オリオオリオさんの映画レビュー・感想・評価

オリオオリオ

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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.8

ほとんどの場面でオルガは無表情だけど、女性と接している時はぎこちなく笑おうとしてみたり。そこに彼女の幸せの手がかりのようなものがある気がしたけど、性についてはオープンにしづらい時代背景もあったのかな.>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.8

紀里谷監督の作品を観るのは初で、あらすじだけ目を通してなるほどどんな感じのお話だろうという程度で観ました。
結果観れてよかったです!作品のテーマというか伝えたいことは理解できたと思いますし、映像や演出
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

原作を読んでいたので設定や展開はある程度頭に入っていましたが(忘れてるところもチラホラ)、それでも思っていた以上に胸にささりました。原作読んでなかったらちょっと理解が追いつかないところもありそうな感じ>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

哲学的でもあり宗教的でもあるけど、何かにつけて意味を持たせたがる人間臭さ。サスペンス感よりもそれを感じました(ビクってなる場面もありますが...)
で、映像とか全部ひっくるめてアートな感じが印象に残り
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.8

ストーリー的には特別おもしろい展開ということはなかったけど、クリスチャン・ベールの自在ぶりが発揮されてました。役作りや演技の振り幅の広さみたいなものが感じられて、あれこんな感じだったっけ?って作品ごと>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

幸せのかたちは人それぞれ。
アダの存在やラスト含めつっこみどころは沢山ありますが、よくよく考えてみると、なるほど、いやでもなんか、、まぁ答えなんてなくていいのか、、みたいな。
感想も人それぞれでしょう
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百花(2022年製作の映画)

4.0

人には見せられない日記。認知症になるって、日記に隠してた言葉や気持ちを人にさらしてしまう結果になることも...あるのかな。そこにあるのはきれいな話ばかりではないんだろうけれど。菅田さんの背中の演技、原>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

あらすじだけ見て予告編など見ずに観賞しました。
時々入ってくるシィちゃんの笑いのシーンが違和感というかすっきりしなくてモヤモヤしてしまいました...
もう少しもう少しと思いつつ最後まで入り込めずなんか
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

ストレートに気持ちを伝え続ける岬、神様に救いを求める一花、その2人と向き合いながら自分の答えを探す多田、美樹に現実を突き付けられる亮介(笑)、それぞれ愛なのに...のあとに何を思うのか。。
現実だった
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

人の価値ってなんですかね。価値とか考えること自体間違っているかもしれませんが。いや、社会に貢献することが価値だとしたら、それができないから年齢で線を引かれるのか。映画では生死を選ぶ側、その制度に携わる>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

苦しさとか寂しさとかもどかしさとか、いろんなものが伝わってきて泣けてきました。
人は考えたいように考えるのは普通のことで、分かって欲しくても伝えられないこともあるから、みんなが納得して前に進めるなんて
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

推理力が乏しいおかげで、展開ごとにおお、おお、という感じで観ていました。。

残酷な描写もありますが、重いテーマだと思います。元を辿れば榛村も被害者たちも過去につらい経験をしていて。
幼い頃なんて親が
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

過去を思い出すような時系列でストーリーが進んでいきます。過去のあれこれは吹っ切れたと思っていても、ふと思い出した時にまだ引きずっていたり縛られていることに気付いたり。
そういうのって時間が解決するのか
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とんび(2022年製作の映画)

3.8

原作は読んでいませんが重松さんらしい家族愛が描かれている作品で、あれ?何か見たことあるような...と思ったら以前ドラマでも放送されてましたね。それにしても阿部寛が盛りだくさんで、阿部寛好きとしては満足>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会 4K ニューマスター版(1994年製作の映画)

4.1

初めて観ました。フォレストガンプは人の名前だったんだというところから始まり、登場人物たちの人生の絡みや国の歴史背景がありいろんな感情になりました。ずっと観ていられるしまた観たくなりました。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

ルビーと家族それぞれの二人だけの場面が印象的。娘を理解しようとする父親、娘が生まれた時の気持ちを伝えた母親、ちょっと悪者役を演じて妹の背中を押した兄。あとV先生のキャラがよかった!そして下ネタが多めな>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.2

あまり内容分からずに観たのですが素晴らしかった!映像観てるだけで楽しい。最初から最後まで目が休まらなくて字幕見るのがもどかしかった... 一時停止してじっくり観たいところがありすぎた!風刺が効いてるの>>続きを読む

シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―(2021年製作の映画)

3.5

リックもロスも何かに没入すると周りが見えなくなるところは似た者同士という感じだった。2人とも才能があってその生かし方が良くなかったりするんだろうけど。しかしアナログ人間がサイバー犯罪課に異動させられた>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

なんだろうファッションサスペンスホラーみたいな... 映像も良くて釘付けになってしまったけど、なんか色々凄かったです!怖かった!

