Kunさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

今回も時間に強迫観念でもあるのかってくらい拘る時間軸の組み替え+何でこんなにってくらい出てくるおじさんの量について行けず、1回目ではよく分からん状態。2回目でようやく内容が把握できたが、それでも??の>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

ジョン・マガロの夫役は立場的にすごく難しい役なんだろうけど、彼の優しい眼差しによってすごく画がマイルドになる。『ファースト・カウ』でも出演しており、こういうマッチョと対極にあるアメリカ俳優の勢いを感じ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

2回IMAX鑑賞して漸くわかってきた。これは完璧な映画で、今後何時迄も語り継がれるSF映画だということが。
原作に忠実な一作目と比較すると、二作目は設定だったり、時系列がいじられており、1回目はついて
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

法廷って事実を基に如何に客観的に話す事を要求されるからか、後半のUSBの件から、一気に検察側に流れが行くんだけど、それをサンドラが感情丸出しで対抗している箇所が見もの。

プライドが高く、自分の出来な
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

みんなが優しい。新宿で予約したと思ったが、上映5分前に池袋である事に気づき、そこからギリギリギリ間に合ったが、諦めず観て良かった。光石研の円熟み。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

IMAXで視聴。これを観てからというものの、劇中で流れた曲しか聴いていない。照明の使い方がバチバチに決まってるし、グレー系で統一した服も完璧。今年ベスト5入りは確実。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

映画愛に溢れていて、それが且つ自身の人生とリンクしているであろう作品。
監督の過去作をチェックして、再度見ようと思う。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

殆ど何も知らない1人の人間が、未知の外界を旅することで、世の中ではもはや当たり前になっていて誰しもその歪さについて疑っていないようなポイントに違和感を抱き、変化を希求する、という設定が上手くできている>>続きを読む

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

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ボーン・シリーズ3部作を久しぶりに復習。サブスクで『スティル・ウォーター』が始まっており、そう言えばマット・デイモンを通して追ったことがなかったことに気づき、とりあえず代表作かつアクション映画として白>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

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久しぶりにサブスクで見つけたので流し見。これ系では最高ランクの部類。

ソナチネ(1993年製作の映画)

3.5

北野武映画は通底するノリみたいなものが「うっ」となって、個人的にどちらかと言うと苦手なのだが、これは映画館でやっていれば定期的に見に行くくらいには好き。音楽と映像がシンプルであまり中身の無い内容を超え>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

木漏れ日も隅田川の流れも銭湯に浸かっているときの感触も仕事終わりに飲む酎ハイも他の人から見たら同じに見えてもやくしょ役所広司の身体を通して見れば全部が光が反射するガラスのように違った姿を見せる。東東京>>続きを読む

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

4.0

今回も乗り物のロングカットから始まり、ここでいっつもテンションが上がる。ラスト近辺の馬でダイナーへ向かう道中のシーンでの、地球の果てまで続くような暗闇の中の地平線のショットは芸術。ガールズミーツガール>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.5

カメラの揺れが気になり過ぎて途中観ていて少し酔う。年々こういう話が辛すぎてキツくなってくるなぁと。数年前に『怒り』を観た時もこんな感じだった気がする。

シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

3.0

入江悠作品恒例の埼玉の田舎の閉塞感×自警団のしょうもなさが健在。そこに必殺仕事人要素が加わり、唯一無二な作品感はある。ただ、最後の先輩忍者の正体を明かす展開はちょっと賛同しかねる。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

絵になるようなショットとシュールな笑いが多いのが特徴なのかなーというのが初カウリスマキを印象。丁度今読んでいる柴崎さんの『続きと始まり』に出てくるシンボルスカの詩を思い出すような。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

眼差しが優しいよなぁ。ライティングの具合なのかシネリーブルがそうなのか夜のシーンが暗過ぎて目を凝らさないと見えないレベル、それぐらい自然光を多用した繊細な画が多い。

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.0

毎度のことだが費用を効果的に使ったスケールのデカい絵を裏切ることなく見せてくれるのに感涙。教科書的によく知られているナポレオンの戦術的な天才性と行政の敏腕さに敢えてスポットライトを当てなかったところは>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

映像は確かに凄い。が、これ観る人が観たら勘違いを起こしそうと感じた。国が何もしてくれないから民間が武装してゴジラに立ち向かうってかなりヤバくないだろうか?

朝ドラの2人を血の繋がっていない家族として
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.5

映画館とNetflix両方で観たけど、なんか観るものないな〜という時にまた観たくなってしまうような中毒性がある。話としてはシンプルで何かカタルシスを得るものではないが、兎に角一個一個の絵がバチバチに決>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.5

『ブレードランナー2049』+『スターウォーズ』+『インターステラー』+『エヴァ』+『地獄の黙示録』の要素をMIXして、仕上げにハンスジマーの音楽載せたら、そりゃ今年ベストSFになっちゃうのよね。

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

4.0

イコライザーのバディとトニー・スコットの組み合わせの作品ということでチェック。ダコタ・ファニングはこの時から既に天才だった。トニーっぽいガチャガチャっとしたチラつく画面もなんだか時代を感じさせる。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.5

兎に角一つ一つの街並みを撮すショットがバチっと決まっていて、どれもそのままジャケ写にしたくなるような美しさ。自分の暮らしを守ることは自分の周囲半径5mの人の暮らしを守ること。街の雰囲気というハードウェ>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

終盤の夕飯の長回しシーンで、堀がずっと抱えてきたある種の濁りを言いかけるところで場面が切り替わる。犬の散歩中に彼女と少し距離を置きつつも、優しげな視線(背中の丸みから想起)で見守る距離感と流れる時間は>>続きを読む

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