TakuItoさんの映画レビュー・感想・評価

TakuIto

TakuIto

フォーカス(2015年製作の映画)

3.3

小賢しいスリ生業の女が
一流詐欺師に弟子入りしてみたら
詐欺のための道具に利用されて切り捨てられたと思いきや
実は一流詐欺師が女に落ちていたので、
その照れ隠しにもう一回嵌められた挙げ句、一流詐欺師の
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プリズン・サークル(2019年製作の映画)

3.5

島根県の刑務所内で行われてる
初犯や、犯罪傾向が高くない服役者向けの心理教育プログラム、通称TC(theraputic communityの頭文字)プログラムに迫るドキュメント。

何人かの受刑者や、
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.4

庵野監督、樋口監督の特撮シンシリーズ(勝手に命名)第三弾。
個人的にはゴジラの次に好きかな。

昭和の単調な(褒め言葉)勧善懲悪の物語に脚色を加えて、短い時間の中でそれなりに意味をなすストーリーに昇華
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劇場版 おいしい給食 卒業(2022年製作の映画)

3.8

1980年代、昭和末期の時代に
給食への(異常な)愛情を注ぐ教師を主人公とする給食ドラマの劇場版第二作。

市原隼人が、
大河ドラマで侍が盃を仰ぐような手つきで
給食のスープを飲み干し、
ルーキーズで
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.9

これまたとんでもない映画だ。

舞台はパリ。前作から9年後、偶然再会した2人が過ごすひとときを、上映時間通り(80分)側で見守る映画。

前作から、
時が流れ、多くの経験を積み、
人生はそんなに劇的で
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

ちょっと期待値が高すぎた。

歴史モノなのにストーリー展開を期待してしまったのはノーラン故か。

終始緊張感が張り詰めていて
戦争映画としては間違いなく良作。


追記
久々に見たら面白すぎた。
第二
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.4

ヴィランが主役を食う映画として
ダークナイトと並び称されるブラック・レイン。

問題児のガイジン刑事が日本人ヤクザを日本まで護送したら、途中で取り逃しちゃったので、日本文化と現地警察に揉まれながらも、
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

2時間尺だから仕方ないけど、
どうしてもストーリーに厚みが足りない。

結局、ウルトラマンに対する人間側のリアルな反応のシミュレーションも
ウルトラマンの葛藤も中途半端になっちゃってる感が否めない。
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バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

3.5

演説中の大統領狙撃事件を、そこに居合わせたさまざまな人の視点から描くことで、事件の顛末が明らかになっていくという構成のクライムサスペンス。

視点が変われば、見え方も当然変わるので、
数分間の間に登場
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.9

【やられた!】

惨殺された大司教。容疑は大司教が面倒を見ていた少年に。現場証拠的に犯人は少年で間違いない。
主人公のベイルは、勝算の薄いこの少年の弁護を買って出る敏腕弁護士。相手となる検察官は、ベイ
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.0

ミッドサマーのオマージュ元と名高いウィッカーマン。
フライヤーの写真がオチなのは草。


本家と違い、そんなにキツい描写はない。
主人公が愚かすぎて、感情移入全然できない。
最期は凄惨だけど、そこまで
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.6

最近見たばかりのビフォアシリーズとも重なる雰囲気がある。

2時間という限られた時間の中で
恋愛関係という起承転結を描くために
2人の関係の開始時点で、別れるという結末を双方に用意しておくのは、
描く
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半径1メートルの君(2021年製作の映画)

3.4

芸人が描いた脚本を芸人が演じるというコンセプトのショートストーリー集。

気軽に見れるのがいい。

それぞれに対して感想は色々あるけど、


粗品の、世にも奇妙な〜を作ろうとして
本当に奇妙なだけにな
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

パリへ向かう列車で偶然出会ったアメリカ人とフランス人が、ウィーンの街で、語り合いながら互いの距離を縮めていく一晩の話。

成田凌みたいなイーサンホーク。

別れることが約束されている2人は、
さも、(
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劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

