フクロウさんの映画レビュー・感想・評価

フクロウ

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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

5.0

多分30回目くらい。笑

ほんま何回見ても強すぎる。笑

やっぱりワイルドスクリーンバロック皆殺しのレヴューが良すぎますわね。笑

あと、やはりクロちゃんvs天堂真矢も…ね。笑

みんな執着を絶って自
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ポーカー・フェイス/裏切りのカード(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

設定ははちゃめちゃだが小さくまとまった作品。スタンドバイミーばりの賭博悪ガキ5人組がそれぞれカジノ会社経営2人、政治家(大臣)1人、作家1人、アル中1人となり。主人公は膵臓癌で余命宣告を受け、今は疎遠>>続きを読む

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

5.0

ラストで世界がくるっと入れ替わるのが、そして、実は直実側でなく琉璃側もまたずっと脳死状態から直実を助けるために気の遠くなるほど長い時間チャレンジを続けてたのがもうね…涙 特に、京都駅ビル階段での「私を>>続きを読む

ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

5.0

全く積み上げがないしお芝居もちぐはぐではあるが、「不法滞在」の「子供」の手を、人生を棒に振るリスクを指摘されながらそれでも離さなかった話をやりきったことだけでも十二分に評価できる。実定法的には入管側が>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

産業革命期フランスのブルターニュにおける女×女の恋愛や人生を助ける芸術のテーマも、祭りとラストの観劇シーンでここぞで2回しかかからない劇伴も、それに風景、人物、裸体の美しいショットの数々も、全てがよか>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.5

記憶の残らない男の、冒頭の殺人までの経過を、その男が記憶を無くすまでの数分づつのワンタームを遡る形で撮影していく。話の作りは面白いし、サミーが実は自分だった、というのも面白いが、ただそれだけっちゃあそ>>続きを読む

かづゑ的(2023年製作の映画)

4.6

結局、撮影時92歳まで生きた(2024年現在もお元気にご存命)、その宮崎かづゑさんの人生の記録、なのだろう。92歳にもなれば、酢いも甘いも、善悪も、その彼岸に立つ、ということ(諦観)なのだろうと思う。>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ほぼ線と色で構成される。

特に夜の白黒反転は面白かった。

あと、シナリオもよく、フランス革命からゼネスト、そして子供リパブリックに繋ぐ。その種々の大人たちの(恋愛的な、そしておそらく自然体での)出
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

病院で「走るな!」と言われた小五郎と川添善久が、川添がくるっと小五郎の腰回りに手を添えて回るターンとその後の二人三脚みたいな動きはよかった。笑

剣撃にアクションもよい。操車場での平次と仮面の男、キッ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

5.0

黒人に理解があると思っている白人インテリは自分たちこそはステレオタイプを脱して「リアルな黒人」の赤裸々な文学をわかっているのだと主張するが、実際は「白人のイメージする黒人のリアル」を「リアル」だと思い>>続きを読む

クラユカバ(2023年製作の映画)

5.0

うーん。『クラメルカガリ』からの引き続き観た。よってこの世界観は好きだ。引き続き絡繰もよい仕事をしている。『四畳半神話大系』の福猫飯店を彷彿とさせる覆面ならず者集団、やはりボカロ『千本桜』的な世界観の>>続きを読む

クラメルカガリ(2024年製作の映画)

5.0

世界観というか、大正ロマン的なテイストを炭鉱は会社街の箱庭空間でやるのは好きだなー。大正小噺みたいなやつも、貸本屋の絡繰も、複雑な街も、それに炭鉱の穴をめぐるトリックも、京極堂的訳知りメガネも、旧軍も>>続きを読む

映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

4.6

杉並区、羨ましすぎる。

岸本区長誕生から、女性新人議員(たくさん)誕生へ。

ミュニシパリズムはトクヴィルがアメリカに見たタウンミーティングそのものじゃん。

そして区議会・自民党のおっさんどもの議
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.6

ラスト、直前のタクシーを待つシーンでの二人の間に挟まる「一人分」の空間、抱きしめてキスしてもおかしくないその時間を耐える二人。アーサーのところにノラ(アニョン)が歩いて行って泣くところで、押し殺してい>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.3

子供の頃の約束、恋愛なぞ、大人になったら守られないのはわかっている。ちょいちょい『君の名は。』や『天気の子』が連想される。

12人中女性9人男性3人の比率だったのはびっくりした。

白日青春 生きてこそ(2022年製作の映画)

3.5

罪滅ぼしか、愛情か。

パキスタン不法移民の子と、その父が死ぬ原因を作ったタクシー運転手のロードムービー(?)

