結構要素が多いのだけど、起こる事件の数々が軽やかに物語に吸収されていく。
主人公の目がとても魅力的。
なんて繊細な青さ
初監督作品、初長編作品のプロスケートボーダー、すごすぎ
なんだかすべてのシーンの切れ目が、そこじゃない感があってもどかしかった。
ラストもしかり。
その作品独特の間がある作品が好きなので、本作はとても好みだった。
恋の盲目さで靄がかる世界の表現、良い。
等身大のアメリカンボーイズ&ガールズが眩しかった…久しぶりの映画館で没入しすぎ、自分も若返ったような気持ちから抜け出せない…
ジョンについて、ルパートが知った以上のことは描かれず、彼の過去や病気のこと等細かい背景はわからないまま。知りたがる狂気と知られる苦しみについて考えさせられる。
異なる時間の組み合わせ方がよく、見やすか>>続きを読む
衣装に小道具、美術がとんでもなく美しい。老若男女問わず頭のてっぺんから爪先まで完璧。すごい。
音楽が人の動きを優雅にみせ、その世界観に引き込まれる。
メインのイメージとなっている廊下のシーンはどれもよかった。あれだけつなげても作品になりそうなぐらいドラマがあった。
住民の共有部分の使い方。自分達で生活を広げている感じ、たくましい。
少年の妄想SFを学園演劇風に。一貫した世界観で、これはこれで結構好きだった。
個人的なストーリーにさらりと政治ネタや歴史的な表現を交えるのに感動した。
内容はわかりやすく、さくさく進む。
キャストが良い。
三つに分けるにはもったいないぐらいそれぞれのストーリーが濃い。もっと掘り下げたものが観たい。
幻想的な世界観を織り混ぜながら描かれる家族や恋人との物語。台湾の空気感をたっぷり味わえて、満足です。
家族とそうでない人達と一緒に同じような近さで暮らしていることで、人格が入り乱れるのがよかった。
丁寧で、美しかった。
はじまりとアダムドライバーが終始良かったのだけど、映画ではなくドラマだった。
やっぱり夜のシーンがすごくかっこいい。
監督は、夜が多くなるのは私生活で映画館に入り浸っていたせいと語っていたが、その因果関係は良いなと思った。
白と黒は光と影をこっくり撮るためにあるのだなと感じた。
墓地のシーン、まるで違う惑星にいるかのようでとても好きだった。
血縁やそうでない縁の物語よりも、ただただ画力に酔いしれる方が楽しい。
人種、宗教を超えて恋愛をするのがいかに難しいことなのかがわかる。またどのような差別が蔓延しているのかがチクリチクリと明らかになる。苦しい。
検閲を逃れるためであろうところから生まれる余白と、挑発しているのではと思ってしまうようなシーンが楽しかった。
とても好きな作品、ドライブに似たドライバー観だった。
一時の狂気が勲章に。変な話だけど、汚れた世界を嫌う主人公の主張から一貫している。
銃購入から丁寧に試行錯誤する姿がいいなと思った。