないけど、それは上手く行ってほしいと強く願っているから。
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君が描く光/ケチュンばあちゃん(2016年製作の映画)

3.9

「おばあちゃん」と「孫」のお話。
二人とも孤独で、お互いを大切に思う心に泣けました。
背景にある貧しさによる生きづらさが、とても重い。

ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.7

母のすすめで鑑賞。
知的な長身イケメンインド人青年と晩年のヴィクトリア女王の交流。
ジュディ・デンチがめちゃくちゃ強く目を引く。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃に母親を失った悲しみから内気で自信がない少女が、仮想空間で歌い手として人気になり、現実世界でも自信と人との繋がりを取り戻していく。
ナチュラルで個性的な歌声が非常に印象的で、歌ごとに進展していく
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アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

3.4

「おぞましい」がとても心地よいなど、感覚や表現が逆さまな部分と通常通りの部分があって混乱した。音楽も陽気で謎。
基本は倒錯した感覚を楽しむ作品。

語られるのは、違いを尊重しあい異質な相手を受け入れる
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

面白かった。
豪華キャストで証言者の一人一人まで人間臭くて胡散臭くて良かった。

言いたいことを代弁してくれる野木脚本好きです。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

子供の頃「愛の若草物語」が大好きだったので、ところどころエピソードを覚えている。
シアーシャ・ローナンが飾らなくて透明で自然で、とにかく素敵。ベス大好きでメグに憧れてた私が、こんなにジョーに感情移入し
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.9

シアーシャ・ローナンの透明感、知性、凛々しさに強く惹き付けられる。
ままならぬ時代、人心、スコットランドの美しい風景が印象的。
対するエリザベスの弱さ、苦しみ、劣等感が際立つ。

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.5

いうなれば長編コント。
大泉洋はじめ俳優陣が自然体でバカな感じが、ゆるくて楽しい。

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.7

バレエダンサーの焦りと不安と苦悩と、自分を越えたいという強烈な意思とエネルギーで展開する心理サスペンス。
舞台を成功できるかという主人公の恐怖や不安やハラハラ感を、同じように体感した。華々しいステージ
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メリイ・ウィドウ(1952年製作の映画)

3.4

英語歌唱で、オペレッタであることを忘れさせるほどナチュラル。ダンスシーンはダイナミックで圧倒される。
相手の本心が知りたい。
心からの愛がほしい。
古き良き映画にありがちな展開で、甘酸っぱくもハッピー
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魔笛(2006年製作の映画)

3.6

オペラ歌手による全22曲、英語歌唱。
歌唱も演技も文句なし!
第一次世界大戦の戦場のような設定で、将校姿のタミーノに兵士姿で鳥を連れたパパゲーノ、戦車で登場する夜の女王、ザラストロは民衆の人気を集める
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ホリデイ・イン(2017年製作の映画)

3.8

古典ミュージカルはポップで最高!
タップダンスのキレのよいこと。
日本ではこうはいかないよね。
パワフルで可笑しくって、頭空っぽで楽しめる作品。
「ホワイト・クリスマス」は名曲。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.2

夏に観たいミュージカル映画。
とにかくダンスシーンが凄いし、アブエラの歌に涙。キャンドルを持って賛美する歌も最高だったな。声部が増えるごとに想いが重なって、もう劇場内シクシクだった。
ラテンの音楽って
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

下品な言葉とかタバコとか少年たちの悪ふざけの酷さについていけず、結構引く。でも少しずつそれぞれの孤独や悲しみや不満が語られて、肩をたたいて「大丈夫だ」と支え合う姿は、なんとも透明で尊い。
さすが名作だ
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.0

新吹替版にて鑑賞。

避難中の民間人が平気で機銃掃射され、両親と愛犬を失う幼い女の子。

戦争真っ只中の人の暮らし。
生き物の死。人間の死。
子どもの愛らしさ、無邪気さ、無分別の危うさ。粗野で我が儘な
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レベッカ(1940年製作の映画)

4.2

名画新吹き替えシリーズで鑑賞。
やはり最高のサスペンス!
タイトルロールのレベッカは一度も出てこないのに、すごい支配力。
早見沙織の「私」は古風なお嬢さん風で冒頭のナレーションからとても引き込まれる。
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シェーン(1953年製作の映画)

4.0

名画新吹き替えシリーズで鑑賞。
津田健次郎のシェーンはかっこ良すぎた。
開拓地の景色も動物たちも子役も乱闘シーンの迫力も素晴らしい。水辺を馬が渡るシーンとか、ハッとするほど美しかった。やはり名作。

ナショナル・シアター・ライヴ「メディア」(2014年製作の映画)

4.5

私のイメージする芝居というものをはるかに超えた芝居。
メディアは常識やルールや世間体よりも愛情を選んだ。情動よりも己の責務を選んだ。とてつもなく素敵な女性で、心強い母で、絆を大切にした。挫けそうになり
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ビリー・エリオット ミュージカルライブ リトル・ダンサー(2014年製作の映画)

4.3

エルトン・ジョンの音楽が古き良きミュージカルみたい。ダンスシーン満載の明るくハッピーな作品でした! ビリー父の親心に涙。歴代ビリー集合のフィナーレは大盛り上がり。
これはいろんなバージョンを観たり、何
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

美しい背景、細部が描き込まれた街の景色に、この世界への愛が溢れる。
光が降り注ぎ街が照されていく情景と、人が人の幸せを祈る姿に感動する。
10代の狭くて拙い一生懸命な感覚を、もう忘れちゃってる自分に気
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ久々に見たら、何これ超面白い!正直どのシーンも面白い!

フォレストは頭はよくないけど、素晴らしい人間。雑音がなくてシンプルに大事なことをわかっていて純真で一途で、能力も精神力も抜きん出て
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

クリスマスに見たい映画。
不思議だな、結局全部嘘のようでいて、実はほんとな気がする。
彼は天才で、中身はまだ少年で、ただ家族が大切だった。

ディセンダント2(2017年製作の映画)

3.2

このシリーズ見ると悪役なんていないと思わせられる。
ウーマのキャラクター、歌、とても好き!
アクションシーンは撮るの大変だと思うけど、迫力よりいまいち幼さが出ちゃって、ちょっと間延びしたかな。
ラスト
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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.9

ザ・男の美学。
ハンフリー・ボガートの哀しみを背負った表情と声がとてもセクシー。
リックの選択はほんとに格好いい。良い結末!
イングリット・バーグマンの美しさは勿論、衣装も素敵で真似したくなるスタイリ
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ドン・ジュアン(1998年製作の映画)

2.9

絵に描いたようなゲス野郎。
なんでこんなにモテるの?

ハムレット(1948年製作の映画)

3.8

長い!2日に分けて鑑賞。
ノイズの多い古い映像だけど、シェイクスピアの英語はかなり鮮明。
台詞が浮いたりしない、説得力のある芝居。悩んでるくせに自己肯定感強そうなハムレットがよい。
ジーン・シモンズが
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

とにかくトム・ハンクスが凄い。
たった一人で生きて、主人公のように知性や感情をあんなに豊かに保てるだろうか。

keep breathing
それがどれほど難しいか。
コロナ禍で自粛が続くなか、その事
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.5

冷静に一つ一つ状況を確認していくことと、感情的で盲目に偏見に満ちた決めつけとの勝負。
話し合おうとすることと、自分の主張をただ突っぱねるだけとの勝負。
礼儀正しく謙虚なものと、無礼で不遜なものとの勝負
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