3.7

ルーキーズ見た後に見ると本当に笑える
市原隼人は名役者だw

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(2007年製作の映画)

3.6

BE FREEのPV⇨原作小説⇨本作とたどり着いた。

ヒロイン視点で見れば、
死んでしまった両親との思い出の場所に現れる、チェーンソー男の皮を被った悲しみとの対峙であって、
まさに喪の作業の過程であ
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.5

劇場版第3作が決まったので見てみることに。

作品冒頭で描かれる、杏演じる登場人物の、頑なな主張の背景が、湯川によって明らかにされていくことを軸とした物語である。
前作、容疑者Xの献身をサスペンスに見
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.4

今となってはありきたりな設定ながら
20年前の作品だと思うとすごい。

ガイジンって、
強くなるために武道習うの大好きよな。(笑)

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

BPDの診断を受けた少女の閉鎖病棟での話。
原作は実話?
BPDによく見るような華々しさが
この主人公にはあまりない。

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.4

まさかのバディもので草。
も少しドロドロしたのを期待したのだけど、
普通にヴェノムがいいやつで拍子抜け。
お前がそうさせたとか言うなら
もう少しその背景を描いて欲しいところかな。
強い宿主の理由もよく
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エンタメに走りまくってる虎狼の血とは打って変わってこういうのも撮れる白石監督。

うまくいった世界線のビジランテみたいな映画。
DV父を殺して聖母となった母とその3人の子供たちの話。

元も子もないこ
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ONE PIECE ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち(2007年製作の映画)

2.8

アラバスタ編を90分尺にまとめてリブート。
わかるんだけど、
ちょっと全体的にいくらなんでも粗すぎるw
スパイダーズカフェの件とか、
レインベースの件とか好きなだけに
これを劇場版として出すのはいただ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

公開初日に見てきた。
白石和彌が描く特殊性癖VS狼ハンターの鬼ごっこ。

とにかく鈴木亮平に魅せられ続ける2時間半。
ジョーカーばりに作品を持っていく悪役。
そうならざるを得ない背景を描くのはいかにも
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.5

野球好きとして面白かったけど、
思ったより淡々と進んだ。
実話に基づいてるからで、
実際のジャッキーが本当に紳士的だったからなのだろうけど。

こんなこと言ったら怒られそうだが、
オコエにしか見えんの
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

2.6

エログロが飛び交うThe B級ホラー。
意味不明な展開ばかりで草生える。

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.6

ワンピース版アベンジャーズ。
原作ファンなら最後30分はテクノブレイク不可避。
味方になる元敵は一度以上ルフィが敗北している相手なのもまた乙だ。
彼らも鍛えているだろうけど、クロコダイルなんかは、今の
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.5

なんとも説明し難いが、とてもあたたかい話。
さながらお風呂、実家の家族のよう。

東大卒だが無職実家暮らしの童貞主人公と
中卒バリバリ殺し屋なのに超いいやつの松本
人はぽんぽん死ぬのに濡れ場は割愛。
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.5

香取慎吾の演技に初めて見入った。
なるほどなぁと思ったのは
RHYMESTER宇多丸氏の、

生まれ変わってやり直そうとする郁男は
石巻の象徴でもある

というコメント。
それだけにエンディングは
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ONE PIECE ワンピース ねじまき島の冒険(2001年製作の映画)

2.8

暇つぶしにアマプラで見てしまった
まだまだ作品としては黎明期のONE PIECE劇場版。
1時間という尺の問題もあるけど、
ストーリーは浅いし、
本編の名シーンを易々とオマージュするし
まぁひどい。
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.3

ゴリラ(人間)がゴリラ(ゴリラ)と友情を育み、
(局地的な)人類のピンチを救う話。

本当に必要か?
みたいな登場人物が多いし
既視感ある展開ばかりでありきたり。
ゴリラ並の知能で見ても楽しめる
ゴリ
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