hucuさんの映画レビュー・感想・評価

hucu

hucu

映画(188)
ドラマ(1)
アニメ(0)

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

一目では分からないハンデを持つ人たちの社会と自分に向き合う映画。
無理やり何か大きな事を起こさず物語を見せてくれた三宅監督の手腕は期待を裏切らず素晴らしい。

主演二人もとても良かったし、言葉のピック
>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

金曜日の疲れた会社帰りに鑑賞

きらびやかなミュージカル調の本編にシンプルで素敵なセリフ、きらびやかな画面全てがつかれた体に刺さる。

誘われて観る前には想像できないほど満足度が高かった。
ハッピーな
>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

子どもの時に見たヘレン・ケラーなどの伝記マンガを見ているような感覚。
自分が子どもの時を思い返す感じ、大人目線、子ども目線、etc…すべてわかりやすくそしてみずみずしく、自然に気づかせてくれるところも
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

台詞回しで違和感を感じてしまうところは多少はあるもののとても日本的。
リアル志向で汚れなど全てを写さないところにエンターテイメントとしての映像としてとて逆に自然に見せてくれたいものを没頭して見れる。
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

IMAXで鑑賞

ゴジラの雄叫びと迫力はIMAXの価値あり。
特に夜ゴジラは恐怖と迫力がよりあった。
巨大な物体の夜襲撃は、閃光のハサウェイを思い起こしたおどろおどろしさ。
ゴジラBGMの使い所もよき
>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

IMAXで鑑賞
予告で実話を元にしたということで気になっていた。

ストーリーはおそらく予告で観て想像する通りのまっすぐストーリーだが、
エンジン音、タイヤ音、音楽が映画館で観てよかったと思わせる。
>>続きを読む

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.5

開始時のそこらじゅうが錆びた街と閉鎖された観葉独特の人間関係
うまくやろうとする中での葛藤は惡の華感あって内面が強い話になるのかなと期待。

実際は大きい動きのほうが目立っていた印象。
田舎から出たい
>>続きを読む

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.6

怪我で挫折したバレエダンサーの再生物語。
ど直球ど真ん中の内容だがダンスシーンが美しくて魅せられる。
バレエとコンテンポラリーの対比で視覚的にもセリフ的にも表現されてるのが良かった。

ダンスの表現と
>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライブ「ベスト・オブ・エネミーズ」(2023年製作の映画)

4.0

TV初の討論番組が題材の舞台をそのまま映画館で見れるという内容。
途中の休みもしっかりある。

舞台の魅せ方も面白かったし、何より二人の論客者両サイドの思考や行動を決定していく様が面白かった。

映像
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

小さな街と小さな舞台の不思議な物語。
パステル調の色彩とウェス・アンダーソンの画角が不思議な物語を柔らかくしてくれる。
画だけで魅せてくれる。

日本語吹替でみたら、もしくはネイティブ並に英語が分かれ
>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

1990代感の強い恋愛ドラマ。
登場人物と展開が次々と出て来るが分かりにくくなくテンポよく進んで気持ちいい。

展開後繋がっていく様も登場人物のキャラの強さも、語り継がれている映画として納得。
幕引き
>>続きを読む

春に散る(2023年製作の映画)

3.5

流浪の月で横浜流星さんに興味を持ち今作観賞。

佐藤浩市が熱くさせる自信があると言っていた通り王道を進むボクシング映画。
2人の演技にも魅了されて熱くなるシーンもあった。

ただダブル主演的に動く話が
>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.7

前作未視聴で観賞
ジェイソン・ステイサム、サメ、アクションで想像するものをちゃんと出してくれる。
動く映像だけを何も考えずに観ていい意味で楽しめる。

個人的には3Dはどの作品でもメガネを掛けるのがつ
>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.2

悲しく哀しく熱く苦しい。

中国の歴史京劇にもっと造詣が深ければ更に味わい深かっただろうが、そうでなくても問題ない。
形は違えど今にも当てはまる要素が多々あり。

昔の映画でよくあるゆっくりと見せる映
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.0

観る前はマーゴット・ロビーを可愛く撮るのだけに特化した映画かと思ってたけど、良い方に予想を裏切られた。風刺コメディ映画。

マイエレメント同様、登場キャラクターを人間以外にして現実的な内容を上手く捌い
>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

期待度無しで合間に観たけどとても楽しめた!
面白かった!