恋わずらいのエリー(2024年製作の映画)

3.2

三角関係になる三人それぞれの「孤独」と、それを超えて「他者」と繋がる話。本人にバレたのちも本人の前で妄想する無敵っぷり。福原莉子は『君が落とした青空』や『今夜、世界からこの恋が消えても』でも思ったが、>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

2.0

いや〜。

川村◯気、とりあえずお前船降りろよ…………。

私は『百花』も観てるからな。

オーイシ◯サヨシ風のルックたち、ほんと嫌いやねんな。

まぁこのあと14時代から『恋わずらいのエリー』なので
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.3

構成が、戦後の忠誠審査(赤狩り)からの回顧の形をとって入り組んでいる上、広島・長崎原爆投下後水爆開発による今以上の軍拡を懸念して対立したストローズ原子力委員会委員長の謀略の話や、公聴会の途中でオッペン>>続きを読む

劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版(1984年製作の映画)

4.6

キャラクターの動きが愛らしい。宮崎駿、片渕須直、近藤喜文。また、最初の青ルビー回は、スリの女の子の占有を脅かさず、相手を徹底的に尊重して、説得するという、ソフォクレス『フィロクテテス』もかくやというシ>>続きを読む

戦雲 いくさふむ(2024年製作の映画)

4.0

与那国、宮古、石垣。2016年以降自衛隊配備が進み住民が分断する沖縄島嶼部。全島避難と転戦は沖縄戦と被る。また、単に自衛隊対反対派住民という単純な図式にするのではなく、住民でも保守派や、地域の祭りに参>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

5.0

主演の姉妹?二人がとてもよい。顔があまりにも美しいし、演技も役の年相応で自然でうまい。

また、スペインの農村地帯の広々したショットも。

またしても『フランケンシュタイン』。笑

『瞳をとじて』『エ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.7

まどマギ+絶望先生で、面白くならないわけがない!笑

小山門出と中川凰蘭の過去?の話が、あまりに刺さり、そして現在?の前章ラストの、ここまで積み上げた上での異星人空中大量破壊ビームで、ギリギリ仲間を引
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ソンソレス・アラングーレンがよい。また、〈北〉のかもめの家周辺の景色もよい。『瞳をとじて』にも繋がる、スペイン内戦と昔の恋。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

人間が捕食対象になったら。いやー、怖い。安藤馨=大屋雄裕『法哲学と法哲学の対話』かと思った…。しかし、困難を突破する力が知性、それも義務教育過程レベルのそれをきちんと抑えることだったのは、2024年日>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

マダム・ウェブがマダム・ウェブになるまでの物語。疑似家族共同体の話が主軸になる。

変な家(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ほぼ満員でびっくりした。まぁ普通のホラー的カメラワーク、映像づくりに、やや無理のある因襲村設定で評価は可もなく不可もなく。佐藤二朗が佐藤二朗でよかった。

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.3

あー、こう来たか、という感じ。笑
異世界なろうというか、RAというか。笑
しかし、ラストの一人だけ助かろうとしたところに一本、罠が張ってあるあたりは良かった(たしかにファーストケースが、なんで助かった
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カムイのうた(2023年製作の映画)

4.0

かつて明治日本に実在した知里幸恵さん(19歳で亡くなった)をモデルにした、アイヌ民族を描く映画。明治日本のアイヌ民族への露骨な差別(「くさい」「土人学校へ行け」からはじまり果ては強制労働、墓荒らしから>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.6

喋らないからといって、考えてないわけでも、発達が遅れているわけでもない。アイルランドの広大な牧場、自然、田舎の人間関係に触れるうち、コットはだんだんと感情表現豊かになる。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

これがアカデミー賞で脚本賞⁉︎これだったら事実認定が争点になっている普通の刑事裁判のほうが面白いのでは…。特に裁判員裁判の場合はかなりわかりやすいプレゼンがなされるようになってるし。

グレート・ハック SNS史上最悪のスキャンダル(2019年製作の映画)

5.0

ブレグジットとトランプの大統領選挙でケンブリッジ・アナリティカ社が行った、Facebookから提供されたデータの違法ないし不当な分析と選挙運動への利用についてのドキュメンタリー。元副社長が言っていた、>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.0

最後、記憶が戻ったかはどちらでもよいのだと思う。みんな、それぞれの過去を抱え、あの上映会に集参できたのだから。そこに至る過程こそが大切だったし、人生そのものだったんではないか。しかし『PARFECT >>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

5.0

私は見ました。私は見ました。私は見ました。

これ、朝鮮の歴史モノに仮託した、しかし近時のMetoo運動に連なる、権力者による密室での人権侵害の告発じゃんね。立場が弱い障害者の証言だから価値がない?し
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(2023年製作の映画)

1.1

障害者施設をおどろおどろしいものとして描くのをやめろ。あと、観客の内なる優生思想、意思疎通ができない障害者は殺されても仕方ないという「さとくん」の思想に誘導するような、宮沢りえと宮沢りえの対話をさせる>>続きを読む

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