はとみえさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

はとみえ

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サクリファイス(1986年製作の映画)

4.5

「ギルバートグレイプ」を観ていたら家が燃えるシーンを観て「サクリファイス」のラストシーンを思い出した。なんとどちらもカメラがスヴェンニクヴィストだった。少なからず「サクリファイス」からの影響を感じる。>>続きを読む

デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

2.5

リンチの思い出話に特筆すべき内容はないけれどアート作品の制作の様子や過去の映像作品を観れるのはよかった。幼い娘とのやり取りが和む。フィラデルフィアという街には興味を惹かれる。

ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

自分を守って生きていく為に男は鈍感に、記憶を都合よく上塗りして生きてきた。遂には自分の非を認めて過去の自分の行為を詫びるけれど女たちはそれを許したのかな。ラストはなんだかはぐらかされた気がした。
原作
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サーミの血(2016年製作の映画)

3.0

アイデンティティとは何か?
己のルーツを否定することで自己を保って生きてきた人生の行き着いた先は結局ルーツに立ち返ることなのか。
明確な答えは提示されていないが為に観終えた後もずっと反芻してしまう作品
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

これは戦争映画というより恐怖映画だなーと思ったら監督自身サスペンス映画として撮ったとのこと。ハンスジマーのサウンドトラックはまさにサスペンス映画のそれ。

シンプルなタイトルバックから始まり余計なセリ
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トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭。
活き活きとしたフランスの少年少女たち。
裕福な家庭の子、父子家庭、母子家庭、虐待されている子、過保護に愛されている子
色々な家庭に育つ子供たちが1つの教室で学び遊ぶ。
思春期だけに
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

3.3

午前十時の映画祭。
「ジュールとジム」という原題を「突然炎のごとく」という邦題にしたセンス素晴らしい。観終わった後はカトリーヌの印象ばかりが残る。
いつの世もファムファタールは男を惑わせ、人はそれに憧
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薔薇の名前(1986年製作の映画)

3.6

荘厳で不気味な北イタリアの僧院、常に曇った空。まるでモンスターのような僧達を演じる俳優達の怪演にゾッとする。
そしてショーン・コネリーの見事な存在感とクリスチャン・スレイターの無垢さ。
原作よりもライ
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美しい星(2017年製作の映画)

2.2

家族それぞれのキャラクターの描き方がいい。特にというかやはりリリー・フランキーの演技には感心してしまう。
コメディ要素も楽しめるけれども単なるおふざけ映画で終わっていない。ライトなオフビート作品で済ん
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.6

大好きで何度も見返している作品。
持っているDVDが古くて画面がスクリーンサイズじゃないので買い直したい。
テクニカラーの溢れる色彩がたまらない。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

2.2

今年初映画だったかな。
SWシリーズは好きなので義務的に観るようにはしているけれど、時間経って今この作品の内容ほぼ忘れてしまった。
観た後のメモ的なものを観たら「たのしい作品ではなかった。ドンパチ多く
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.4

イザベルユペール扮する主人公が哲学の教師ということで自分には少し難しかったかと思ったが、ラストは席を立つのが惜しく感じるほどずっと彼女を見つめていたい気持ちになった。
女性として老いていくことで失うこ
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

3.3

今さら遅いんだけど、こんな風に歳を取りたいと憧れます。
日々の営みの愛しさ。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

2.6

同じ森登美彦原作の「四畳半神話体系」のテレビ放送が好きだったので楽しみにしていた作品。
「四畳半」でお馴染みのキャラクターがもちろん登場でそれだけでテンション上がる。
湯浅監督のちょっと狂気じみている
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.1

かなりボロ泣きしてしまった。
斉藤和義の「うたうたいのバラッド」がぐっと胸に迫る。この曲今までさほど気にも留めてなかったのだけれど認識を改めました。
宮崎駿の「ポニョ」を彷彿とさせるような設定ではあり
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イヴの総て(1950年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭。
やはり映画の歴史に名を残す俳優の演技は素晴らしい。ベティデイヴィスが圧倒的。
後半のアンバクスターの巻き返しも見事!
ちょい出のマリリンモンローの登場も鮮烈。
CGなどない時代にこ
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花戦さ(2017年製作の映画)

2.1

普段はあまりこういう作品はチョイスしないのだけれど、チケットを頂戴したのでありがたく鑑賞。
日本アカデミー賞の授賞式に出てくるような日本を代表するような俳優さんが勢揃い。それぞれの役割を全うしていたと
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.9

まずタイトル出るまでのredboneのcome & get your love(この曲大好き!)で歌い踊るスターロードがカッコよすぎてK.O.
ここばっかり何度も再生してしまった。
バラバラのメンバー
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

とてもとても美しいラブストーリー
映像の美しさと2人の愛の美しさ
暗闇でひっそりと輝く宝石のような作品

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

続編ということでまぁあまり期待し過ぎずに挑んだらこれが!前作を超える面白さ!
スピード感と狂気が増してリズムに心が高揚した。サスペンス要素が強まったのが吉と出た。
ベグビー、やはりベグビーに尽きますな
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.0

前作ほどのポテンシャルと完成度はないかなぁと(続編あるあるある) ひたすらキャラ萌えに徹したボリューム2。グルートきゃわわ♡
今回のサントラも勿論良かったし、十分楽しめた。エンディングもgood!

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.5

元々ミュージカル映画が好きで前評判も良かったので期待してたのだけれど、所謂「ミュージカル映画」ではなかった。
随所に過去のミュージカル映画へのオマージュが散りばめられていて、そういう部分を見つけるのは
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オープニングのジョンスペ「ベルボトム」に合わせてのカーチェイスがまず最高!からのハーレムシャッフルのステップ!この選曲センスに心躍る。
リズムとスピード感!銃撃音とロックのシンクロは新しいミュージカル
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昼下りの情事(1957年製作の映画)

3.0

午前十時の映画祭にて鑑賞。
ヘップバーン作品の中で一番好き。
ワイルダー作品の中では割と緩い内容だとは思うけれどヘップバーンの魅力を最大限に引き出している。
ハットやアンクレット、チェロケースなど小道
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パターソン(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジム・ジャームッシュの新作を観るのは久しぶり。
静かな日常を切り取った物語ではあるけれど構造は相変わらず凝ってて静かに挑戦的でいいなぁ。
バスの運転場面はいつ何かに激突したり横転したりするのか何気に緊
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