このレビューはネタバレを含みます
最強の移動都市ロンドンが大地に根を下ろした中国へ侵略を開始。しかし下層の少年とエンジニアの血を継ぐ少女が立ち向かい、移動都市の自壊を導く。そこには、植民地支配を経て資本主義に至るまで自制できなかったヨ>>続きを読む
アンドロイドの悲しみの方が、人間の悲しみより共感できるかもしれないと思わされた。
森見登美彦のテンポがよく現れているが、四畳半神話大系のアニメ化から進化したかといえば少し怪しいのではないかと思ってしまう。突き抜けて面白いから許せてしまう。
人物の描写が多いようでいて、キャラクターの内心の変化や成長といった見方があまりなくて。
人物を多面的に切っている、というよりは、人物の一面を多方向から描き出している感じ。
映画を見ながらgoogle検>>続きを読む
部分部分は面白いけれど、理想に画とキャラクターが追いつけてない感じ。
ベランダの吉田羊はいい絵だったけれども。
3時間にするには余計なカットが多すぎる、と言えない辛さ。
美しいのだけれど、実際に見たことのない空想虚構が編まれたものを見て美しいと、どうして感じているんだろう。とたんに自信を失う。
生きること。もしかしたらこの映画は、何も教えてくれなかったのかもしれない。けれど少なくとも、大事なことを思い出させてくれた。
アザラシと少女の交流譚に込められた、辺境のわたしたち。刺さってくる以上に、還る喜びに温かくなる映画。アメリカ人が家に帰るハッピーエンドを求めるのと違う、島々のハッピーエンドが素敵。
原題・島の秘密、>>続きを読む
場所を選んで、タイミングを練って、象徴的なカットを撮る、その真逆を目指してうまくいったような。
大都会の中、背筋を伸ばしきれないで半ば吹かれて歩くように無名の主人公たちと交われる作品。
立ち止まったら観てしまう。今の生き方を問い直す力を教えてくれる。
ドキュメンタリー映画のよさをまだ言葉にできない。けれどまた見に行く機会を作りたいと思えるようになった。「ええ天気やな」が絶妙で。
Just the theory. ナタリー・ポートマンにしびれる。
男はいつも、救われてばかり。
家だけじゃない。家族の営みは場所を選ばない。東京で生まれ育つ人にはどこまで伝わるのだろうかと、生まれがさほど田舎でない自分の抱いた不満足感から、推し量る。
ラストシーンが絶対に許せないのは、高校生の自分を絶対に許せないから。ef - a tale of the twoとも、秒速5センチメートルとも、違うラストだからって許せない。
命かモノか、ふたつをきっぱりと分かつことはできなくて。自分がそんな人間に生まれたこと、彼や彼女がそんな人間であることが、うれしくなる。
空気がない、おもさがない。緊張感がうまく演出されていた。映画館で観たかった。
1960年代にこれほど宇宙が描けるなら、現代の近未来映画にもっともっと、期待してもいい気がする。
コンピューターの知性に親しみが湧いたり怯えたり。しかし無音の間による眠気には微々たる刺激だった。
夢と戦い続けること。永遠のテーマの描き方に対して、空を飛ぶことと演劇の組み合わせは絶妙。欲張りになってしまわなかったのは、それぞれの登場人物が各々際立っていたからだろうか。カメラワークに脱帽。
人は>>続きを読む
サスペンスの面白さを爆発させながら、結婚と愛についても男女双方から描ききった深みにハマる。ホラーとも呼べそう。
独特のヒロイズムとジョークのテンポは素敵だけれども、撃って斬っての審美眼がないせいかいまいちノリ切れず。
What time is it?
テンポとリズムがポンポンポン、って。
嗅覚を刺激するような映画。
こんな映画ばかり観ていたら。
息をすることとは、どれほど綺麗なことであって。
宇宙のただなかでたったひとり、酸素ボンベを頼りにひといき、またひといきと呼吸をしていくような。
どんなにありふれた街角にも、どんな孤独においても、息づか>>続きを読む
映像の凄さと迫力を味わえたのでDVDで観なくてよかった。少しご都合主義なところが気になるけど、カットの配分は好き。けど細かすぎ笑
この映画を観終わったあと、少しだけ女の子に優しくなっている気がする。
舞台袖と木の下はあざとく盛りすぎ。だからよいとも言える。
展開が冗長に思えた。尾野真千子の役が理解できなかった。
緊張感は3Dじゃないと味わえないのだろうか。
日常ってこんなにうるさいんだ。
惑星間宅配便を見守りつづけながら徐々に、音のない世界に慣れていく。