ペンさんの映画レビュー・感想・評価

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弱虫ペダル(2020年製作の映画)

3.5

観るまでは自転車競技について全く知らなかったが、チームの絆が描かれていて自転車競技について少し興味が湧く作品だった。マイナーかメジャーかに関係なく何かに熱中し、それを仲間と共有できることの喜びをら感じ>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.5

部活やクラス内でのスクールカーストが会話や目線で表すところなど、青春の苦々しい部分がリアルに映し出されていた。タイトルにもなっている桐島が一度も登場しないにも関わらず、生徒たちの会話から自分の中での桐>>続きを読む

20歳のソウル(2022年製作の映画)

4.0

実話に基づくストーリーであることもあってか、結末を知りながらも主人公に病気に打ち勝ってほしいという思いが湧いた作品だった。ストーリー自体はハッピーエンドとは言えず悲しさもあるものの、観た後にはどこか元>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

何年もかけて何かを探求し続けていくことの面白さが凝縮されていて、時間の重なりがもたらす学びや気づきを感じられる作品だった。はじめは何もかもが分からないことだらけだったお茶の世界が、段々と心の支えになる>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

趣味や価値観、好きなものがマッチしていた二人が大学生から社会人へと成長していくことで取り巻く環境や価値観が徐々に変化していく様子がリアルに描かれていた。それぞれの心の声をありのままに切り取ったようなナ>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.5

エントリーシートや面接、テスト、グループディスカッション、OB訪問など就職活動の過程が細かくリアルに描かれていた。友人と協力し合いたい気持ちと、友人に追い越されたくない嫉妬心に板挟みになりながらも企業>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.3

スマホを落としたことをきっかけに事件に巻き込まれていく物語。スマホから自分の私生活の全てが覗かれる恐怖など、自分の身の回りで起こりかねない話が題材になっていて、ホラーとは違ったよりリアルな恐ろしさを感>>続きを読む

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.5

家族を失って人生のどん底にいる主人公が、思いがけないことをきっかけに水墨画の世界にのめり込んでいき、人生を再出発する様子が描かれていた。ピアノで水墨画を描く人の心の動きを表していて、言葉で表現されなく>>続きを読む

二ノ国(2019年製作の映画)

2.8

映像や作中の音楽がジブリのような世界観で、パラレルワールドの小さな生き物が可愛らしかった。現実世界とのパラレルワールドの結びつきやユウの正体やお爺さんの存在など、不可解だった点が最後に明らかになること>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.0

事実の一部分を見ただけで正か悪かを判断することの恐ろしさを思い知らされた。世間的な正しさと自分からみた正しさが一致するとは限らないということ、他人から付けられたレッテルを覆せない社会の残酷さに焦点が当>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.0

終始笑いやネタが詰め込まれていて軽い気持ちで見られるバラエティ要素が多い作品だった。豪華なキャストが登場し三国志という難しい題材を扱っているにも関わらず、全体通して緩くのんびりとした雰囲気で解釈が展開>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

最後の横断歩道の場面で言い残した言葉が一体何だったのかと、映画を観た後も考察で楽しめる作品。社会的地位や権力で事実がねじ伏せられたり責任をなすりつけられたりする不合理な状況と、信念を曲げずに自分を貫こ>>続きを読む

法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.5

物語全体のトーンは暗めなものの、気持ちよく伏線回収されていく感覚を楽しみながら見ることができた。一つの事実が三者それぞれの視点で描かれていることで、各登場人物の心情を読み解くことができるのが面白かった>>続きを読む

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.2

子供が大人びた仕草をするなど、妙な違和感をきっかけに徐々に生まれ変わりの謎が紐解かれていく感覚になる作品でした。
自分の娘が誰かの生まれ変わりだったと信じたくない思いと、娘の記憶を持つ少女との会話を通
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マイ・ダディ(2021年製作の映画)

3.7

血のつながりを超えた親子の絆という感動と現実の無情さを感じられ、こんなにも辛い思いをしながらも奮闘しているのだからせめて救われてほしいと応援したくなる物語でした。
「うちの娘」を「あの子」と言い換える
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

音楽の奥深さと複雑さを垣間見たような気分になりました。演奏者1人1人が自分の音楽を体現しようと演奏する様子から、楽しさの中にどこか音楽に取り憑かれたような狂気さを感じました。ずば抜けた天才や努力の天才>>続きを読む

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

4.0

何気ない出会いから恋人になっていくシーンを彼女の目線で、他方2人の幸せな日々が徐々に変化していくシーンを彼の目線で描いていて、互いに惹かれあっている様子を両者の視点から感じることができました。病に対し>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.7

場面が切り替わるごとに次は何が起きるのだろうと興味が湧く作品でした。曜日同士それぞれの価値観に基づいて争っている様子から、外見は同一人物でありながらも趣味嗜好の違う人間がケンカしている場面を見ているか>>続きを読む

沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.5

潜水艦という閉鎖された空間で相手の見えない中で繰り広げられる心理戦に引き込まれました。置かれている立場や責任によってそれぞれが思い描く平和の在り方が異なるゆえに何が正義となりえるのかを考えさせられる作>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

4.0

喜怒哀楽の全てを味わえる映画でした。
死者の世界で未練を抱えながらも楽しく生活をしている様子など登場人物一人一人にしっかりとドラマが描かれていて愛くるしさを覚えました。死者の世界という題材にも関わらず
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

覇権アニメを作るためにぶつかり合ったり奮闘する様子が描かれていて、何かに熱中できる大人の姿が格好良かった。
アニメーション部分があることで試合のライブビューイングを観ているかのようなリアルタイム感があ
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.0

ポトラッチ丼を作ったりジャガイモを潰すシーンなど、行きどころのない苛立ちを消化しようと料理をするシーンが共感できた。
この作品に登場する人はみんな良くも悪くも人間らしくて、良い側面も悪い側面も正直に描
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