池田ビッグベイビーさんの映画レビュー・感想・評価

池田ビッグベイビー

池田ビッグベイビー

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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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キリスト教のモチーフ云々という解説を見ても、私の生活に根差すものが無いから正直しっくり来ない。

しかし日本でも、垢から生まれた力太郎が化物を倒したり、桃から生まれた桃太郎が鬼退治をしたりと、人間の生
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

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数年前に入管問題を知ってから、品川の入管に足を運ぶようになった。

収容された人々が置かれる劣悪な環境を知ってから、何かできないかと思って通い始めたが、できることは日用品の差し入れと、話を聞くことくら
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

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アニメの知見が全く無いのと、マスを取りに行く数字至上主義的な業界に興味がないから「ふーん」って感じで前半は見ていたけど、後半はあらゆる「モノづくり」に通ずる作り手たちのアツい思いが見れてすごく良かった>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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下町のほうってあまり馴染みがないけどなんでグッとくるんだろう?

誰の心にもあるノスタルジアを丁寧に描いていた。

ある男(2022年製作の映画)

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事件を追う人物が、その事件の構図をメタ的に見た結果、自身のアイデンティティや存在に疑念を持つ、みたいな展開は「凶悪」っぽいなと思った。
終盤のチープさがちょっと残念。

さがす(2022年製作の映画)

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途中までヒューマンドラマかと思って見てたらサスペンス的な脚本で飽きなかった。

伊東蒼さんがシスターに唾吐くシーンが好き。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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ド直球な恋愛映画。
もっとキモい展開を期待してた。
PTAっぽくないかな。

さかなのこ(2022年製作の映画)

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最高のキャスティング。

「私はこれをやっていくんだ!!」
ではなくて
「ナチュラルにそれしか見えない人」
としての演技がすごく良かった。

一貫してファンタジーな世界観なのも心地よい。

流浪の月(2022年製作の映画)

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業界のコンプラ的な制約が却って作品内のキャラクターを形成する基盤になっている。
そういう意味で、ロリコンの99%は性的消費が目的だと思うけど、子どもを被害から守ってあげたいという気持ちで保護(?)して
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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『RAW 少女のめざめ』の監督ということで、徐々に狂気に走っていくのかと思ったら逆だった。のっけから不快指数高い。

ただ作品としては圧倒的にこちらの方が好み。
素晴らしかった。

主人公の女性はもは
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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ジョーダン・ピール監督作品らしい不気味さ、スリラー的な描写を楽しみにしていたら全く違うテイストだった。
これまでの作品のように人種がわかりやすく主題に据えられているというわけでもなく、話の筋はかなりシ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

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タイムリープというジャンルにおけるタブーが何度か起きているが、それでも劇的な展開は起きない。
時間という絶対的な軸を逸脱しているというチートの醍醐味をあえて封印して、「些細な変化」をテーマにすることで
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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可愛い女子高生が殺し屋っていう誰でも好きそうな表裏の設定。
案の定ある程度は面白かったけど、メイドとかケーキの描写が演出過多に感じられて、「安易にハマらないぞ」っていう頑固な気持ちで見てしまった。
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

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子どもの頃に自分だけが見える世界。
一方でそんなこと関係無しに進んで行ってしまう現実世界。
あみ子の場合はその「2つの世界」が接点を持たないまま、小学生から中学生になっていく。
多くの人が「2つの世界
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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ホアキンフェニックスと甥っ子の関係が主に描かれているけれど、中心にあるのは母親からの目線であるのがマイクミルズ監督らしいなと思った。
一番近い存在なのに、分かり合えそうで難しい。不明瞭な愛にもどかしさ
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犬王(2021年製作の映画)

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ミュージカルアニメーション映画。
ジミヘンやクイーンを彷彿とさせる楽曲で室町の人々を熱狂させる。
音楽担当はノイズやフリージャズのイメージがある大友良英さん。
時代を超えて普遍的な音楽が持つ力を、ウッ
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アス(2019年製作の映画)

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ゲットアウトに比べるとメッセージ性云々を抜きにしてもサスペンスとして楽しめた。
声がすごくてブアっと鳥肌が立った。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

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20分という尺にまとめられ、無駄な描写や会話がなく、重厚な見応え。
毒蛇の話は父親が息子に色々尋ねる構図だったなと見終えてから思い返す。

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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ハリウッドでの凋落と幻想。デヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』を彷彿とさせる。
「人生の”失敗編”を生きている」「誰もが軽い妄想症に悩んでいる」という会話の挿入が作品を理解する大きな手助けに
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

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めちゃくちゃ金があったら超幸せに生きる自信しか無いからソフィアコッポラの作品にはやっぱり入り込めない。あとセレブの余暇に憧れがない。
そして一番致命的なのがめちゃくちゃ金が入る見込みもない。
今日メリ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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日岡vs上林っていう構図にしては内容がちょっと物足りなかった。
やりたい放題のマル暴が見たい。
シリーズ前作や日本で一番悪い奴らと白石監督の作品の魅力は国家権力の暴走に感じるカタルシスだと思う。
最後
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マザー!(2017年製作の映画)

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アメリカに住んでいた時、誕生日に友達が大勢で祝いにやって来た。
深夜だし皆がかなり酔っ払ってるのがわかったから無視して寝ていたら、彼らが玄関のドアを蹴り破って家に入って来た。
このドアどうすんだよ!っ
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

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もうちょっと裏切りの展開が欲しかったのと、キャラクターの誰にも関心を持てなかったのが残念だった。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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他の作品を観て濱口監督には正直「ポリコレ優等生」的なイメージを抱いてしまっていたのと、本作に対しての世論に自分の感情を掻き乱されたくないという理由で距離を取っていたけれど、重い腰を上げて鑑賞。
素晴ら
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ザ・コール(2020年製作の映画)

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未来を変えられる設定という時点で可能性も無限。最後まで展開が楽しみだった。
主人公はあくまで電話の受け手、自分から発信できないもどかしさにドキドキした。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

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クールでいたい中学生が「一歩踏み出す勇気」「ありのままで生きること」といった真摯なテーマで動画を作っていることに胸を打たれた。
俺だったらいいね稼ぎにいっちゃうな。
生粋の陽キャYouTuberだから
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メランコリック(2018年製作の映画)

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想像以上に青春要素強かった。
当事者なのに現実味を感じられない甘さとか弱さみたいなの自分も時々あるからちょっと見てて恥ずかしくなった。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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科学的な分野がイデオロギー化されていくのって不思議。
そこには哲学や思想から離れた解があると思うのだけれど、それが報道の過程で霞んで見えなくなったり、コミュニティ間で分断が生じたりする。
現実世界では
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

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「オッドタクシー見た?」
この一年で何度聞かれただろうか、、その度に未見であることにちょっと負い目を感じていたのだけれど、ようやく劇場版を鑑賞して来ました。
面白かった。でもアニメを見ている人からする
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

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巨根男優の栄枯盛衰。
それだけにちんこはモザイク無しで見たかった。

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