上から謙さんの映画レビュー・感想・評価

上から謙

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乾杯!ごきげん野郎(1961年製作の映画)

3.4

昭和の日本のジャージーボーイズ。

この監督の作品によく出るメカ(車の修理屋)や汽車、それに携わる人と病気の人が印象的、でもこの作品を観てそういう人たちへ元気を届けたいのかと思ったりもした。

還って来た男(1944年製作の映画)

2.9

オシャレな恋模様、走る男、電車、落語ばりの粗忽過ぎる男、テンポ良い会話、、川島雄三節が既にあり。関係ないが佐野周二の坊主頭がいい感じ。

明日は月給日(1952年製作の映画)

3.5

殊に落語家さんのところが良かった。
ところどころに洋画の様なオシャレでカッコいいところがあった。色々と素敵。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

ボーっと観られた。何にも考えたくない時にいんじゃね。音楽いいな。めっちゃ上手い人ゲームしてるのみてる感じ。

接吻泥棒(1960年製作の映画)

3.6

テンポ良し見やすい。ところどころ違和感感じる所が見受けられ男性っぽい映画だなと思っていたら、終盤の蛇屋で原作者が出て来て本人の口から「やっぱり女は書けない。」とあって個人的に逆転ノックアウト。娯楽作。

花吹く風(1953年製作の映画)

3.7

洋画みたいなシーンありて今となっては古臭すぎるように感じるところもあるけれどお洒落。
何よりも正義を感じる映画。やはりテンポがよく。堺駿二さんのボイの感じが小沢昭一さんへとなっていったような気がしたり
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.9

意義ある映画。引き込む力が強く引き込まれる。その分終わった後の緊張感からの解放とこの世の無情に脱力してしまう。この世の暗黒面の強さが増している時勢を思い知る。また穿った見方をすればこの物語を破滅へと導>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

面白いカルチャー映画。凄いクレイジーな会社員が主役の実録モノ。やっぱりマットデイモンてすんごいの。てか出演してる役者さん皆凄いよ。
不自然な所がマイケルジョーダン役だけで、それはそれでジョーダンの偉大
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劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)

4.0

選挙や選挙演説の楽しみ方入門編としてとても良いのではと思う。面白おかしくながらも選挙で起こっていた事の一部分をしかと記録されていてお二人の解説解釈がより分かりやすく教えて頂き考えさせられた。お二人のコ>>続きを読む

エスパイ(1974年製作の映画)

3.3

えらいごちゃごちゃしていた気がする。
最後急にまくった感がある。
結構重要な女エスパイは未だ生きている。別に全て終わらせる必要もないけれども、エロと平和特撮の要素も押さえてある。
でも藤岡弘さんのアク
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吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

4.5

色々とドタバタで滅茶苦茶だけども面白い。
キチンとSFの役割を果たしている。
怪演素晴らしい。最初はマタンゴの二番煎じ感だったがドンドンと強引なドライビングテクニックで見事。
顔アップ多様や最初の墜落
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母と子(1938年製作の映画)

4.3

佐分利信のクズっぷり自由学校に然りしっくり。
ゲス過ぎて笑ってしまう程。人間の愚かさ腹の底にえぐり込んでくるようで釘付けに。
最後は反戦にも感じた。

ガンマー第3号/宇宙大作戦(1968年製作の映画)

4.1

おもろい。最後の感じがなんだか東映っぽくっていい。鶴田浩二さん、高倉健さんに見えて来た。

海底大戦争(1966年製作の映画)

2.8

激ヤバルッキズム至上主義かと言いたくなってしまう。
千葉真一のアクションでなんとか繋がれている感じ。
ちょいと眠い感じがやんわり続く。
でもところどころこれって次の世代へと続いているところもあるのかと
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嵐の中の男(1957年製作の映画)

3.4

三船さんの男らしさ○小堀明男さんとの対決というのも良い。珍品小品といったところか、おバカカンフー映画みたいな感じなところも良い。
赤心会という極左?グループに民衆の味方を装う強盗集団じゃねえか。と三船
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懲役太郎 まむしの兄弟(1971年製作の映画)

4.4

超面白い。前の人が笑い屋さんみたいで釣られて笑った。自分が観た作品で好きな中島貞夫さんの映画に通じているテーマのようなも主要に流れていてそれが上手くはまっている気がして良かった。音大きめで観た方が良い>>続きを読む