隣人と自分はどう生きるか。生きているか。

日常、仕事、家族、恋愛を上手く表現していて分かりやすいエンタメに昇華してくれている。
取っ付きや
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.4

水戸黄門などの時代劇シリーズのようなしっかりと観たいところを全部揃えてくれている感じ。
時代劇全然知らんけど。

マーヴェリックを想像して観に行くものではなくシリーズ物として観にいくべき作品。

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.4

CGが全く違和感ない。
シリーズ好きな人に刺さるようなサービス心が感じられる。
字幕で観たけど吹き替えでも見てみようかな。

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.8

観たあとしっかりタランティーノ映画を観たくなる。
続けて限定パルプ・フィクションも観賞。

監督としても脚本家としても優秀なのはもちろん、現場のモチベーターとしても優秀なのが垣間見えた。
次回作もその
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

ジブリ作品のアニメーションは大きなアクションがなくとも引き込まれる。
映画が始まってすぐ、なんでもないようなシーン一つでも次どんな動きをするのかと良い緊張感でそのまま引き込んでくれる。

内容は今まで
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

前作視聴済み。吹替で鑑賞。
アクションもストーリーも期待を大きく超えて楽しませてくれた!
マルチバース系だけどしっかりとまとまってる。

前作から続くアメコミ風演出も更に気持ち良くハマっていて、
映像
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

徐々に紐解かれていく展開がそれぞれの視点に説得力を持たせる。
坂元さんの手腕が光っている。
登場人物と同じような状況はなくとも、
他人の行動の真相、自分の行動の真意を分かりあえない難しさに
共感し痛感
>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

岡田准一と綾野剛の演技で作品に引き込まれる。二人の演技が作品の中心
強引な部分も二人の力で納得させられる。

エンタメに振ったあえてであろう大味な部分も、小気味よく退屈させずに観せてくれる。
綾野剛の
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.7

マリオの音楽って少しでも知っていたら体に染み付いているから、その音楽が劇中でアレンジされていても流れてくるだけで高揚感がある。

マリオの世界に入り込む映像体験として楽しむにはとても良い上映時間。
9
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.9

テンポよく飽きさせない作りは前作から変わらず飽きさせない。
大落ちのために聞かせる漫才ではなく、小ネタを続ける漫才のよう。でもオチはしっかりあるので満足感高し。

パソコンやスマホアプリの見慣れた画面
>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.6

ベン・アフレックとマット・デイモンのコンビはやっぱり最高にいい!
二人がとても良い意味として小慣れた感じでジョーダンの凄さとエアジョーダンを伝える映画を作ってくれた感じ。

お仕事映画ではなく、ベン・
>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.5

考え方で世界の見え方も変わる。
主人公が暮らしているアパートのもの暗さがなんともリアルで寂しい。

場面も登場人物も少ない会話劇なので、何処かはじめに引っ掛かる所を見つけることが出来ないと引き込まれる
>>続きを読む

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.6

お約束をしっかり見せてくれるアニメ。
私的好みはグリッドマンよりダイナゼノンよりだったので
そっちもがっつり絡んで来て良かった。
ノリはグリッドマン。
ビューティフルドリーマー。

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.7

少しの自嘲とシニカルジョークを交えながらリズムよく進むコメディ。

自分の好きなモノに浸りすぎてほかを拒絶してしまうと、時代からも身近な周りの人々からも置いて行かれてしまう。
シンプルさっくり観れる。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

庵野監督作品。
シン・ゴジラやシン・ウルトラマンの様な、
世界に影響を与える何かが襲いかかってきた!
と言う強い描写は少なく、個人が関わる小さな世界の話という印象が強い。
そういう目線は割と好み。
>>続きを読む

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.2

心揺さぶられた。良いものを観せてもらった感が凄い。気持のいい日曜日になった。

オムニバス形式で綴られる高校卒業最後の二日間。
俳優陣の自然な演技も、それぞれの物語のお約束な流れを取り入れつつも続きを
>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

3.9

Winny周りにしっかり向き合い、過去の日本の映画やVシネにもリスペクトを感じる作品。
と言っても濡れ場的なシーンは当然ない。
あくまで細かい部分や流れ。良くも悪くも邦画的。

史実を元にした作品とし
>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

映画や映画館の話が中心ではなく、自己と家族の話が中心の物語。
しっとりと鑑賞できた。
どんな時でも観客を意識している箇所が随所にあり、それ故に作品の内容にある意味強い意志を感じた。
最後のワンシーンの
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

石になっても考えることを止めなかったタイプ。
コインランドリー経営のみに特化した話も観てみたい。
コメディとマルチバースは好みがハッキリと分かれるけどこの作品は更に分かれそう。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.9

会社帰り夜中にちょうど時間が合って鑑賞。
時間帯も相まってとても良かった。
普遍的な内容の上に乗る綺麗な映像、音楽。
オープニングの映画館開館の光が入っていく美しさで即やられる。

寂しく儚く脆く強い
>>続きを読む

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.5

リバイバルで鑑賞。
東京に来て思うのは映画好きにはとてもいい環境、イベントが多いと言うこと。
リバイバルが多くの劇場で上映されたり
日本一のスクリーン等があるのはまさに夢の都。
今後も積極的に気になる
>>続きを読む

>|