ぱっしもさんの映画レビュー・感想・評価

ぱっしも

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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

自我を疑う恐怖が味わえる設定だった

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最強の移動都市ロンドンが大地に根を下ろした中国へ侵略を開始。しかし下層の少年とエンジニアの血を継ぐ少女が立ち向かい、移動都市の自壊を導く。そこには、植民地支配を経て資本主義に至るまで自制できなかったヨ>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.7

アンドロイドの悲しみの方が、人間の悲しみより共感できるかもしれないと思わされた。

何者(2016年製作の映画)

4.5

自分に克つか負けるかの姿がうまい佐藤健に釘付けになった。負けずに観終えられた。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.2

森見登美彦のテンポがよく現れているが、四畳半神話大系のアニメ化から進化したかといえば少し怪しいのではないかと思ってしまう。突き抜けて面白いから許せてしまう。

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

4.0

人物の描写が多いようでいて、キャラクターの内心の変化や成長といった見方があまりなくて。
人物を多面的に切っている、というよりは、人物の一面を多方向から描き出している感じ。
映画を見ながらgoogle検
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.0

部分部分は面白いけれど、理想に画とキャラクターが追いつけてない感じ。
ベランダの吉田羊はいい絵だったけれども。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

3時間にするには余計なカットが多すぎる、と言えない辛さ。
美しいのだけれど、実際に見たことのない空想虚構が編まれたものを見て美しいと、どうして感じているんだろう。とたんに自信を失う。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

生きること。もしかしたらこの映画は、何も教えてくれなかったのかもしれない。けれど少なくとも、大事なことを思い出させてくれた。

フィオナの海(1994年製作の映画)

4.5

アザラシと少女の交流譚に込められた、辺境のわたしたち。刺さってくる以上に、還る喜びに温かくなる映画。アメリカ人が家に帰るハッピーエンドを求めるのと違う、島々のハッピーエンドが素敵。

原題・島の秘密、
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.0

場所を選んで、タイミングを練って、象徴的なカットを撮る、その真逆を目指してうまくいったような。
大都会の中、背筋を伸ばしきれないで半ば吹かれて歩くように無名の主人公たちと交われる作品。

ある精肉店のはなし(2013年製作の映画)

4.3

ドキュメンタリー映画のよさをまだ言葉にできない。けれどまた見に行く機会を作りたいと思えるようになった。「ええ天気やな」が絶妙で。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

Just the theory. ナタリー・ポートマンにしびれる。
男はいつも、救われてばかり。

東京家族(2012年製作の映画)

4.0

家だけじゃない。家族の営みは場所を選ばない。東京で生まれ育つ人にはどこまで伝わるのだろうかと、生まれがさほど田舎でない自分の抱いた不満足感から、推し量る。

君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

ラストシーンが絶対に許せないのは、高校生の自分を絶対に許せないから。ef - a tale of the twoとも、秒速5センチメートルとも、違うラストだからって許せない。

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

4.5

命かモノか、ふたつをきっぱりと分かつことはできなくて。自分がそんな人間に生まれたこと、彼や彼女がそんな人間であることが、うれしくなる。

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.4

空気がない、おもさがない。緊張感がうまく演出されていた。映画館で観たかった。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.9

1960年代にこれほど宇宙が描けるなら、現代の近未来映画にもっともっと、期待してもいい気がする。
コンピューターの知性に親しみが湧いたり怯えたり。しかし無音の間による眠気には微々たる刺激だった。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

5.0

夢と戦い続けること。永遠のテーマの描き方に対して、空を飛ぶことと演劇の組み合わせは絶妙。欲張りになってしまわなかったのは、それぞれの登場人物が各々際立っていたからだろうか。カメラワークに脱帽。

人は
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.8

サスペンスの面白さを爆発させながら、結婚と愛についても男女双方から描ききった深みにハマる。ホラーとも呼べそう。

デッドプール(2016年製作の映画)

3.0

独特のヒロイズムとジョークのテンポは素敵だけれども、撃って斬っての審美眼がないせいかいまいちノリ切れず。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

What time is it?
テンポとリズムがポンポンポン、って。
嗅覚を刺激するような映画。
こんな映画ばかり観ていたら。

空気人形(2009年製作の映画)

4.8

息をすることとは、どれほど綺麗なことであって。
宇宙のただなかでたったひとり、酸素ボンベを頼りにひといき、またひといきと呼吸をしていくような。
どんなにありふれた街角にも、どんな孤独においても、息づか
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

映像の凄さと迫力を味わえたのでDVDで観なくてよかった。少しご都合主義なところが気になるけど、カットの配分は好き。けど細かすぎ笑

花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

この映画を観終わったあと、少しだけ女の子に優しくなっている気がする。
舞台袖と木の下はあざとく盛りすぎ。だからよいとも言える。

エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

1.6

展開が冗長に思えた。尾野真千子の役が理解できなかった。
緊張感は3Dじゃないと味わえないのだろうか。

ひそひそ星(2015年製作の映画)

4.3

日常ってこんなにうるさいんだ。
惑星間宅配便を見守りつづけながら徐々に、音のない世界に慣れていく。

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