あした来る人(1955年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

洲崎パラダイスの前話と考えて観たらとても面白い。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.8

レベチ、モノホンのフィルムメーカー。マジでオススメ。

マタンゴ(1963年製作の映画)

3.7

最後が久保明の後悔がニクい演出。
原子力へのアンチがやはり底辺に流れている。怖さへの迫力の演出が光っている。
語り継がれる感じがある。

美女と液体人間(1958年製作の映画)

4.6

これは面白い。
チカコずっと目眩してる。
ほぼヒモ男の情念が東京一画を炎上させた噺。

本編とは全く関係ないけれど見終わったら板チョコ溶けていた。

透明人間と蠅男(1957年製作の映画)

2.7

お洒落。でもなんか色々と雑な気がする。そういうとこも含めて観てしまうんだけども、奇怪な作品とすら感じる。

大映ってそういう感じの魅力とかやっぱあるんかな思ったりした。

博徒七人(1966年製作の映画)

2.7

「用心棒」にはならないようながら、どうしても西村晃さんとの感じもどうしてもちょっと感じてしまったりする。とにかく色々と無茶苦茶、結局はやっぱり鶴田浩二さん主演のジャパニーズ西部劇とは変な言い回しだけど>>続きを読む

解散式(1967年製作の映画)

2.7

解散式それは家族との事だった気がする。
何となく何となくちょっとずつ進んでいく泥舟みたいな話。
自分が命張って手に入ったシマ。出所したあとにまた命かけて一人で守り抜く話。でも結局は誰かがテコ入れるだろ
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獣人雪男(1955年製作の映画)

3.7

モテ男の大罪。
身分相応でないヒトを好きになると一種族が滅ぶという教訓。
また寂しいからといって女性をさらってはいけない。そしてキノコを食べてはいけないというマタンゴに通じる流れ。
映画だった。

座頭市血煙り街道(1967年製作の映画)

4.0

絵師が残した子どもを届ける噺。
近衛十四郎さん出演回。それで監督三隅研次さんは絶対観るっきゃないっしょ。
やっぱり勝新太郎さんは正真正銘のスタアだなあと改めて思い至った。ジャパニーズアクションムービー
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透明人間(1954年製作の映画)

3.3

今の時代に生きる自分でも無能な能無しの私には不思議に思えて楽しい。ドヤ感あるけどCGみたいに突き抜けてないからか嫌味を感じない。
何より最初から最後までオシャレ。

クレージーの 無責任清水港(1966年製作の映画)

2.6

いわゆるクレイジー映画。植木さん谷さんコンビ系
一応テーマ的なものが多分親分に従い子分達は日々良い思いもせずに親分に命をかけている義理人情は洒落臭いのかといったものか。
追分三五郎は確かにあれくらいの
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人生劇場 飛車角(1963年製作の映画)

3.2

義理人情にかまけてこれでもかと意地を通す侠客の噺。もはや侍と思わざるを得ない程。自分の愛する女を振り払ってまで突き通す姿は任俠中毒者と思えた。佐久間さんや女性の感じが多分現代的にはコンプラに引っかかり>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

荒川辺に住んでいる者にはわかるたまにあるあの臭い日、人工河川の流れるあの町のいつもどこか曇りがちで憂鬱な空気が流れる日々、どこかに希望を見出さねばやっていけないけれども、ふいと嫌になってくる時はやって>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

一生通る事ないと思っていたがこの何年か食わず嫌せず世間と迎合キャンペーンで観に行った。
120分とは思えない程楽しめた。泣かせる演出。クライマックスで無音のシーンに入る瞬間、絵に描いたように斜め後ろの
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ウォーターメロンマン(1970年製作の映画)

4.0

敬意を払う映画。
白人至上主義の男がある日、黒人になる噺。
発想が面白く言おうとしてる事もイエローマンキーの私にも多分にわかる(つもり)、それを分かりやすくおバカに威勢よくやってくれるので面白いのだけ
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イシュタール(1987年製作の映画)

4.1

サイコーおもろい。
砂漠で撃ち返すシーンは思い出したら涙流れるくらい良かった。素晴らしい映画体験。ゴタクは要らねえ。
バチくそサイコー。
ラジー賞って栄誉ある賞なんだなあと思い知った。

人生劇場 続・飛車角(1963年製作の映画)

3.5

出所した一本気の侠客がその性格故に流されて揉まれていく大スペクタル侠客活劇といってもそこまで立ち回りがあるわけではないがそんな風に言ってみたくなるこの男のスケールがデカい感じがある。
時々冷静に考える
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