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

タイトル通りの内容かと予想してましたが、そうではなかったですね!20年以上前の作品とは思えないくらい違和感なかったです。抱えてる問題は変わらないのかな...
当時は時代背景もあり物議を醸したようですけ
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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

4.0

デインは友達のために自分の人生の時間を費やせる人。マットたち家族に心を救われた過去があったんだけど、そこに至るまでのデインのうまく生きられない感じとかってすごく分かる。そんなデインをからかう人に対して>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

そこまで感情移入できなかったのはみんな良い人すぎるからか、、でも感動しました。

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

泰久が幹ちゃんをまもる理由が最後に分かる。冒頭の泰久の叫びは自分に対しての感情だったんだろうな...

ひらいて(2021年製作の映画)

3.8

女性作家さんが書く女性心理が好きなのですが、綿矢さんが書く女性の闇とそれを表現した役者さんの演技に惹き込まれました。めぐりめぐって沼から沼へみたいな人間関係とか、すんなりとは終わらない様がよかったです>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

拷問とか強要ってすごく嫌な言葉なんだけど、政府から9.11に関する容疑で圧力かけられたら、真実じゃなくても自白するしかないんでしょうね。大変な状況の中、モハメドゥもナンシーもスチュアートもよく信念を貫>>続きを読む

草の響き(2021年製作の映画)

4.0

人の気持ちって分からないし、自分の気持ちさえよく分からず説明できない。で、自分のことでいっぱいいっぱいになると、支えてくれてる人のことまで考えられなくなってしまう。
ラストの和雄の表情は何を思っていた
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.2

よかったです。好きな感じでした。サイモン激しいんだけど土台には音楽があって、パティにとってはシンデレラストーリー的でもあって。笑える場面もあるし、サイモンがパティに時々いいこと言ったりして感動してしま>>続きを読む

キャンディマン(2021年製作の映画)

3.8

人種差別、昔も今も根深い。繊維のシミを例にしてたように、表面上は見えなくても完全には無くならないという。最初ホラーのつもりで観てたものの、メッセージが詰め込まれていたし、映像がすごく印象的だった。個人>>続きを読む

マイ・ダディ(2021年製作の映画)

3.9

一男とひかりには血縁関係が無かった。でも江津子が他界してしまった今、彼女に過去を確かめることができない。その中で一男は自暴自棄になりながらも、ひかりを助けるためになりふり構わない行動にでる。3人とも苦>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

どっち側かってことだけど、自分の中の正義があったとしても、きっと自分の場合は会社に言いくるめられてしまったり、めんどくさくない方を選択していくんだろうな。。彼女は信念がある人ですばらしかったけど、人生>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.1

投げ出しそうになりながらも撮り続けたユージンにとって、モチベーションになったのが写真家としての本能なのか人としての気持ちなのか分からないけど、アイリーンの存在は大きかったんだろうなと思う。水俣の人の気>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.1

気付かれないように隠してる
それでも気付いてあげたい
そう思える人が子どもたちを救えることがあるだろうし、その気持ちに心を動かされる人がいると思う。鍋のあとの2人のように何かが動き出すのでは。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.1

今頑張ってることが未来では無意味かもしれない。気持ちを伝えたい人がいるけどもうお別れの日が。。じゃあ今やってることは無駄なのか?! 青春を捧げてる毎日は何になるの??
そんな中でも未来の巨匠は個性豊か
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.5

うーん。
退屈では無かったけど予想を超えてこなかった感じ。

空白(2021年製作の映画)

4.1

息苦しかった。。
事が起こってしまうと、苦しみが連鎖するようにみんなが追い詰められて。
花音自身も複雑な環境に置かれて、家でも学校でも苦しかったんだろうな。要領の悪さを先生に指摘される場面は気持ちが分
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

たらればの話になってしまうけど、あのとき違う選択をしてたら...なんてモヤモヤは日常だし、そうやって過去を引きずってる最中にも次の選択をしなきゃいけない。
どうなっても自分は自分だし、良かったのか悪か
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