共通の記憶のない関係性を立ち上げる記録
「届ける」を軸に置いた迷宮に、一緒に迷い込む
おばあちゃんが作ってくれる栗の渋皮煮美味しいんだよなあ
もう作ってもらえることはないから、缶詰にした最後のひとつ、まだ取っておいてある
知らない街に行って1人で飲み屋に入ってそこで隣になった人とまったくの嘘の経歴で喋るということをたまにやるけど、戸籍変えるところまで行かないように気をつけよ
海沿いって蝉は五月蝿くないのかな?
“ひと夏モノ”でも、「またね」がちゃんと機能している綺麗なお話
とても意味のある前日譚
「怒りのデスロード」での、フュリオサの怒りや行動原理がちゃんと理解出来るし、本作を通すことで前作だけでは見えなかったものまで見えてくる
座っている席から走ってスクリーンに飛び込んで、杏の手を握ってあげたくなった
どこにもいってしまわないように、握り続けたかった
スクリーンの外にもたくさんいるはずの彼女を忘れないでいること
傾いたツリーと『自省録』
燃えるチェリージュビリー
道を走ればボストンに着くし
眠りについたら明日が来る
見えるものは見たいものだけ、聞こえるものは聞きたいものだけ
それでも壁の向こうもこちらも、人間である、なんてことを思うのは、ここが2024年の日本だから
「秘密がない家族」という蓋を被された秘密は、より一層ゾクゾクしちゃうかもしれないね
会話をしてわかること、会話をしてもわからないこと
夫婦の歩む道は山あり谷あり
2回目、作業用流し見備忘録
“行って、帰ってくる話”が好きなのは、わかりやすい変化があるのに表現が無限だから
14歳の無垢な少女が"染まっていく"様を描いたソフィア・コッポラも、演じたケイリー・スピーニーも見事だった
10歳年上の人に対して「彼には私の支えが必要なの」と少女に言わせる、愛という残酷さ
あれが裁判になる怖さ、裁判を始めた以上判決を出さなければならない怖さ
50Centとスヌープ(・ドッグ)の示唆的な感じ
エイダがピアノに(もしくはピアノがエイダに)憑いてしまったかのような表現
最後にピアノと物理的に離れることが出来てようやく、自分の言葉を再度持とうという気持ちになれたのかな
このレビューはネタバレを含みます
豪華客船、富豪の遺産相続問題から発生する殺人、医者への家族からの復習、浮気からの恋愛と要素盛り込みまくりなので、1本通して注目すべきところが宮崎あおいと吉沢亮の素敵なビジュアルしかない
冒頭のヤバイカーチェイスとクライマックスのヤバイ戦闘シーンで爆笑出来るし猫がかわいいのでオールオッケーって感じ!
死んだ人が活き活きとしてゆくのは本当に良かったなと思う
テレビは流れるもの、映画は残るもの
母と娘、どんなに良い関係でも悪い関係でも、ひとつの事を同じ目線で見ることってないんじゃないかな
主人公が、心身ともにジェーンの一員になっていく過程にある葛藤の描写がさっぱりしているので、自分だったらどう考えて行動するか?を想像してしまう作品
どちらが良い、どちらが悪いではないはずなのに、ルールと>>続きを読む
寄せては返す海の波と同じで、辛くてどうしようもない気持ちと、人に優しくできる気持ちは1人の中に同居する
でも、あみ子は波打ち際でしっかり自分の足で立って、自分の意思でおばけに手を振った
子どもの存在の>>続きを読む
漫画の実写化で久しぶりにかなり満足度高かった!
丁寧に原作をなぞりつつ、映像だからこそできる演出や切り取り方は格好良かった!
ただ、杉元のコートは最後まで綺麗すぎない?
隠したいことは隠す、知ってもらいたいことは伝える、それをできるようになると、夜は明けるのかもしれない
友だち、じゃなくてソウルメイト。
どうしたって惹き付け合ってしまう運命の下で、お互いを想い、恨み、慈しむ2人の関係性がどんどん立ち上がってきて圧巻だった。
絶望の下に置かれた時、あなたはどうするか?と問いかけられ続けているような、圧力を感じる説得力