OsamuUmezawaさんの映画レビュー・感想・評価

OsamuUmezawa

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ヴィクトリア(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

イメージフォーラムにて2度鑑賞。

『140分ワンカット』この撮り方に惹かれて観ましたが、「観た」ではなく「体験した」と言うのが正しい作品なのかもしれません。正直、期待はしていなかったのです
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砂時計(1973年製作の映画)

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美しい130分、夢見心地な130分、130分という時間がアッというほどの束の間だと、本作を見て初めて知りました。

本作を見て今後の映画に対する見方が変わるかもしれませんので、評価は控えます。

am
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イーダ(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

孤児という無地のキャンバスが、叔母という血縁者と出逢うことを境に色のある世界を知るようになる。

染まるのか、染まらないのか? はたまた…

「とにかく、美しい」
叔母の死の直後、修道女のイ
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セックスの向こう側 AV男優という生き方(2012年製作の映画)

4.0

男ならば、人を愛する者ならば、SEXを生業としたAV男優さんの声に耳を傾けてみるのも良いかもしれません。

総勢20名ほどのAV男優さん達が、AV男優になった経緯から愛やSEXについて語ります。
AV
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.5

可愛いペネロペ・クルスの旦那であるハビエル・ヴァルデムが、キモ怖さ全開の演技で魅せる映画。

「サスペンスの様であるがサスペンスでなく、シリアスだけれどシニカルでもある」こんな特徴がコーエ
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神々のたそがれ(2013年製作の映画)

4.0

初アレクセイ・ゲルマンでした。

タル・ベーラほど徹底した感じはありませんが、長回しの連続で、そのワンカットの中で無秩序に演者が立ち回る。引いたカットは殆ど無く、寧ろ、演者に接近したカットが多いです。
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白河夜船(2015年製作の映画)

3.5

決して美しさが売りではない安藤サクラを主演にすることで、美しい映画になる。

安藤サクラのナチュラルな演技やナレーションなど、彼女のポテンシャルを引き出し、更に、無駄な装飾や演出を排除したことで、吉本
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.0

何も予備知識なしに鑑賞したので、ジムを見て「ああ、ジャスティン・ティンバーレイク出てるのか」と… で、傍らのジーンを見て「こちらはトリンドル玲奈ちゃん」などと思ったのですが、クレジットには>>続きを読む

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

4.5

これは、面白い

可愛らしさも汚らしさも演じた森川葵が素晴らしい。

その森川葵の演じるキリコの振る舞いに男ですら「キツい」と感じるので、女性ならそれ以上にキツさを感じるはず。いや、女子の世界ではこれ
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

2.5

パゾリーニの狂気の世界は芸術性があり文学的でもあるけど、

こちらは、ただの狂気でしかない

彼女の名はサビーヌ(2007年製作の映画)

4.0

現在のサビーヌと、過去の映像の中のサビーヌ

彼女は薬で変わってしまったのか? それとも、心が変わってしまったのか?

自閉症を知らない方、見られた方が良いと思います。人生の捉え方が少し変わるかも
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Peace(2010年製作の映画)

3.5

観察映画なので、
観る人によってはストーリーが存在するし、メッセージもあるだろうし、発見や偏見もあるかもしれない。でも、もしかしたら、何も感じない人も中には居るかもしれません。

貴方の心には何が残り
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野火(2014年製作の映画)

5.0

恐らく、ここまでリアルな戦場を描いたのは本作が初めてだと思う…

これ以上の体験をしたければ、実際に戦場に行くしかない。

「劇場で観れて良かった」これに尽きます

埋もれ木(2005年製作の映画)

3.0

う〜ん… 僕自身が小栗康平監督とフィーリングが合わないのか? イマイチ掴めませんでした。画の美しいのですが、何を伝えたいのかわからない。

難しく考えてはいけないのか⁈

何となく作品から(岸
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.5

15年ぶりに再見しました。

クイズ・ショウという1つの事柄で繋がる群像劇。ポール・トーマス・アンダーソンによる愛に満ちた人間賛歌。

随所に流れるエイミー・マンの楽曲と、ラストでクローディアが魅せる
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みんな〜やってるか!(1994年製作の映画)

2.5

朝から、しょーもない映画を見てしまった。

北野武というより、ビートたけし作品と言った方が良い気がします。まあ、笑えますが、ダンカンが役者になる辺りからダレできました。う〜ん… B級感は否めない

パラダイス 希望(2012年製作の映画)

4.0

パラダイス・シリーズの2本目『希望』

非日常ふただび、今作はリゾート地ではなくダイエット合宿。 そこでダイエットをするのかしないのか… でも、恋愛はしちゃう話。

『愛』に続いて又してもポッチャ
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パラダイス 愛(2012年製作の映画)

