物語を進める上で無駄に思える演出があるんだけど、合理的なことに逆行してでも貫き通すティム・バートンの表現が好き。それが個性で芸術なのだと思っちゃいます。プリンスの曲は三曲くらい流れる。
「I Will Always Love You」がドリー・パートンのカヴァー曲だと初めて知った。映画を観た後に調べたらパートンはその印税をナッシュビルの黒人の人が多く住む地域の支援に使ったという。音楽>>続きを読む
シガニー・ウィーバーがかっこいい。次から次に起こる展開にハラハラして声出た。
映像が幻想的なら久石譲の音楽も幻想的。と思えば、尾道の景色を見せられながら辛い現実に引き戻される。
笑いには音楽と破壊と再生が必要なのね。ピアノがハープに変わるのは理にかなっている気もしたりした。
大なり小なり決めつけが差別へと繋がっていること、それが社会のそこかしこにあることを知らなければならない。と、訴える映画だと思う。
ワイズ・ブラッドのお気に入り(https://www.roxycinemanewyork.com/stories/freaky-film-series/)と知って観た。『タクシー・ドライバー』の脚本家>>続きを読む
ジョン・ウォーターズのバッド・テイストには色んなレイヤーがある。L7が登場する。
ジョン・ウォーターズのメジャー・デビュー作品。コメディでありミュージカルであり、黒人差別反対とボディ・ポジティブをテーマに撮った映画だと思った。1987年製作、だいぶ先を行っていた作品じゃなかろうか。>>続きを読む
頭ぶつけたら性欲爆発する。次に頭ぶつけたらセックス嫌いになる。この設定で最後まで引っ張れる映画なんて他にないです。馬鹿と天才は紙一重と言いますが、ジョン・ウォーターズがどちらであってもいいし、どちらで>>続きを読む
ここまでパッチワークされると清々しいし、あんまり文脈ない映像のつぎはぎにも意味があるんじゃないかと思っちゃう。
権力と金の暴走が暴力や戦争を引き起こすことにどう抗議していくか、どう作品で語るか。問いに向き合うアメリカの作家や俳優の姿勢が示されていた。こういう芸術の積み重ねが、この国の自浄作用へと結実しているはず>>続きを読む
チリ出身の監督パブロ・ララインが外側から見た、アメリカ『ジャッキー』(2016)、そして今回はイギリス『スペンサー』という気がした。ジャクリーン・ケネディに続いてダイアナ・スペンサーの見えざる部分にス>>続きを読む