3.5

オーストリアの肥えた中年のおばちゃんがケニアのリゾート地で黒人男性を買い漁る… 肥えて年をとって醜かろうが、自分が白人であるから黒人男性はチヤホヤしてくれて簡単に手に入ると、高を括って臨むのだが… >>続きを読む

FOUJITA(2015年製作の映画)

3.0

映像はとても綺麗なんです、映像は…

「藤田嗣治の伝記映画」ではなくて、
「小栗康平監督が藤田嗣治を題材に映画を作った」 という解釈で見た方が良さそうです。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.5

先ず、『ヤンヤン、夏の思い出』この邦題は何とかならんのですかね…

ヤンヤンの家族や周辺の群像劇。群像劇といえばロバート・アルトマンを思い出しましたが、アルトマンが大味なのに対してエドワード・
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恐怖分子(1986年製作の映画)

4.5

これは良い。

プロットは勿論のこと、画の構図や音楽の使い方も素晴らしいのですが、何処か清々しさがあり、あの時代の美しさが全て詰め込まれているかのように感じました。

レンタルではなく、DVDが欲しく
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.0

カーリン・アグネス・マリアの三姉妹とメイドのアンナ、4人の苦悩を描いた作品。

壁・床・ドレス… そして、血と。赤を効果的に使うことで独特な世界観を生み出しています。

あと、カーリンの夫の気持ち
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インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.5

字幕を追ってたら、エンディングにたどり着いた… そんな映画でした。

こういう話が入り組んだ作品での『字幕』鑑賞は難しい部分があると思います。しかも、チョイチョイ小ネタを挟んでくるので、更に分から
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絞死刑(1968年製作の映画)

4.5

ひとりの在日朝鮮人が殺人罪で死刑になる。刑は執行されたのだが彼は死亡せず、記憶喪失になってしまう。執行人たちは死刑のやり直しをやらなければならないのだが、自分の罪を知らない人間を処刑したのでは単なる殺>>続きを読む

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.0

マリー役のアンヌ・ヴィアゼムスキーが本田翼にしか見えない。
ブレッソン作品は『スリ』『ラルジャン』『やさしい女』『バルタザールどこへ行く』という順に見てきましたが、喋らずとも手の動きだけで語るカットや
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アポロンの地獄(1967年製作の映画)

4.0

予想に反して画が綺麗。荒野だからか、何処か『アラビアのロレンス』を思い起こさせる。

原作『オイディプス王』はフロイトのエディプス・コンプレックスの語源らしい…

パゾリーニは人間のタブーを描く
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ソドムの市(1975年製作の映画)

4.5

ある意味、期待通り。

パゾちゃん、やっちゃってくれますね。

『変態地獄』『糞尿地獄』『血の地獄』どれをとっても、変態・狂気の沙汰としか言えないのですが、残念ながら映像が美しいんですね。何で、こうい
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豚小屋(1969年製作の映画)

3.0

何だよ、獣姦をテーマにしてる割には豚とヤってる画が無えじゃん。

期待外れ

肉弾(1968年製作の映画)

4.5

岡本喜八は学生だった太平洋戦争末期に軍隊に召集された。敗戦後に映画監督になり戦争を西部劇風にパロディー化した作品で認められ、天皇と軍と政府の首脳部の動きを描いた商業的大作『日本のいちばん長い日』をヒッ>>続きを読む

ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)

3.5

タルコフスキーの初監督作品

初めてながら、万華鏡のようなシークエンスを入れてくるところに非凡さを感じます。

ノスタルジア(1983年製作の映画)

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またまた、

レビュー不可能
採点不能

常人には全く理解できないタルコフスキーの世界

悔しいので、若菜 薫『聖タルコフスキー、時のミラージュ』を購入して勉強中

サクリファイス(1986年製作の映画)

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レビュー不可能
採点不能

常人には全く理解できないタルコフスキーの世界

悔しいので、若菜 薫『聖タルコフスキー、時のミラージュ』を購入して勉強中

うたかたの恋(1969年製作の映画)

3.5

『うたかたの日々』と思って借りたら、『うたかたの恋』だった。

見終わってから気づくなよ、終了〜

砂の女(1964年製作の映画)

4.5

Amazonで原作とDVDを共に購入し、原作を読んでから映画を観ました。

この作品の良さは原作の着想にあると思いますが、映画の脚本も安部公房が書いたことにより、原作を忠実に映像化していると思います。
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.5

独特のテンポと空気感の唯一無二な映画

この雰囲気は松田優作の演技よりも、演出の妙デスね。素晴らしい

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